MMCX

【2018年版】MMCXイヤホンをワイヤレス化!MMCX接続対応Bluetoothケーブル全16製品まとめ

有線イヤホンをMMCXでBluetooth化する

iPhone7のイヤホン端子廃止以降、Androidでもイヤホン端子を廃止する動きが強まっています。こうなると、

  1. 変換アダプタを介して従来のイヤホンを使い続ける
  2. LightningイヤホンやUSB-Cイヤホンのような高音質なイヤホンに買い換える
  3. Bluetoothイヤホンに買い換える

と言った選択肢が生まれます。もし、手元のイヤホンがMMCXなどの脱着式の機構を備えていれば、これらの用途に合わせた換装が可能になります。

そして、その要望に応えるように、市場にはMMCXイヤホンをワイヤレス化するためのアダプタ、ここでいう“MMCX接続対応Bluetoothレシーバーケーブル”が脚光を浴びようとしています。(以下、MMCX-Bluetoothケーブル)

MMCX-Bluetoothケーブルの選ぶ5つのポイント

まだまだ数多くはないMMCX-Bluetoothケーブルですが、それでも選ぶべきポイントがいくつかあります。ここでは主な5つのポイントについて解説します。

1. 他社製ケーブルに換装できるか?

SHUREやWestoneといった、MMCXを大々的に採用しているメーカーなら、他社も独自に検証しているケースがあります。しかし、MMCXを採用しつつ「自社ケーブルのみ保証」というメーカーや、MMCXを独自に拡張しているメーカーもありますので、注意が必要です。レビューを参考にしたり、販売店に相談するなどして、お使いのイヤホンが「汎用的なMMCX」になっていることを確認しましょう。

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2. 対応コーデックは合っているか?

Bluetoothイヤホンに付きまとう悪評の最たるものは「音が悪い」です。Amazonのレビューなどを見ると「aptX(高音質コーデック)対応イヤホンを買ったのに音が悪い」などという意見もあります。
しかし、一概に「Bluetoothだから音が悪い」ということでもなく、実はスマートフォンやオーディオプレイヤーなどの送信側と、イヤホン/ヘッドホンなどの受信側で対応コーデックが合っていない場合があります。

最悪の場合、ハイレゾ相当のLDAC/aptX HD対応のイヤホンなのに、SBCで繋がっていたというケースも考えられます(下図参照)。

これらのミスマッチを防ぐには、送信側・受信側のコーデックをあらかじめ把握しておく必要があります。
なお、iPhoneはAACとSBCにしか対応していないため、aptX HDで聴こうとするなら、アダプター等を噛ませましょう(下記レビュー参照)。

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3. バッテリーは十分か?

これはBluetoothイヤホン全般の話ですが、連続再生時間はチェックしましょう。例えば、往復1時間の通勤・通学で使うのであれば、5時間もつイヤホンなら金曜の帰りまで使えます。しかし往復2時間なら、水曜日の帰りに電車に乗った途端にバッテリーが切れて何も聞けないまま過ごす羽目になります。
※最近は、こうした充電需要に備えて、持ち運び用のポーチを兼ねた“小容量”のバッテリーもあります。

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4. ネックバンドタイプか、ケーブルタイプか?

例えばJVCのSU-ARX01BT(下の画像)や、SONYのMUC-M2BT1はネックバンドタイプです。

これらのアダプタはイヤホンを安定させ、タッチノイズを減らしてくれますが、一方でイヤホンを「シュアがけ」をしたい人にとっては、ケーブルの長さが足りず不便を強いられることもあります。この場合は通常のケーブルタイプを選んでおくのがいいでしょう。

5. 価格は適正か?

