2pinでもBluetoothケーブルでワイヤレス対応!ケーブル交換式イヤホンの利点は、交換ケーブルを用意することで、ワイヤレスに換装できたり、LightningやUSB-CでUSBデジタル出力に換装できることにあります。
2pin規格のイヤホンをBluetoothワイヤレスに変えるアップグレードコード
今回、KZ AS06と一緒に届いたのがこのBluetoothアップグレードコード(写真左奥)。
アップグレードコード自体は、2pinだけでなくMMCX対応製品もあります。しかもGearBestだとめちゃめちゃ安い……。GearBestでイヤホンを買うときはセットで買っておきたいものです。
KZ Bluetooth Adapter Cable Upgrade wireのレビュー
パッケージ自体は非常にコンパクト。ケーブルしか入ってないことが容易に想像できます。
内容物は説明書と、アップグレードコード、MicroUSBケーブルとなっています。
ケーブルには耳まわりにワイヤーが入っているので、シュアがけも問題ありません。ただ、AS06に合わせるには、ちょっとカーブが大きめでした。(逆に、耳にかけるというより、耳の上で浮く形になるので、楽っちゃ楽なんですけど)
右耳側のユニットには、再生/停止ほか電源ON/OFF・ペアリングも兼ねたマルチファンクションボタン、音量増減のボタンがあります。
充電用のMicroUSBポートもこちらにあります。
ユニットの裏にはaptXの記述と、小さい文字でBluetoothペアリング時のID「kz earphone」の記述がありました。地味な工夫ですが、安心感があります。
左耳側のユニットには、KZのロゴとBluetoothの文字だけです。
ケーブル自体はけっこう長くて、首にかけてもかなり余裕があります。とはいえ、短いよりはいいですね(短いと耳で引っ張るようになってしまい、断線のリスクが高まるので)
それでは、充電が十分に終わったので、電源を入れてペアリングしましょう。
aptX接続は問題なし
iPhoneはaptXに対応していないので、ONKYOのGRANBEAT DP-CMX1でペアリングしてみました。ペアリング後に「Qualcomm aptXに接続しました」と表示されました。
ただの文字表示じゃなくて、ロゴが出てくるんだ……と驚き……aptXの自己顕示欲強い……。
KZ Bluetoothケーブルの音質レビュー
aptXで接続したGRANBEATで聴いてみました。AS06の持ち味を活かすようなクリアなサウンドで、低音域の押し出しもなかなかのもの。ワイヤレスイヤホンとしては十分な音質を出してくれます。
音質は満足のいくものですが、無音時に若干のホワイトノイズがあり、曲が終わると小さくブッと鳴って無音になります。音楽体験としては、ちょっと勿体無い出来です。(屋外で聴く分にはさして気にするほどでもないのですが、この価格にしてはよくできていたので、あえての苦言です)。
iPhone XS Maxともペアリングしてみました。AACなのかSBCなのか分かりませんが、クリアなサウンドを響かせてくれます。
素性の良いAS06と組み合わせたこともあるのでしょうが、1万円台のBluetoothイヤホンといっても差し支えない音質です。ただ、iPhoneに接続した場合にも同様のホワイトノイズは発生します。
まとめ
めちゃめちゃ安いので、イヤホンにちょっと追加投資するだけでワイヤレスになるなら、買っておきたい一品。
ただ、音質レビューでも書いたように、KZ AS06であるがゆえに、ホワイトノイズの存在はちょっと気になってしまうかもしれません。