TRN BT20 レビュー/BT5.0対応!MMCX端子でSHUREのイヤホンを完全ワイヤレスイヤホンにリケーブル!

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既存のイヤホンを完全ワイヤレスイヤホンに変える?!

ワイヤレスイヤホンといえば、世の中は完全ワイヤレスイヤホン一色。2016年はONKYOやApple、2017年はSONYやBOSE、2018年はオーディオテクニカ、ゼンハイザーなど、新製品が発表されるたびに話題になりました。
しかし、完全ワイヤレスイヤホンを発売していないメーカーもまだまだたくさん。有名どころでは、SHUREやAKG、Westone、Beats by Dr. Dreなど(2019年1月時点)。個人的には、BluetoothでRMCE-BT2という傑作を生み出したSHUREが完全ワイヤレスイヤホンを作ったら、どんな出来になるんだろうと楽しみにしています。
https://www.makkyon.com/2018/10/30/shure-rmce-bt2/
で、MMCXなら完全ワイヤレスイヤホンに“リケーブルできるアダプター”を作れば、どんなイヤホンでも完全ワイヤレスになるのではと妄想したことがありました。
https://www.makkyon.com/2018/06/09/mmcx-bluetooth/
そしたら、なんと、実際に作ったメーカーがありました。

INDEX

完全ワイヤレスイヤホン化!リケーブルアダプターの登場!

これこそ、妄想してたリケーブルアダプターだ!というのがTRNのBT20。左右独立したユニットがあり、MMCX端子を持っています。※現在は、下記の後継機種のBT20Sが登場しています。

MMCXだけでなく、2pin仕様のものもあります。

TRN BT20のレビュー

リーズナブルな価格の割にはしっかりしたパッケージでした。シンプルで好感がもてます。

パッケージの写真は、MMCXではなく2pin仕様のものになっていますが、パッケージ側面に対応しているコネクターのチェックがあります。購入の際には間違えないようによく確認しましょう。

内箱はかなり頑丈な紙でできています。シンプルな白いパッケージに箔押ししてあるあたり、高級感が漂いますね。

内箱はさらに見開きのブックタイプになっており、それなりにコストをかけているようです。

TRN BT20以外にはマニュアル・保証書、USBケーブルが付属しています。なお、マニュアルや保証書は中国語と英語の2ヶ国語のみ。

こちらが、TRN BT20。Bluetooth5.0を搭載したオーディオレシーバーになります。

イヤホンをシュアがけできるようになっており、耳に負担にならないようBT20本体はコンパクトで軽くできています。

その軽さは、2つ合わせてもたったの13.4g。

1ユニットあたり7gを切っているので、これにイヤホンを取り付けたとしても、大した重さにはなりません。めちゃ軽です。
さて、2つのユニットが独立しているということは、それぞれ充電する必要があるということ。各ユニットには充電用の端子として、MicroUSBポートがあります。

1つずつ充電するのは面倒ですが、付属のUSBケーブルは、2ユニットを同時に充電するために、2つのMicroUSBに分岐したUSBケーブルが付属しています。

そして、TRN BT20の最大の特徴は、イヤホンとの接続端子に汎用のMMCX端子が採用されているところ。

このMMCXを採用したイヤホンであれば、どのイヤホンでも左右に独立した完全ワイヤレスイヤホンに変えることができます。

それでは、実際にイヤホンを取り付けて試してみます。

SHURE SE425を完全ワイヤレスイヤホンにする

取り付けといっても、MMCX対応イヤホンを持っている方ならいつもリケーブルしているようにするだけ。これでSE425を完全ワイヤレスイヤホンにすることできました、マジか!