ここまで読んでいただいて買う気になっていたら、一度冷静になっていただきたいのです。MMCX-Bluetoothケーブルの価格は(ピンキリとはいえ)そこそこ高いです。MMCX-Bluetoothケーブル単体の価格だけでなく、元のイヤホンの価格も合わせて考えてみてください。
そもそものイヤホンが高性能であれば、そこそこ安いMMCX-Bluetoothケーブルでもいい音が鳴ります。OKCSCのように2,000円台で買えるものもあるので、まずは体験するくらいのつもりで買うことをオススメします。

メーカー別MMCX対応Bluetoothケーブル

メーカー別に、MMCX対応のBluetoothケーブルをまとめてみました。

SHURE

RMCE-BT2

Bluetoothバージョン 5.0
対応コーデック aptX HD, aptX Low Latency, aptX, AAC, SBC
連続再生最大時間 約10時間

独自開発のプレミアムヘッドホンアンプを内蔵した、MMCXコネクタ付きのBluetoothケーブル。2018年10月26日発表の、同日発売開始。これ、最高です。価格もそれなりですが、妥協のない最高峰の製品です!詳しくは下記レビューをどうぞ!

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RMCE-BT1

Bluetoothバージョン 4.1
対応コーデック SBC
連続再生最大時間 約8時間

SE210からSE846まで対応する、SHUREの純正品。各イヤホンはリニューアルされ、このケーブルが付属したモデルもあるので、新たに買う人は同梱パッケージもご検討を。2年保証は嬉しいところ。なお、コーデックはSBCにしか対応しない。レビュー記事は下記から。

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FiiO

RC-BT

Bluetoothバージョン 4.1
対応コーデック aptX, AAC, SBC
連続再生最大時間 約10時間

日本発売が発表されてから3ヶ月が経ち、2018年8月下旬に発売が決まりました。新発売にして、5,000〜6,000円台というリーズナブルな価格設定。これはもうMMCX Bluetooth市場を席巻する大ヒット商品になりそうです。

本製品のレビューはこちらから。

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なお、少しでも早く手に入れたい人は、FiiOのハイブリッドイヤホン FH1とRC-BTのセット商品「FiiO RC-BT with FH1」が先行発売しました。FH1は単体でも1万円を超えるイヤホンなので、ダイナミック・ドライバー&バランスド・アーマチュアのハイブリッドに興味のある人には超お買い得なセットです。

こちらのレビュー記事も書きました。

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真相は不明ですが、LDAC/aptX HD対応の「RC-BT Pro」なんてものも計画されているそうですが……(気になる人は調べてみてください)

SATOLEX

BTC-100

Bluetoothバージョン 4.2
対応コーデック SBC
連続再生最大時間 約8時間

ホシデンの子会社・サトレックスのBluetoothケーブル。ケーブル長が1mと、比較的長めになっており、取り回しがしやすそうです。コーデックはSBCのみの対応。同社製イヤホンで唯一のMMCX対応イヤホン Tumuri DH303-A1との組み合わせが考慮されています。2018年7月30日発売。

ELECOM

LBT-HPC1000RC

Bluetoothバージョン 5.0
対応コーデック aptX HD,LDAC, aptX, AAC, SBC
連続再生最大時間 約6時間

2018年6月に発売された、エレコムの意欲的なMMCX-Bluetoothケーブル。Bluetooth5.0で、ハイレゾ品質のaptX HDとLDACの両コーデックに対応しています。お値段もそれなりですが、スペック的には死角がありません。本製品のレビューは下記から。

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radius

HC-M100BTK

Bluetoothバージョン 4.1
対応コーデック aptX, AAC, SBC
連続再生最大時間 約9時間

MMCX対応のハイレゾイヤホンをはじめ、iPhone用のLightingイヤホンやポータブルアンプをリリースしているradiusのBluetoothケーブル。コーデックはaptXまで対応しつつ、実売でも税込で8,000円台を実現した価格バランスの良い、リーズナブルな製品。SHUREのRMCE-BT1同様に、襟元にユニットをクリップできる。

JVC

SU-ARX01BT

Bluetoothバージョン 4.2
対応コーデック aptX, AAC, SBC
連続再生最大時間 約7時間

JVCのネックバンドタイプ。独自のK2テクノロジーで高音質化をはかっています。
レビュー記事はこちらから。

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MEE audio

BTX1

Bluetoothバージョン 4.0
対応コーデック aptX, AAC, SBC
連続再生最大時間 約7時間

ブラックばかりのこのカテゴリーにおいて、クリア(実質ホワイト)モデルとブラックモデルで2色展開しているのは珍しい。定価で7,020円という低価格スタート。音もいい。
レビュー記事はこちらから。

