Anker Soundcore Liberty 2 Pro レビュー/1BA+1DDのハイブリッド完全ワイヤレスイヤホン登場!aptX対応!

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2019年は完全ワイヤレスイヤホンの当たり年!

2019年は、AirPodsの第2世代が出たり、SONY WF-1000XM3が大ヒットしたり、ハイエンドからローエンドまで完全ワイヤレスイヤホンが広まった年でもありました。そんな2019年の後半、あのAnkerからとんでもない製品が登場しましたよ……。

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最上位モデルAnker Soundcore Liberty 2 Pro登場!

今回Ankerから登場したのは、Soundcoreブランドの完全ワイヤレスイヤホン最上位モデル「Soundcore Liberty 2 Pro」です。

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それでは、Soundcore Liberty 2 Proの4つの“推し”ポイントを見ていきましょう!

中高音域に1BA、低音域に1DDを搭載

Soundcore Liberty 2 Proはドライバーに、バランスド・アーマチュア1基(以下、1BA)とダイナミック・ドライバー1基(以下、1DD)を採用しています。ここ数年、有線イヤホンのトレンドにもなっているハイブリッド構成です。完全ワイヤレスでこの構成を採用しているイヤホンは非常に珍しいです。
この1BA+1DDを、独自の同軸音響構造(A.C.A.A=ASTRIA COAXIAL ACOUSTIC ARCHITECTURE)で配置しており、調和のとれたサウンドを実現しています。さらに、Ankerの完全ワイヤレスイヤホンとしては初めて高音質コーデックのaptXを採用しています。


独自の同軸音響構造(A.C.A.A):バランスドアーマチュアドライバーとダイナミックドライバーを同軸上に配置した Soundcore 独自の同軸音響構造(A.C.A.A)により、音楽を高音質かつ繊細に表現。高音と低音が高度に調和した臨場感溢れるサウンドを実現しました。(プレスリリースより)

※当サイトでは、多数のハイブリッドイヤホンをレビューしています。よろしければどうぞ。ハイブリッドイヤホンのレビュー記事一覧

イヤホン単体で8時間、最大32時間再生!Qiワイヤレス充電も実現!

Soundcore Liberty 2 Proは、イヤホン単体で8時間、充電ケース併用で最大32時間という再生時間を実現しています。1日2時間使用で2週間以上使える計算です。さらに、USB-Cによる有線充電のほか、Qiワイヤレス充電にも対応しています。


最大 32 時間の⻑時間再生:イヤホン本体が満充電の状態で最大 8 時間、付属の充電ケースを合わせて使うと、最大 32 時間の音楽再生ができます。また、わずか 15 分間の充電で約 2 時間の音楽再生が可能です。(※再生可能時間は、 音量、再生する内容、使用環境によって異なります。)
ワイヤレス充電対応:Anker グループの完全ワイヤレスイヤホンとして初めてワイヤレス給電の国際標準規格である Qi に対応し、ワイヤレスでケースごと充電ができます。(プレスリリースより)

HearID™機能

Soundcoreアプリを使って、自分の音の「聞き取りやすさ」を測定し、HearID™と呼ばれるプロファイルを作成します。より、耳に合わせた音を出力してくれるようになりました。


Soundcore アプリ上で特定の周波数帯域における音の聞き取りやすさを測定し、あなただけのHearing Profileを自動で作成します。またデフォルトの22種類のイコライザーからお好みの設定を選択することもできます。(プレスリリースより)

グラミー賞受賞の10名の音楽プロデューサーに推奨されるサウンド体験

Soundcore Liberty 2 Proが目指したのは「PERSONALIZED LIVE-STAGE SOUND(ライブ演奏を耳元で聞いている かのような至極の音楽体験)」とのこと。その完成度を裏付けるかのように、グラミー賞を受賞した10名の音楽プロデューサーから推奨コメントが寄せられています。


グラミー受賞プロデューサー推奨:Soundcore Liberty 2 Pro は、グラミー賞を受賞した 10 名の音楽プロデューサーに推奨されている完全ワイヤレスイヤホンです。アーティストや音楽プロデューサーが望んでいた、生演奏を耳元で聴いているかのような臨場感溢れるサウンド体験をご提供します。(プレスリリースより)

さて、このSoundcore Liberty 2 Proを発売前にお借りすることができましたので、レビューしてみました!完成度の高さに驚きです!どうぞ!

