ノイキャン付きで1万円以下!はじめてのワイヤレスヘッドホンにオススメ!軽量・高音質なEarFun Wave Pro レビュー(PR記事)

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今回紹介するのはEarFunの製品は、1万円以下で販売されている希少なANCワイヤレスヘッドホン「EarFun Wave Pro 」。価格的にはオススメしやすいわけですが、使い勝手や音質はどうなのか、チェックしていきますよ。

EarFunとしても初のワイヤレスヘッドホンということで、完成度も気になるところです。

本レビューにあたり、EarFun様より製品サンプルをご提供いただいています。

INDEX

EarFun Wave Proは、どんなワイヤレスヘッドホン?

まずはパッケージから。ワイヤレスヘッドホンとしては、標準的な大きさです。ヘッドホンになってもEarFunのイエローカラーは変わりません。

EarFun Wave Proのパッケージ

EarFun Wave Proの公式製品サイトは下記にあります。

パッケージの左下にはハイレゾワイヤレスのマークが記載されています。LDACのロゴもありました。

ハイレゾロゴやVGP 2024のマークが並びます

内容物は次の通りです。

  • EarFun Wave Pro本体
  • トラベルケース
  • AUXオーディオケーブル
  • USB-Cケーブル
  • ユーザーマニュアル
EarFun Wave Proの付属品

3.5mmのAUXオーディオケーブルは取り回ししやすい細身のケーブル。USBケーブルは、パソコンからでも充電しやすいUSB-C to USB-Aタイプです。

また、有線接続用のAUXオーディオケーブルが付属していることからも分かるように、EarFun Wave Proはワイヤレスでも有線でも音楽を楽しめるようになっています。

ワイヤレスヘッドホンの重要な要素、トラベルケースを完備

EarFun Wave Proは、アラウンドイヤータイプ(耳を覆うタイプ)のヘッドホンとしては珍しい、1万円以下のリーズナブルな製品です。リーズナブルな価格帯のヘッドホンは、何かしらコストダウンの後が見られるもの。中でも「専用ケース」が省かれがちです。安いヘッドホンにはそもそも付いていなかったり、ケースではなく袋だったりもします。

しかし、EarFun Wave Proには、ハイエンドの高級ヘッドホンにも採用されるような頑丈なトラベルケースが付属します。

ヘッドホンを保護するトラベルケース

トラベルケースの表面はファブリック加工されているので、手触りもよく滑りにくくなっています。トラベルケースにはストラップがあり、カバンの中からも引き出しやすくなっています。

ファブリック加工された表面
ストラップ付きで持ちやすい

トラベルケースには、EarFun Wave Proを折りたたんで収納できます。また、ケーブル用のポケットはフタ側の隅。ケースを閉じてもヘッドホンに触れないので、ブラグが多少はみ出しても、ヘッドホンを傷つけることはありません。

収納した状態のEarFun Wave Pro
ケーブルの収納はケース隅のメッシュポケットへ

ヘッドホンにジャストフィットするケースってそうそう売ってないので、標準で付属してくれているのはお得です。

EarFun Wave Proの外観をチェックする

EarFun Wave Proのカラーリングはグレーのみ。実際にEarFun Wave Proを触ってみると、安いヘッドホンにありがちな軋みやチープさがありません。1〜2万円程度の製品だといってもいいくらいのクオリティがあります。

持ってみると軽量なEarFun Wave Pro

イヤーカップの外側には、メタル調のリングに囲まれたEarFunのロゴ。光りすぎず、控えめなデザインです。

イヤーカップのEarFunロゴ

ヘッドバンドの伸縮は金属パーツが支えます。ヘッドバンドとイヤーカップをつなぐヒンジには複数の可動部があって、頭へのフィット感を細かく調節してくれます。

伸縮部の金属パーツ
ヒンジの可動部

操作系は右耳(R)側のイヤーカップに集中しています。左耳(L)側にはUSB-Cポートのみ。右手で集中的に操作することになります。

操作ボタンは右耳側に集中、左耳側はUSB-Cポートのみ

右手だけで操作することになりますが、ボタンは少なく、再生/停止ボタンを兼ねた電源ボタン、音量調節、ノイズキャンセリングボタン、の3種類しかありません。手探りでも分かりやすくなっています。

EarFun Wave Proの装着感は?不快感はない?