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SONY

MUC-M2BT1

Bluetoothバージョン 4.1
対応コーデック LDAC, aptX, AAC, SBC
連続再生最大時間 約7.5時間

SONYはMMCX対応とは言わず、XBAシリーズ専用と言っているので、その辺の事情はお察しください。

WESTONE

WST-BLUETOOTH

Bluetoothバージョン 4.0
対応コーデック aptX, AAC, SBC
連続再生最大時間 約8時間

SHUREと同様に、製品のほとんどをMMCX対応でリリースしているWestone。同社の純正Bluetoothケーブル。2016年にはリリースされており、この分野では先駆者と言える。

MacaW

MW-TE10

Bluetoothバージョン 4.1
対応コーデック aptX, SBC
連続再生最大時間 約8時間

MacaW(マカウ)のBluetoothケーブル。高音質コーデックのaptX対応ながら、5000円台という低価格に抑えた製品。2018年7月20日(金)発売。

LEAR

BTC-01 MMCX

Bluetoothバージョン 4.0
対応コーデック AAC, SBC
連続再生最大時間 約3時間

WestoneやSONY同様、早い時期からリリースされていた本製品、発売当時からリーズナブルな価格ではあったものの、他社製品と比較しても連続再生時間が際立って短すぎるのが残念なところ。

OKCSC

ZSBTC-M

Bluetoothバージョン 4.1
対応コーデック aptX, SBC
連続再生最大時間 約6時間

低価格Bluetoothケーブルを数多くリリースしているOKCSCの製品。なんとMMCX以外にも2pinからA2DC、IEなど各種コネクタに対応する製品を出している(詳しくはAmazonの製品ページで)

BTC

Bluetoothバージョン 4.1
対応コーデック SBC
連続再生最大時間 約6時間

こちらもOKCSCの製品でネックバンド型。低価格だけあって、コーデックはSBCのみの対応。

DD4C Bluetooth ケーブル

Bluetoothバージョン 4.1
対応コーデック SBC
連続再生最大時間 約4時間

低価格のBluetoothケーブルの中にあっても、実売約2,000円ととにかく安い。Web上にも多数の好意的なレビューが上がっている。まずワイヤレスにしてみたい、という程度ならまずこれを。レビュー記事は下記から。

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TRN

BT3

Bluetoothバージョン 4.1
対応コーデック SBC
連続再生最大時間 約7〜10時間

このメーカーはよくわからないのだけど、連続再生最大時間が「7〜10時間」と明記してあって、若干の不安が残る。

まとめ:MMCX-Bluetoothは今後どう進化する?

LDAC/aptX HD、さらなる高音質化へ

Android 8.0からハイレゾ品質のコーデックであるLDACとaptX HDが標準で載せられることになり、今後、Bluetoothイヤホンの高音質化が進みそうです。高級イヤホンに採用されることが多いMMCX対応製品でも、これらの採用は当然行われるはずなので、高音質化が急速に進むのは必然と言えるでしょう。

なお「Android 8.0以上=LDAC/aptX HD対応」と誤解されがちですが、8.0にアップデートしたからといって使えるわけではないですし、8.0が搭載されたスマホだからと言って対応しているわけではありません。メーカーごとに対応が異なりますので、必ず確認するようにしましょう。

MMCXで完全ワイヤレスを実現する?

どこかのメーカーにチャレンジして欲しいんですが、完全ワイヤレスユニットが作れるんじゃないかと睨んでいます。

左右それぞれにMMCXで繋がる完全ワイヤレスイヤホンのユニットがあればいいので、野心的なメーカーが発表のチャンスを虎視眈々と狙いながら開発を進めているのでは……と妄想して本記事の締めとさせていただきます。

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都内で働いている会社員です。仕事では、スマホと映画のことだけ気にしています。 半年に一回、趣味で山手線一周しています。一緒に歩いてくれる人募集中!