完全ワイヤレスイヤホンが躍進した2019年
2019年は完全ワイヤレスイヤホンの市場が一気に花開きました。もはやワイヤレスイヤホン=完全ワイヤレスといっても過言ではないでしょう。
そして、それに呼応するように、完全ワイヤレスイヤホン用のイヤーピースが多数リリースされた年でもあります。
SpinFitの完全ワイヤレスイヤホン向けイヤーピース CP360を使う
SpinFitから発売中のCP360も、各社の完全ワイヤレスイヤホンに対応したイヤーピースです。
今回、SpinFit製品を初めて購入してみました。
SpinFit CP360をレビュー
SpinFitのパッケージは、光沢のある美しいグラデーションを描いています。
裏面にはSpinFitのイヤーピース製品についての説明があります。この図にある通り、SpinFitのイヤーピースの特徴は特許を取得した3Dクッション構造にあります。耳孔に合わせて変形し、正確に音を伝えます。
SpinFit製品がユニークだと感じたのは、取り付けマニュアルがパッケージの「内側」に直接印刷されていたこと。これはスマートですね。
パッケージ内側にも書いてありますが、本製品はISO10993の認証を取得しているそうです。医療グレードのシリコンが使われています。身体に直接触れるものですから、こういった配慮は嬉しいところです。
SpinFit CP360にはサイズ別のセットとして「SS/S」「S/M」「M/L」の3セットがあります。今回購入したのは「M/L」のセットです。
カラーリングが爽やかで綺麗です。ブルーがLサイズ、グリーンがMサイズ、その他のサイズもカラーで分類できるようです。
こうして並べてみると、SpinFit CP360の美しさが引き立ちますね。
SONY WF-1000XM3に取り付けてみました。イヤホンのノズル径のほうが大きいので、取り付けにはちょっとコツが必要です。
内部構造を分かりやすくするために、SpinFit CP360を外側に広げてみました。このくびれで3Dクッションを構成しています。
それでは、各社の完全ワイヤレスイヤホンに装着していってみましょう。
各社の完全ワイヤレスイヤホンで使ってみる
SpinFit CP360は、細かく対応機種を絞っていません。どうやらシリコンリングが伸縮するため、たいていのイヤホンに合うようです。
問題は「充電ケースに収まるか?」という点。手持ちの完全ワイヤレスイヤホンで検証してみました。
SONY WF-1000XM3に装着する
2019年のヒット商品、SONYの完全ワイヤレスイヤホン WF-1000XM3に装着しました。
隠れて見えませんが、充電ケースにも問題なく収まります。
耳に入れて、特に微調整しなくてもハマる感じが楽でいいですね。
Beat by Dre Powerbeats Proに装着する
Beats by Dreから登場した待望の完全ワイヤレスイヤホン、Powerbeats Pro。イヤーフック型の完全ワイヤレスは珍しいですよね。
イヤーフック型で装着時にクセがあるため、イヤーピースの位置調整がやや面倒なことがありました。しかし、SpinFit CP360であれば微調整不要なほどにフィットします!
充電ケースにも問題なく収まりました。
Anker Soundcore Liberty 2 Proに装着してみる
2019年後半に登場した、Ankerのフラッグシップ完全ワイヤレスイヤホン Soundcore Liberty 2 Pro、ややノズルが大きいのでちょっと苦戦しましたが、こちらにも装着することができます。
充電ケースにも問題なく収まりました。
フィット感が増していいですね。
完全ワイヤレスイヤホン向けのイヤーピースがいろいろ登場してきた
2019年は、各社から完全ワイヤレスイヤホン向けのさまざまなイヤーピースが登場しました。今回紹介したSpinFit CP360以外も紹介しておきます!
左から1番目は交換用イヤーピースの定番・コンプライの「COMPLY TRUEGRIP TG-200」
左から2番目は低反発ポリウレタンの「Dekoni Audio BULLETZ TWS」
右から1番目は、医療グレードのLSRシリコンを使用した「AZLA SednaEarfit Short」
どれも、各社が知恵を絞っただけあって、それぞれの良さがあります。ぜひ各レビュー記事を見てみてください。
まとめ
イヤーピースの世界は奥深いです。この小さなパーツの中に、様々なアイデアが詰め込まれています。あなたの完全ワイヤレスイヤホンの音質をアップしてくれるこの小さな職人を、ぜひ一つ試してみてほしいです。