定番になりそう!FiiOのMMCX – Bluetoothケーブル RC-BTをFH1 / SE425 / Tumuriで聴き比べ!

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激化するMMCX-Bluetoothケーブル市場

下記記事にもまとめていますが、イヤホンのケーブル交換が可能なMMCX対応のBluetoothケーブルが熱いです。当初はSONY、Westone、LEARあたりの製品しかなかった同カテゴリも、2017年から2018年にかけて、SHUREやJVC、ELECOMやradius、SATOLEXといったオーディオメーカーも参入してきました。

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同カテゴリの本命か?FiiO「RC-BT」

そんな中、台風の目と目されていたのがFiiOのMMCX-Bluetoothケーブル「RC-BT」。Qualcomm製CSR8645を採用し、再生時間は10時間、AACとaptXのコーデックに対応しつつ、実売で5,000〜6,000円台となる戦略的商品です。

ただ、日本だけ発売が遅れており、2018年4月には日本発売がアナウンスされたものの、待てども待てども発売せず、この8月にようやく発売が決まりました。

なお、RC-BTの単品発売に先駆けて、同社のハイブリッド型イヤホン「FH1」とのバンドル製品が先行発売しました。今回のレビューはこのバンドル製品を用いたものになります。

FiiO FH1のレビューは別記事にまとめていますので、こちらもよろしかったらどうぞ。

FiiO RC-BTレビュー

今回はこのFiiO RC-BT with FH1の中からRC-BTを取り出してレビューします。

FiiOのハイブリッド型イヤホン FH1と接続した状態のRC-BT。耳まわりのケーブルは、シュアがけできるように固定されています。自由に曲げられるかと思いきや、シュアがけが前提の巻き方になっています。ワイヤーではなく、バネのようにしなります。これは賛否両論ありそうですが、使ってみると自然と耳に巻きつくようになるので、すごくフィットします。

バッテリーとコントローラーのユニットは、左右に分かれています。個人的にはSHUREのRMCE-BT1のようなセンターユニットではなく、左右に独立したユニットを持つBluetoothケーブルの方が、移動時のバランスがいいように感じます。それにしても、この技適のステッカーはどうにかならなかったのか……

余ったケーブルは、中央のクリップで調整ができるようになっています。

FH1のレビューでも触れていますが、MMCXコネクタにはLRを識別するための色が付けられています。これはFH1側にもあって、いちいちLかRかを確かめずに同じ色だけを組み合わせればいいようになっています。地味だけど、すごく便利です。

各社イヤホンとRC-BTの組み合わせレビュー

いずれも、iPhone Xとペアリングして聴いてみた結果です。音楽プレイヤーは純正の音楽アプリ(AppleMusicのダウンロードファイル)と、moraアプリ(flacとDSDのダウンロードファイル)を使っています。

FiiO FH1(1BA+1DDのハイブリッド型)と組み合わせてみた

FH1のレビューにも書きましたが、ハイブリッド型の音域の広さが出たのか、とてもBluetooth製品には思えないような音楽を奏でます。通常、Bluetoothで聴くと、音の天井と底を感じる“狭さ”があるのですが、同社製品同士の組み合わせで聴く限りではそのような印象はなく、映画のサントラからジャズライブ、J-POPまで、有線イヤホンに引けを取らない音質で聴かせてくれます。

SATOLEX Tumuri(ダイナミック型)と組み合わせてみた

MMCXコネクタを持つハイレゾイヤホンとしては、非常に低価格な製品である、SATOLEXのTumuri。ダイナミック型の同製品は、元気いっぱいの音を鳴らしてくれ、J-POPなどのボーカル中心の曲がよく似合いますが、RC-BTを繋いでもその特徴は失われず、弾むような音を奏でてくれました。これもいい組み合わせです。

SHURE SE425(BA型)と組み合わせてみた

一方で、繊細かつ重厚な音を得意とするSE425だと、RC-BTでは少し物足りず、SHURE純正のRMCE-BT1と同等といった印象です。これはRC-BTというよりもBluetoothコーデックの限界かも(aptX HDやLDACならまた変わるかも)

使ってみた感想

いいところ

5,000〜6,000円台の製品でここまでの性能が出せれば、大満足の逸品ではないでしょうか。iPhoneで聴いたのでAACコーデックでの聴き比べになりましたが、それを感じさせない音質です。また、音質だけでなく、シュアがけを前提としたケーブルの形状や、MMCXコネクタの色分け、など細かいところに配慮が行き届いていて、とてもいい製品だと感じました。

惜しいところ

惜しいところは2つ。iPhoneで使っていましたが、バッテリーが減ったときの通知が遅いようで、バッテリー低下を知らせるビープ音のあと、10分も持たず電源が切れる。1時間前にお知らせでもあると、余裕持って充電できるのだけど(聞き逃してるのかな?)
もう一つは、すでに触れているけど、技適のシール。かっこ悪すぎでしょ……。まさかこれが日本発売が遅れた原因だったりして。

まとめ

これ、MMCX-Bluetoothケーブルを求めている人には、うってつけの製品だと思います。同カテゴリの定番と呼べる製品がこれまでありませんでしたが、RC-BTはまさにそれ。今後のリファレンスとなりそうな製品です。

そのほかのMMCX-Bluetoothケーブルは下記にまとめています。

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この記事を書いた人

Webマーケティングを生業にする、どこかの企業のマネージャー。あなたが使っているWebサイトの裏側で出会っているかもしれません。
このサイトは趣味で作っているものなので、仕事内容とは関係がありません。春と秋に山手線一周歩くイベント(ほぼ観光)を主催しているので、気になる方はイベントページを見てみてください。

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