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B&O Beoplay E8 3rd Generation レビュー/バング&オルフセンの第3世代完全ワイヤレスイヤホン登場!

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Bang & Olufsenから第3世代の完全ワイヤレスイヤホン登場!

2017年にAirPodsを含む5社の完全ワイヤレスイヤホンをレビューしました。その際に最も素晴らしい音質だと感じたのがB&O Beoplay E8でした。

2019年に入り、各社は、それぞれSoundcore Liberty 2 Pro(Anker)、AirPods Pro(Apple)、WF-1000XM3(SONY)、Noise Cancelling Earbuds 700(BOSE)※発表のみ、と着実にアップデートをしてきました。
そして、B&Oもスペックを刷新した第3世代のBeoplay E8をリリースしてきたのです。

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AirPodsシリーズと似てる?Beoplay E8シリーズ

完全ワイヤレスイヤホンBeoplay E8は、初代機から、AirPodsとよく似た特徴を持つイヤホンでした。

例えば、左右のユニットの接続にBluetoothではなくNFMIを採用していたり、タッチセンサーで操作を行ったり。第2世代はお互いにケースをQiワイヤレス充電に対応し、イヤホン自体は小幅なアップデートに留めます。

そして第3世代はお互いに大幅なモデルチェンジを行いました。AirPodsはProとして驚異的なノイズキャンセリングを搭載してきました。さて、Beoplay E8はどう進化したのでしょうか……
ちなみに、Beoplay E8 初代機のレビュー記事はこんなんでした。

日本では手に入りづらい?Beoplay E8 3rd Generation

Beoplay E8 3rd Generation(以下、Beoplay E8 3rd Gen.)は、2020年2月14日発売でしたが、まずは直営店での先行販売でした。

発売当日のお昼ごろ、都内の直営店へ行ってみたところ「入荷予定だけど、まだ届いていない」、夜に行ってみると「入荷したけど、展示用の1台しか入ってない」とのことだったので、展示用を買わせてもらいました。

店舗スタッフ曰く「(B&Oの)主力はヨーロッパなので、日本向けは絞られてますね」と。ユーザー登録はその場で手書き。シリアルナンバーと紐づいているので、何かあれば本体だけ持ってきてください等等、直営店らしい、手厚いサポートを説明されました。

Bang & Olufsenといえば……
2000年に発売されたA8という有線イヤホンがあり、当時その斬新なデザインに感銘を受けた私は、今回のように発売日に直営店に行きました。
発売初日に買えたんですが、そのときに言われたのが「まだ日本に数台しか入荷してません。そのうちの1台なんですよ」。当時は「すごい!貴重!」くらいの感想だったんですが、今にして思うと、当時から日本向けの製品は数量が絞られていたんですね。

Beoplay E8 3rd Generationをレビュー

Beoplay E8 3rd Gen.のパッケージは1stモデルとほぼ変わりません。当時はB&O PLAYだったロゴが、BANG & OLUFSENに変わったくらいでしょうか。

充電ケースと、Beoplay E8の左右ユニットがお目見えです。

黒のクッションに黒のイヤホンとケース。渋い。

内容物は、Beoplay E8本体、充電ケース、マニュアルとイヤーピース4組、低反発イヤーピース1組、USB-Cケーブルとなっています。

イヤーピースはサイズ別に4組が付属しているのに加え、低反発イヤーピースも1組付属しています。後述しますが、低反発イヤーピース、オススメです。

レザー地の充電ケースには、B&Oのロゴがエンボス加工されています。掛け値なしの高級感すごいです。手に持ったときの収まりの良さ、手触りの良さ、所有欲をそそる逸品です。

背面には充電用のUSB-Cポートが備えられていますが、この充電ケースはQiワイヤレス充電に対応しているため、出番は少なそう。

底面に余計な表示はありません。文字通りフラットです。

Beoplay E8 3rd Gen.を取り出して充電ケースに入れてみます。

ケースの内部はやや盛り上がった山になっていて、Beoplay E8 3rd Gen.を収納しても、安定して収まるようになっています。

ケースの縁には、iPadのようなダイヤモンドカットデザインが施されていて、高級感を演出します。

充電状況を示すLEDは、中央のメタルフレームの中央に小さく表示されます。

次に重量を測ってみます。初代のBeoplay E8は左右で12.9gだったので、左右で0.5gずつ減ったことになります。僅かな差ですね。

Beoplay E8+充電ケースの重さは68.8g。初代機は60.6gだったので、8gちょっと重くなりました。ワイヤレス充電機能を搭載したことも影響しているのでしょう。

次に、Beoplay E8 3rd Gen.自体を見ていきましょう。初代機や2.0では中央に配置されていたB&Oロゴが右端に寄っています。この面はタッチセンサーを内蔵していて、ここをタップすることで再生/停止や音量増減、外音取り込みがコントロールできます。

側面には、マイク穴が開いています。

内側には充電端子があります。

円周上には、本体色に合わせたメタルリングがデザインされています。こういった細かいデザインアクセントが、Beoplay E8 3rd Gen.のさりげない高級感を形作っているのです。

耳への収まりはよく、すっぽりと入ります。

耳からの出っ張りは最小限で、完全ワイヤレスイヤホンとしては、目立つものではありません。

iPhone 11 Pro Maxとペアリングして聴いてみます。

さて、Beoplay E8 3rd Gen.の実力はどうでしょうか。

Beoplay E8 3rdの音質は?