ヘッドホン選びの重要なポイントは「つけ心地」です。どんなに音質が良くても、つけ心地が悪いと話になりません。そのつけ心地を左右するポイントは2つです。

1つは「締め付け」です。ヘッドホンは2つのイヤーカップをヘッドバンドで支えます。締め付けが強すぎると痛みや圧迫感が出ます。逆に弱いとズレが気になったり、密閉が不十分で音質が弱くなったりします。これを側圧が強い・弱いとも呼んだりします。

EarFun Wave Proの側圧は強すぎず弱すぎずのちょうどいい圧力です。

EarFun Wave Proの締め付けはちょうどいい

2つ目は「パッドの感触」です。ヘッドホンには人の肌に触れる場所が3箇所あります。頭頂部のヘッドバンドと、左右のイヤーカップです。この3箇所の当たり具合によっては、不快感を生んでしまいます。

EarFun Wave Proは、ヘッドバンドとイヤーパッドに柔らかいレザー調の生地が採用されています。生地には皺もなく、優しく肌に触れるので、長時間の使用でも不快感はなさそうです。

ヘッドバンドはやや弾力あります
イヤーパッドは優しく柔らかい

この2つのポイントに留意して、実際にかけて使ってみましたが、側圧はやや弱め、イヤーパッドが肌に触れる感覚は優しめで、メガネをかけていても快適に音楽に集中できます。

締め付けが気にならない快適さ
メガネをかけていても不快感はなし

装着感の評価としては、「長時間でも気にならず快適」でした。

EarFun Wave Proを日常的に使ってみた

EarFun Wave ProをiPhone・MacBook Air・Xperiaとペアリングして、日常的に使ってみました。

iPhone、Mac、Androidで使ってみます

EarFunアプリを必ず併用しよう

最初にEarFun Wave Proを取り出すと、すぐにペアリングモードなります。Bluetoothでペアリングすればすぐに使い始めることができます。そのまま音楽を聴き始めることはできますが、細かい設定やファームウェアのアップグレードのためにEarFunアプリを使用しましょう。

EarFunアプリはiPhone/iPad用(AppStore)とAndroid用(Google Play Store)があります。もし他のEarFun製品をお持ちであれば併用することができます。

40mmの大口径ドライバーを採用した、る臨場感のある高品質オーディオ

はじめにiPhone 15 Pro Maxとペアリングしてみました。40mmという大口径のドライバーが鳴らす音場の広いクリアな音域は、心地よいの一言。

EarFun Wave ProとiPhone 15 Pro Max

音の分離感があるので、耳の周りがライブ会場のようです。相性が良かったのは、Omoinotakeの「幾億光年」。前奏からボーカルの入りまでゾクゾクするほどのクリアな音域です。

5つのマイクを内蔵、AIアルゴリズムによるノイズキャンセリング通話が可能

EarFun Wave Proの内部には5つのマイクロホンが内蔵されていて、ところどころにマイクが見えます。ヘッドホンやイヤホンに付属しているマイクは、周囲の音も拾ってしまうので、雑音や風切り音が入ってしまいます。EarFun Wave ProはAIノイズキャンセリングを採用して、聞き取りやすい音声にしてくれます。

左右のイヤーカップの内側にマイク
左右のイヤーカップの外側にもマイク

実際に使ってみると、(マイクが口元にないぶん)やや遠めの音声にはなりますが、音声だけフォーカスして聞き取りやすい音声になっていました。雑音が多かったり、音声が聞き取りづらいと、通話相手に迷惑になってしまうので、こうした機能が入っているのは嬉しいところです。

45dBまで向上したANCと3種類のモード、そして外音取り込み。

1万円以下のワイヤレスヘッドホンとして珍しいのが「ANC(アクティブ・ノイズ・キャンセリング)」機能です。ワイヤレスイヤホンでは低価格の製品でもよく採用されていますが、低価格のワイヤレスヘッドホンではまだ珍しい存在です。

EarFun Wave Proは45dBまで拡張されたANC性能を持っていて、家の中で使う分にはほぼ無音に近いです。これはかなり強力なANCのようです。また、ノイズキャンセリングには「風のノイズキャンセリング」「快適なノイズキャンセリング」「深いノイズキャンセリング」の3つのモードがあります。

