FiiO UTWS1 MMCXレビュー/MMCXや2pin対応イヤホンを完全ワイヤレスに換装するBluetoothアダプター

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有線イヤホンを完全ワイヤレスに換装する

ワイヤレスイヤホンといえば、完全ワイヤレスを指すようになってきましたが、音質の向上はまだまだ途上といったところ。高音質な有線イヤホンを所有していたら、完全ワイヤレスを購入するのには抵抗があるかもしれません。

しかし、市場には、既存の有線イヤホンを完全ワイヤレスに換装できるBluetoothアダプターが販売されています。FOSTEXのTM2や、SHUREのRMCE-TW1といった製品ですが、いずれも2万円を超える高級品です。

もっと手軽に扱える製品はないかと探してみたところ……

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FiiOの完全ワイヤレスイヤホンアダプターを購入する

世界的に見ても数少ない完全ワイヤレスイヤホンアダプター。FiiO UTWS1もその貴重な一つです。Bluetooth5.0に対応した、完全ワイヤレスイヤホンアダプター(レシーバー)で、単体では使えません。MMCXに対応したイヤホンが必要です。

FiiO フィーオ UTWS1 FIO-UTWS1-MC Qualcomm QCC3020 Bluetooth 5.0 aptX/AAC/SBC MMCX 生活防水 通話用ノイズキャンセリング TWS+ 耳掛け型 連続再生時間8時間

FiiO UTWS1には、MMCXと2pinに対応したモデルがあり、日本ではMMCXに対応したモデルが販売されています。※本記事で紹介している製品は、Aliexpressで先行して購入した輸入品です。国内販売分とは異なる場合があります。

FiiO UTWS1をレビュー

パッケージは非常にコンパクト。製品写真がシンプルに載せられています。イヤホン部分がグレーアウトしていることから分かるように、本製品には付属していません。

内容物としては、キャリングケースに充電用USBケーブル、UTWS1の左右ユニット、マニュアルとなっています。

こちらがFiiO UTWS1です。FiiO製品らしく、左右がカラー分けされていて(L=青/R=赤)、イヤホン換装時にLとRを確認しなくていいように出来ています。

ユニットは非常にコンパクトに出来ていて、操作系はマルチファンクションボタンが一つあるのみです。

ユニット一つあたりの重量は6.7gしかなく、これにイヤホンを換装しても、大した重さにはなりません。

今回はMMCXで換装可能なSHURE SE425を接続してみました。MMCXコネクタで接続するだけなので、特に面倒なことはありません。

FiiO UTWS1+SHURE SE425の組み合わせでも総重量は18.4gと、20gを切る軽さです。

これで、SHURE SE425を完全ワイヤレス化できましたが、よくある完全ワイヤレスイヤホンと大きく異なる仕様があります。それは……充電ケースの有無です。

充電ケースはなし、二股のUSBケーブルで充電を行います

完全ワイヤレスイヤホンといえば、充電ケースとイヤホンがセットになっていますが、FiiO UTWS1には充電ケースは存在せず、充電ケーブルのみが付属しています。充電端子はMicro USBです。

実はこのMicro USBケーブル、根元では1つのUSBコネクタに繋がっている、二股のケーブルなのです。

UTWS1の左右のユニットの下部にMicro USBポートがあるので、そこに接続します。下の写真のような接続になります。USB-ACアダプターは一般的なもので構いません。

1週間に1回程度だとしても、充電は正直なところ……面倒な作業ですね。

FiiO UTWS1をiPhoneに接続して聞いてみた……音質は?

iPhone 11 Pro Maxとペアリングして聴いてみました。音質の評価としては「悪くない」といったところ。5千円程度で買える完全ワイヤレスイヤホンとして考えれば、十分な音質ではあります。

SHURE SE425の性能を活かしているとは言い難いですが、解像感はあります。足りないのは音圧です。迫力に欠けるので、聴きごたえはもう一歩欲しいところです。

もう一点、気になったのは電波強度です。満員の通勤電車のような、電波的に厳しい環境だと、左のユニットがブツブツ切れることがありました。

右のユニットは切れないので、スマホとの通信はおそらく問題なし。右のユニットから左のユニットに伝送する電波が弱いのでしょう。完全ワイヤレスイヤホン全般に付きまとう問題ですが、UTWS1は弱い方に入ると思ってよいでしょう。

まとめ

音質に加えて、充電ケーブルなど、考慮しないといけない問題はたくさんありますが、それらを差し置いても、ふだん使っている有線イヤホンを完全ワイヤレスイヤホンに換装できるという点は、何ものにも替えがたいメリットです。

予算に余裕がある方は、FOSTEX TM2やSHURE RMCE-TW1がオススメです。

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この記事を書いた人

Webマーケティングを生業にする、どこかの企業のマネージャー。あなたが使っているWebサイトの裏側で出会っているかもしれません。
このサイトは趣味で作っているものなので、仕事内容とは関係がありません。春と秋に山手線一周歩くイベント(ほぼ観光)を主催しているので、気になる方はイベントページを見てみてください。

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