低音域は迫力があるものの、少し細さを感じます。ただ、それは中〜高音域の優美さに比べると些細なことかもしれません。全域の解像感が秀逸で、ピアノの旋律や弦楽器の空気感まで細かく聴こえるよう。初代機を使った時の衝撃がそのまま蘇ります。やっぱすごいな、B&O。

これだけ完全ワイヤレスイヤホンが流行し、各社のハイエンドイヤホンが出揃って、音質の限界が見えてきたのに、それを悠然と超えていく完成度。初代機の登場から3年、進化したのはSONYやAppleだけではありません。

なお、付属の低反発イヤーピースを使うと、遮音性が高まり、低音の締まりがよくなります。低反発イヤーピースの使用に抵抗がなければ、ぜひ使ってみてください。

コンパニオンアプリで、音質と透過モードをを細かく調整できる

多くの完全ワイヤレスイヤホンがそうであるように、B&Oにも専用のコンパニオンアプリが存在します。

ペアリングした状態でアプリを立ち上げます。「Beoplay E8 Family」を選択します。

ペアリングした状態で、バッテリーや音量レベルなど各種ステータスが確認できます。リスニングモードには「Optimal(最適)」「Commute(通勤)」などのプリセットが並びます。UIといい、カラーリングといい、シンプルで美しいアプリデザインです。

リスニングモードは、自分好みに調整することが可能です。

Commuteは、EXCITED寄りのプリセットでした。

WorkoutはWARM寄りのプリセットですが、これを動かして、保存しておくこともできます。

Beoplay E8 3rd Gen.のアップデートもアプリ経由で行えるようになっています。

コンパニオンアプリには一通りの機能が揃っているので、困ることはないでしょう。

ノイズキャンセリングには非対応だけど……

なお、Beoplay E8 3rdは、ここ最近のトレンドであるノイズキャンセリング機能に対応していません。(私自身はあまり気にしていないのですが)

ただ、イヤホン自体の密閉性が上がっていて、低反発イヤーピースを併用すれば、ほとんど耳栓のような状態になります。ノイズキャンセリングではないものの、外部の音はほとんど聞こえなくなります。

このため、マイクを通して外部の音が聞こえる「トランスペアレント(透過)モード」には対応しています。左ユニットを1回タッチするとオン・オフでき、周囲の音が聴こえるようになります。
アプリを併用すれば、この透過レベルを3段階で調整できます。「Surroundings(周囲)」がその項目になります。

このトランスペアレントモードが非常に優秀で、AirPods Pro同様に「自然に聴こえる」レベルの透過性を提供してくれます。AirPods Proを使ったことがない方に、自然に聴こえるレベルがどの程度か説明すると、「耳に付けたままで違和感なく会話ができるレベル」です。

ただ、Beoplay E8 3rd Gen.は遮音性が高すぎるがゆえに、自分の声が頭の中にこもってしまいました。このため、聴こえはAirPods Proと同等なのですが、話すのはAirPods Proには及びません。

Qiワイヤレス高速充電(10W)に対応

Beoplay E8 3rd Gen.が珍しいのは、Qiワイヤレスの“10W高速充電”に対応していること。完全ワイヤレスイヤホンのワイヤレス充電でよくあるのは、5Wの緩速充電ですが、Beoplay E8 3rdは、スマホでもないのに高速充電に対応しています。

勢いでB&Oの純正ワイヤレス充電器CHARGING PADを買ってしまいました。高級感がすごい。

レビューはこちらに書きました。

高音質コーデックaptXに対応

今回、iPhoneとペアリングしてみましたが、高音質コーデックのaptXにも対応しているため、Android ミュージックプレイヤーのiBasso Audio DX160でも聴いてみました。

aptX接続した状態だと、音に迫力が増します。iPhone(AAC接続)でも表現力は豊かでしたが、DX160のaptX接続だと、そこに迫力が上増しされます。Beoplay E8 3rd Gen.のポテンシャルはiPhoneでは活かし切れてなかったようです……。

Beoplay E8 3rd Gen.をAirPods Proと比較してみて、果たしてどう?

さて、やはり気になるのはAirPods Proと比べてどうなのか、ということ。
価格的にはAirPods Pro(写真左)の上を行く高級機となるBeoplay E8 3rd Gen.(写真右)。フットプリントは2台とも似たようなものです。

厚みは、Beoplay E8 3rd Gen.の方があります。AirPods Proがスリムすぎるだけなのかも。

見た目にも全く違う2機種ですが、果たして音の違いはどうでしょうか。

iPhone 11 Pro Maxにペアリングして、両イヤホンを聴き比べてみました。

AirPods Proは、全般的にイイ音で鳴らしてくれる「優等生」な完全ワイヤレスイヤホンです。取り立てて欠点がない上に、完全ワイヤレス最高レベルのノイズキャンセリングを提供してくれるため、誰にでも薦めやすいイヤホンと言えます。

一方、Beoplay E8 3rd Gen.は低音の細さは感じるものの、それを補って余りあるほどの、完全ワイヤレス最高レベルの解像感の良さと、優雅な中〜高音域の響きがあります。例えるなら「天才肌」の完全ワイヤレスイヤホン。聴く人を選びますが、ハマれば最高の体験を提供してくれるでしょう。

まとめ

試聴も何もせずに購入してしまいましたが、大満足の1台です。3年の時を経て再び巡り合ったB&Oの完全ワイヤレスイヤホン Beoplay E8 3rd Generationは、初代機の感動を思い起こさせてくれました。小型で音質のいい完全ワイヤレスイヤホンを求めている方には自信をもってオススメします!

家電量販店等では2020年2月27日発売開始です。予算に余裕がある方はぜひ!

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この記事を書いた人

Webマーケティングを生業にする、どこかの企業のマネージャー。あなたが使っているWebサイトの裏側で出会っているかもしれません。
このサイトは趣味で作っているものなので、仕事内容とは関係がありません。春と秋に山手線一周歩くイベント(ほぼ観光)を主催しているので、気になる方はイベントページを見てみてください。

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