3種類のANCを切り替えられます

EarFun Wave Proの真の実力を試すには、外に出て使ってみる必要があります。

まずは、外を歩いてみました。EarFun Wave Proには3種類のノイズキャンセリング機能がありますが、「風のノイズキャンセリング」が思ったよりいい感じで、春の嵐のような突風でも、まるで無かったかのように風切り音を防いでくれます。屋外でのノイズキャンセリングはこれで良さそう。

春の突風をものともしない「風のノイズキャンセリング」

5つのマイクとAIノイズキャンセリングはこうしたところにも活きているようです。

週末の混み合う、JR新宿駅・東西自由通路でも使ってみました。喧騒の激しいこの通路でも、ノイズキャンセリングは優秀。無音とはいきませんが、音楽を邪魔しない静音空間を作ってくれます。ただ、外音取り込みは厳しかったです。常にバラバラ雨音のような雑音が入ってしまい、ノーマルモードで自然に音を取り込んだ方がよかったです。さすがに東西自由通路がうるさすぎたのでしょうか。

超混雑している週末のJR新宿駅・東西自由通路

車の行き交う甲州街道や、JR新宿駅の線路近くでも試してみました。ほどよくノイズキャンセリングが聴いて快適です。街中や建物の中では「快適なノイズキャンセリング」、電車の中では「深いノイズキャンセリング」がちょうど良さそうでした。

車で混雑する甲州街道沿いで聴いてます
電車が走っている横で聴いてます

ノイズキャンセリングと外音取り込みの効果は強すぎず、音楽を聴くにはいい感じ。BOSEやSONYのようにアクリル絵の具でベッタリ塗り潰すような強烈なノイキャンではなく、自然な形で雑音を消してくれます。外音取り込みは、AirPods Maxのような透明感はないけれど、周囲の音もしっかり聞き取れます。

高級機と比べるともう一歩というところですが、価格で考えると十分すぎる性能と言えます。

LDACを採用したことによるハイレゾワイヤレス対応

さて、音質の話に戻りましょう。EarFun Wave Proの大口径のダイナミックドライバーの性能を活かすには、ハイレゾワイヤレスを使うべきです。EarFun Wave ProはLDACに対応しているので、対応するスマートフォンやDAPとペアリングすることでその性能を発揮できます。

Xperia 5 IVとペアリングしてみました。ただし、コーデックはAACの状態です。

Xperia 5 IVとペアリングしてもAAC

実は初期状態ではLDACが有効になっていません。EarFunアプリ上からLDACを有効にする必要があります。設定にある「Bluetoothオーディオの品質」という項目から音質優先で「LDAC」をオンにします。

EarFunアプリ上でLDACを有効化する

これをオンにすると、音質が変わります。空間が拡張されたように音が広がり、解像感が増し、高音から低音まで音の波がよく聞こえます。さすがのLDACでした。iPhoneでの音楽体験も良かったですが、LDACが使える機器があれば、そちらを使いたいところです。

マルチポイント接続をサポートし、2台の機器でシームレスな移動ができる

マルチポイント接続は2台以上のデバイスで、同時に待受ができる機能です。EarFun Wave Proでは2台のデバイスとマルチポイント接続が可能です。これを使う場合は、EarFunアプリで設定メニューからデュアルデバイス接続を選び、機能をオンにします。

iPhoneとAndroidでマルチポイント接続

オンにするとEarFun Wave Proが再起動します。アプリのデュアルデバイス接続の項目に戻ると、「新しいデバイスを接続する」というメニューが増えているので、タップしペアリングします。これで、デバイス上でいちいち切り替えることなく、同時に待受ができるようになりました。双方のデバイスで交互に音楽を再生させたり、通話に切り替えたりできます。

MacとiPhoneで組み合わせるマルチポイント接続

注意点として、マルチデバイス接続をオンにした場合、LDACによるハイレゾオーディオが使えなくなります。AACで表示されました。

※EarFun Wave Proでのマルチポイント接続は最大で2台までしか設定できないため、他の機器とペアリングする場合は、アプリ上でその機器を削除する必要があります。困ってしまったのは、アプリ上でのデバイスの表記が、デバイス名でなくランダムな英数字で表示されること。

