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Bose QuietComfort Earbuds レビュー/抜群のノイズキャンセリング性能……AirPods Pro対抗の本命が登場!

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2020年の完全ワイヤレスイヤホン市場はノイズキャンセリングが主戦場

2019年に登場したAppleの完全ワイヤレスイヤホン・AirPods Pro。世の中を驚かせたのは、周囲の音を無にするノイズキャンセリング機能と、イヤホンを透過する外音取り込み機能でした。

各社の完全ワイヤレスイヤホンは、この圧倒的なノイズキャンセリング機能と戦わなければならず、AirPods Proと比較され続けることになりました。しかし、いずれのイヤホンもAirPods Proには及ばず、あのメーカーの新製品に期待が寄せられることになります。

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BOSEから新作の完全ワイヤレスイヤホン登場!

そして、ついにノイズキャンセリング製品の雄・BOSEから完全ワイヤレスイヤホンの新製品「QuietComfort Earbuds」が登場しました。製品自体の発売は2019年から予告されていましたが、ようやく登場したことになります。

QuietComfort Earbudsには、トリプルブラックとソープストーン、ストーンブルー、サンドストーンの4カラーバリエーションがあります。今回はソープストーンを購入しました。

Bose QuietComfort Earbuds レビュー

こちらがBose QuietComfort Earbudsのパッケージ。

初代の完全ワイヤレスイヤホンSoundSport Free wirelessから3年、いやがうえにも期待は高まります。

パッケージの一番目立つ場所に書かれた「NOISE CANCELLING」の文字。BOSEの自信の表れとも言えます。

ブラックの内箱に帯を巻くようにラベリングしてあるので、切り取り線からペリペリ剥がしていきます。

この黒い内箱にBose QuietComfort Earbudsが入っています。

フタを開けると、カラーリングの名の通り石鹸のようなつるんとした手触りのQuietComfort Earbudsのケースが現れました。

このパッケージングの演出は、ウェアラブルスピーカーのSoundwearを思い起こさせます。

内容物は、QuietComfort Earbudsと充電ケース、スモール・ミディアム・ラージのイヤーチップ、USB-C充電ケーブル、クイックスタートガイド類となっています。

それでは、まず充電ケースから見ていきましょう。

QuietComfort Earbudsの充電ケースは、つるんとした心地よさ

こちらがQuietComfort Earbudsと充電ケースです。

ケースの正面には、充電状況を示すLEDが備えられています。このLEDは5段階表示で、より細かく充電状況が分かるようになっています。

背面には、充電用のUSB-Cポートがありますが、QuietComfort Earbudsの充電ケースはQiワイヤレス充電に対応しているので、ケーブル充電する機会は少なそうです。

こちらは底面。完全ワイヤレスイヤホンの充電ケースには各国の認証情報が印字されているのですが、QuietComfort Earbudsには無いのでしょうか……?

実はこれらの情報は、同系色のホワイトカラーでエンボス処理されていました。光を当てるとハッキリ見えるようになります。洒落てますね。

QuietComfort Earbudsが含まれた状態の重量は94.8gと重量級。ただ、ケースも大きいので、大きさなりの重さ、というところでしょう。

この充電ケース、手に持ってみるとそこそこ大きく感じるので、SONY WF-1000XM3(写真右)と比較してみました。見た目には同じようですが、WF-1000XM3は底面積が大きく、QuietComfort Earbuds(写真左)は高さがあります。

SONY WF-1000XM3のレビュー記事はこちらから。

逆に、小さい完全ワイヤレスイヤホンと比較するためにAirPods Pro(写真左)と比較してみます。子供と大人ほどの差を感じます。

Apple AirPods Proのレビュー記事はこちらから。

数ある完全ワイヤレスイヤホンの中でも、大きめサイズのQuietComfort Earbuds。この中身がどうなっているか、詳しく見ていきましょう。

余裕をもって作られた、QuietComfort Earbudsの充電ケース

充電ケースを開けた状態のQuietComfort Earbuds。すべてのパーツがホワイトで統一されており、ある種の美しさすら感じられます。

中央にはBluetoothボタンがあり、ケース側からペアリングの解除を行うことができます。

QuietComfort Earbudsと充電ケースはマグネットで吸着するようになっており、適当に入れてもカチャッと音を立てて収まってくれます。この感覚、とても気持ちいい。

充電ケースそのものは確かに大きいですが、無理に詰め込んだりせず、余裕をもって設計されていると感じます。

QuietComfort Earbudsの充電ケースは、Qiワイヤレス充電対応!