ケーブルもシュアがけするようカーブしていますし、Bluetoothユニットが耳の後ろでバランスを取る形になっているので、すぐ外れるようなこともなく、かえって安定性が増しています。

付け心地は悪くありません。完全ワイヤレスイヤホンの利点の一つである、ケーブルフリーの利便性がいかんなく発揮できそうです。

iPhoneとのペアリング、左右ユニットのペアリング

TRN BT20は、初期状態ではそれぞれが別々のBluetoothイヤホンとして独立してしまっています(片耳だけでペアリングすることができる)。このため、iPhoneとのペアリングの他に、BT20同士もペアリングさせる必要があります。

各ユニットに一つだけ付いているボタン=マルチファンクションボタンを長押しすると、電源ON→ペアリング開始になります。左右のユニットを同時にペアリング状態にし、青と赤のLEDが交互に点滅するようになったら、左右ユニットのマルチファンクションボタンをカチカチと2回押します。そうすると音が鳴り、ユニット同士のペアリングが完了します。

左右ユニット同士のペアリングはタイミングの問題なのか、なかなかうまくいかず、しばらく英語マニュアルとにらめっこでした。
これで1セットの完全ワイヤレスイヤホンになりましたので、1ユニットだけがペアリング時の青と赤のLEDが交互に点滅する状態になっています。iPhoneのBluetoothメニューから「TRN」を選択して、ペアリングすればBluetoothイヤホンとして使用可能になります。

他のMMCX対応イヤホンに装着

汎用のMMCX端子を採用しているため、SHURE製品だけでなく、他メーカーのMMCX対応製品に換装することもできます。
例えば、私のお気に入りのイヤホンでもある、FiiOのFH1。BA型とダイナミック型のハイブリッドイヤホンです。これも完全ワイヤレスイヤホンになります。

https://www.makkyon.com/2018/08/19/fiio-rc-bt-with-fh1/
それから、日本メーカーのMMCX対応イヤホンとしてはリーズナブルなSATOLEXのTumuri DH303-A1。これも完全ワイヤレスイヤホンに変わります。

https://www.makkyon.com/2018/08/19/satolex-tumuri-dh303-a1/
なんというか、アダプタ1つですごいことになるな!

まとめ

そんなわけで、MMCX対応イヤホンを完全ワイヤレスイヤホンに変えてしまうBluetoothオーディオレシーバーでした。ただ、音質なんですが、同価格帯のMMCX-Bluetoothケーブルと比較しても(iPhoneで聴く限りは)可もなく不可もなくというところ。ただ、BT20の価格帯の完全ワイヤレスイヤホンに比べれば全然音がいい(イヤホンそのものの質がいい)ため、完全ワイヤレスは欲しいけど、それなりに音にもこだわりたいということであればいい選択肢になるでしょう。
https://www.makkyon.com/2018/06/09/mmcx-bluetooth/
もちろん、イヤホンそのものの出来にも左右されるため、SHURE SE425の良さは出ますし、先に挙げたFiiO FH1とSATOLEX Tumuriでは全然音が変わります。
しかし、ちょっとした接続の難しさとか、取り回しが煩雑なところとか、いろいろ挙げればキリがないものの、それらがどうでもいいくらいに「持っていたイヤホンが完全ワイヤレスになる」という体験がすごいので、お財布に余裕のある方はぜひチャレンジしてください!
また、FOSTEXからはMMCXも2pinも自由にリケーブルできる完全ワイヤレスイヤホンが登場しています。お値段は……なかなかのものですが、それだけの価値がある製品です。購入してレビューしましたので、ご参考まで。
https://www.makkyon.com/2019/06/02/fostex-tm2/
本製品とよく似たアダプターがFiiOから発売されていたので、こちらも購入して試してみました。
https://www.makkyon.com/2020/04/04/fiio-utws1/
※下記の製品は、後継機種のBT20Sのものです。

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この記事を書いた人

Webマーケティングを生業にする、どこかの企業のマネージャー。あなたが使っているWebサイトの裏側で出会っているかもしれません。
このサイトは趣味で作っているものなので、仕事内容とは関係がありません。春と秋に山手線一周歩くイベント(ほぼ観光)を主催しているので、気になる方はイベントページを見てみてください。

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