EarFun Wave Proは、有線接続をサポート

EarFun Wave Proのお得なポイントは、有線接続で高音質を楽しめることでしょう。

一般的に、ワイヤレスよりも有線接続の方が高音質です。付属のAUXオーディオケーブルを使って、MacBook Airに接続しました。ペアリング等は必要なく、挿せば使える利便性の高さが有線接続のいいところです。

MacBook Airと有線接続します

イヤホン端子のないiPhoneでは、小型のUSB DACを経由することで高音質のオーディオを楽しむことができます。Xperiaのようにイヤホン端子を備えるスマホもあるので、その場合は直挿しで使えます。

iPhoneはUSB DACで変換します
イヤホンが挿せるスマホならそのまま使えます

ちなみに、私の環境で有線接続した場合、最も音がよかったのはMacBook Airに接続した場合でした。なぜだろうと考えてみたところ、おそらくMacBook Airが高音質のDACを内蔵していたため。挿すだけでハイレゾオーディオが楽しめるのです(下記参照)

ちなみに、USB-Cで接続した場合にUSBオーディオで使えるか?と気になる方もいるでしょう。結論からいうとUSBオーディオでは使えません。アナログ接続のみです。USB-Cで充電しながら、Bluetoothで音楽を聴くのは問題ありません。

USBケーブルで繋いでも充電のみ、USBオーディオでは使えません

注意点としては、有線接続時はノイズキャンセリング機能もマルチポイントも使えません。アプリ側からの制御もできないため、シンプルに使うのみです。

5分充電で5時間使える急速充電、最大80時間の長時間再生

EarFun Wave Proは、5分の充電で5時間使える急速充電機能と、満充電で最大80時間使える長時間利用が特徴です。フル充電しておけばそうそうバッテリーは無くならないし、万一ゼロになっていても5分だけ充電すれば5時間も使えちゃうのです。

とはいえ、EarFun Wave Proで気になったポイント

EarFun Wave Proは、満足感の高いワイヤレスヘッドホンではあるものの、いくつか気になるポイントはあります。

  • 長押しでの電源OFFが長い
  • デュアルデバイス接続の名称が分からなさすぎる(EarFunアプリ上)
  • 装着検知がない(外すと自動で一時停止、付けると自動で再生復帰)
  • EarFunアプリでEarFun Wave Proを認識しないことがある

とまあ、気になる点は挙げてみましたが、100点満点で90点くらいのヘッドホンなので、足りない10点を粗探ししてみただけです。逆にこれくらい改善の余地があったほうが、納得いくというものです。

EarFun Wave Proのまとめ

EarFunがワイヤレスヘッドホンに参入するということで、イメージ的にはきっといいものを作るんだろうなと思っていました。そして、そのイメージを裏切らない高コスパ・高音質・高性能なワイヤレスヘッドホンを作り上げました。

ワイヤレスヘッドホンが欲しいけど、何がいいのか分からない、という人にもオススメできる、バランスのいい製品に仕上がっています。なにより、これだけの機能と性能で……安いんですよ!あとはカラバリでホワイトがあれば、女性にも人気が出そうです!

EarFun Wave Pro ワイヤレスヘッドホン
総合評価
( 5 )
メリット
  • 1万円以下なのに、高品質なワイヤレスヘッドホン
  • 3つのノイズキャンセリングモードと、外音取り込み機能がある
  • 頑丈なトラベルケースが付属している
  • 強すぎず弱すぎずのちょうどいいつけ心地
  • 40mm大口径ドライバー採用による高音質
  • LDACでのハイレゾワイヤレス体験が可能
  • マルチポイント接続で2台同時待受
  • 有線接続でも使える
  • EarFunアプリで調整可能
デメリット
  • 長押しでの電源OFFが長い
  • 装着検知がない
  • EarFunアプリでEarFun Wave Proを認識しないことがある
  • デュアルデバイス接続の名称が分からなさすぎる

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この記事を書いた人

Webマーケティングを生業にする、どこかの企業のマネージャー。あなたが使っているWebサイトの裏側で出会っているかもしれません。
このサイトは趣味で作っているものなので、仕事内容とは関係がありません。春と秋に山手線一周歩くイベント(ほぼ観光)を主催しているので、気になる方はイベントページを見てみてください。

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