さて、QuietComfort Earbudsのノイズキャンセリング機能以外の嬉しいポイントは、Qiワイヤレス充電対応です。これに対応しているか対応していないかの差は大きいです。置くだけ充電って本当に便利です。

写真で使っているQiワイヤレス充電パッドは、B&O CHARGING PADです。こちらも美しい仕上げになっています。

QuietComfort Earbudsは、他社製イヤーピース不可??

さて、QuietComfort Earbuds本体を見ていきましょう。ロゴのある面はタッチセンサーになっています。

充電ケースも綺麗な表面でしたが、QuietComfort Earbuds本体はそこにさらに光沢感が持たせてあり、高級感すら感じさせます。

QuietComfort Earbudsの重さは、左右のユニットを合わせて18.7g。充電ケース同様にけして軽くはありません。

イヤーチップには数字がエンボス加工されています。この数字はイヤーチップのサイズを示すもので、 1 (Small)、2 (Medium)、3 (Large) と定義されています。

QuietComfort Earbudsの特徴の一つは、この楕円形のイヤーチップです。通常、ノズルは正円になっているものですが……

QuietComfort Earbudsのノズルも楕円形になっています。

さらに、イヤーチップとイヤーピースは一体化されており、QuietComfort Earbudsに最適化されていることがわかります。

内側には、マイクやセンサーが点在しており、QuietComfort Earbudsがただのイヤホンではなく、テクノロジーの塊であることを示唆しています。

それではこのQuietComfort Earbuds、実際に装着してみましょう。

QuietComfort Earbudsの装着は「下に垂らす」?

完全ワイヤレスイヤホンの装着は、マイクを前方に向けるように、斜め前に向くよう装着することが多いです。しかし、QuietComfort Earbudsに限ってはこの向きは誤りです。

このまま前方にひねって、QuietComfort Earbudsを下に向くようにします。これでイヤーフックが耳孔にかかって抜けにくくなります。

QuietComfort Earbudsの大きさの割には、出っ張りは控えめ。盛大に出っ張ったSoundSport Free wirelessとは違います。

男性の耳でもそれなりに存在感はあります。明らかにQuietComfort Earbudsを使っていることがバレバレです。

とはいえ、大きいぶん重量は分散されていて、しっかりと安定して装着することができます。

QuietComfort Earbudsは「Bose Music」アプリとの連携で真価を発揮する

さて、早くQuietComfort Earbudsで音楽を楽しみたいところですが、まずはアプリでペアリングを行いましょう。
使用するアプリは「Bose Music」(AppStore / Google Play)です。

アカウントへのログインを求められます。初めての方はFace IDやTouch IDでログインできる「Apple IDでサインイン」をオススメします。

新しい製品のセットアップを求められるので「ヘッドホンとFrames」を選択します。

Bluetoothペアリング要求が出るので、ここで「ペアリング」します。

それから、このQuietComfort Earbudsに名前を付けるよう求められますが、特に面白みもなくBose QC Earbudsを選択します。

もちろん、自分の好きな名前を付けることができますので、気に入ったものをどうぞ。

ここに並ぶ名前のうち、ギルデンスターンは「ハムレット」の登場人物です。ローゼンクランツとギルデンスターンは、主人公ハムレット王子の幼馴染という設定の端役ですが、スピンオフ作品「ローゼンクランツとギルデンスターン」「ローゼンクランツとギルデンスターンは死んだ」で脚光を浴びたのだそうです。
なお、後者は1990年に映画化されており、ギルデンスターン役はティム・ロスが演じています。
どうです?QuietComfort Earbudsにギルデンスターンと名付けたくなりました?

これで、QuietComfort Earbudsのセットアップは完了です。

セットアップ後のアプリのホーム画面には、ペアリングした製品の一覧が並びます。他の機器をペアリングする際には「+」マークを押して増やしましょう。

それでは、もう少しアプリの中身について見ていきましょう。

QuietComfort Earbudsは、ノイズキャンセリングが常時ON??

Bose Musicアプリ上でQuietComfort Earbudsのステータスを見ていきましょう。

音量ゲージの下が、ノイズキャンセリングの量を変更できるゲージになっています。この状態でノイズキャンセリングは最大です。これをゼロにすると、外音取り込みモードになります。

つまり、ノイズキャンセリングから外音取り込みまでが一気通貫になっていて、「ノイズキャンセリングを切る」という設定がないのです。実にBOSEらしいコンセプトと言えるでしょう。

他の機能も豊富です。AirPods Proなど一部の完全ワイヤレスイヤホンに搭載されている「装着検出」をQuietComfort Earbudsも備えています。これをオン・オフできる上、細かく設定が可能です。

また、最近のアプリには搭載されることが多くなった、マニュアル・FAQに類するコンテンツも内蔵されており、説明書を開かずともかなりの情報を得ることができます。

Bose Musicアプリを介して、各種音楽サービスにアクセスすることができます。

ということでお待たせしました、いよいよQuietComfort Earbudsの音質についてチェックしていきましょう。

QuietComfort Earbudsの音はどうなんだ??

BOSE製品といえば、腹の底に響く低音サウンドが特徴です。QuietComfort Earbudsもその例に漏れず、完全ワイヤレスイヤホンらしからぬ豊かな低音で脳を突き上げてくれます。BOSEファンにとっては、期待を裏切らないサラウンドと言えます。

もちろん、中音域〜高音域にかけての解像感や量感も抜群。Bluetoothとは思えない太い音が聞こえます。それでいて、音のエッジは丸く、どちらかというと耳あたりは柔らかく、聴き疲れのない音を奏でてくれます。

BOSEの3年ぶりの完全ワイヤレスイヤホンQuietComfort Earbudsは「決定版」とでもいうべき完成度でその姿を表しました。これはもう最高と言ってもいいでしょう。

しかし……

QuietComfort Earbuds vs AirPods Pro、ノイズキャンセリングは?音質は?

QuietComfort Earbudsが最高であるために、乗り越える壁はAppleのAirPods Proです。

特に、両機種の比較すべき点はノイズキャンセリング機能・外音取り込み機能です。通勤電車や駅の混み合うホーム上で、両機種を聴き比べてみました。

すると、意外なことに、ノイズキャンセリングはQuietComfort Earbudsの方が静粛でした。逆に外音取り込みはAirPods Proがより自然です。ただ、あえて比べてみた結果のこと。甲乙つけがたいレベルでの拮抗です。

音質については、全音域でフラットで美しい音を鳴らすAirPods Proと、低音が特徴的で量感の豊かなQuietComfort Earbudsという、全く性格の違うもの。このレベルの音質ではもはや弱点らしいものはなく、好みの問題といったところ……私はどっちも好きでした。

ちなみに、両機種ともに優秀だなと感じたのが電波の強度です。他社の完全ワイヤレスイヤホンでは途切れがちな電車の区間や特定の場所でも、ほぼ切れることなく音楽再生を続けていました。

といったわけで、どちらの完成度も高く、まさに最高峰の対決でした。勝ち負け?どちらをオススメするかという観点なら、iOS・Macユーザー向けにはAirPods Pro。そうでなければQuietComfort Earbudsといったところでしょうか。間違いなく売れ筋です。

まとめ

3年ぶりに登場したBOSEの新作・完全ワイヤレスイヤホン、QuietComfort Earbuds。待っただけの甲斐がある完成度の高さでした。

iOSと密接に連携するAirPods Proとは一部機能的な差があるものの、汎用的な完全ワイヤレスイヤホンとしての差はほぼ無い、むしろ超えてる部分もあると言ってもいいでしょう。絶対オススメの逸品です。

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この記事を書いた人

Webマーケティングを生業にする、どこかの企業のマネージャー。あなたが使っているWebサイトの裏側で出会っているかもしれません。
このサイトは趣味で作っているものなので、仕事内容とは関係がありません。春と秋に山手線一周歩くイベント(ほぼ観光)を主催しているので、気になる方はイベントページを見てみてください。

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