Soundcore Liberty 2 Proを実機レビュー

こちらがSoundcore Liberty 2 Proのパッケージ。かなり頑丈に作られています。

写真では伝えづらいのですが、さまざまな素材を組み合わせた、複雑な手触りをしています。パッケージからもこの製品にかける並々ならぬ意気込みを感じます。

製品名よりも大きく打ち出したコピー「IN-EAR STUDIO PERFORMANCE」耳の中にスタジオを作り出すほどのパフォーマンスとは、いったいどのようなものなのでしょうか……。

パッケージ裏面には、バランスド・アーマチュアといえばこの企業、Knowles社のロゴが印刷されています。Soundcore Liberty 2 ProのBAには、Knowles社の製品が採用されているようです!
パッケージを開くと見開きで、同軸音響構造(A.C.A.A)についての解説図が展開されます。こういった見開きには、イメージ写真が使われることが多かったのですが、今回は技術解説。それだけ自信のある現れでしょう。

内容物は、充電ケース、イヤーチップ、イヤーウィング、USB-C to USBケーブル、クイックスタートガイド、などとなっています。

イヤーチップとイヤーウイングは、従来よくあった袋入りではなく、専用の台紙に整頓されています。中でも、イヤーチップの充実っぷりは特筆もので、サイズが、XS / S / M / M+ / L / L+ / XL、と7種類も付属しているのです。(M+は本体に取り付け済み)

これだけサイズがあれば、絶対に耳に合うものがあるはず。

Soundcore Liberty 2 Proイヤホンをチェック

さて、Soundcore Liberty 2 Proイヤホンをチェックしてみましょう。シェル部分は、金属製になっており、クールな雰囲気を漂わせます。

下面には充電用の端子が3つ並びます。

上面にはマルチファンクションボタンがあります。

2つ合わせた重量はわずかに16.4g。完全ワイヤレスイヤホンとしては十分な軽さです。

イヤーウイングのおかげで、耳に装着しても全くズレることもなく装着することができます。

スポーツ用として、ジョギング時に使っても問題なさそうです。

Soundcore Liberty 2 Proの充電ケースをチェック

Soundcore Liberty 2 Proの充電ケースの開閉ギミックは独特です。分かりやすく「OPEN」と書かれたシールが貼ってあります。

この方向にフタをズラすと、カチャッという音とともに開きます。この小気味いい開き方、ぜひ体感してもらいたいところです。

充電ケースの中に、Soundcore Liberty 2 Proがこのように収まります。イヤホン自体にマグネットが仕込まれているため、多少ズレても吸着するので、安心です。

充電ケースの前面には、充電状況を示す3灯のLEDが並びます。

背面には、充電用のUSB-Cポートがあります。

iPhoneにペアリングして、Apple Musicの音源を聴いてみました。

初めて聴いた瞬間の、新鮮な驚き!アーティストのボーカルと演奏が、空間いっぱいに広がり、それぞれの楽器の音の粒の一つ一つを感じとることのできるほどの解像感!
これが本当に完全ワイヤレスイヤホンなのか!?と耳を疑うレベルで、澄み切った高音と、鼓膜を震わせる低音が、頭の中いっぱいに響き渡るのです。
……ただ、まだこれはiPhoneでのお話(コーデックがAAC)。Soundcore Liberty 2 Proは、高音質コーデックのaptXに対応しています。この記事の後半で、DAPに接続して聴き比べてみます。

軽すぎる!70gの軽量な充電ケース

Soundcore Liberty 2 Proのケースを触っていると、やけに軽いと感じます。
そこで、同じく軽量級の完全ワイヤレスイヤホン Anker Soundcore Liberty Neo(写真右)を引っ張り出してきました。

持ってみた感じでは、どちらも同じくらいの重さだと感じたのですが……
https://www.makkyon.com/2019/04/15/anker-soundcore-liberty-neo/
Soundcore Liberty Neoの重量は、イヤホン込みで54.9gでした。

Soundcore Liberty 2 Proは69.4gでした。その差は約15g。

Soundcore Liberty 2 Proは、表面積が広い分、軽く感じたのかもしれません。

SoundcoreアプリでLiberty 2 Proを管理する

完全ワイヤレスイヤホンの多くは、コンパニオンアプリと連携することで、その真価を発揮します。もちろんSoundcoreシリーズも同様です。
Soundcoreアプリをダウンロードし、Libertyシリーズを選択します。

画面いっぱいに広がるLiberty 2 Proのイメージ。この画面で、左右のユニットの充電状況、イコライザーや、コントローラーの設定を行うことができます。

それでは、Soundcore Liberty 2 Proの特徴である、HearID™を試してみましょう。

HearID™で自分だけのプロファイルを作る

個人に合わせた音をカスタマイズするという製品として、CREATIVE社のSXFI AMPがあります。SXFI AMPは、自分の顔と耳をスキャンして、最適な音を導き出していました。
https://www.makkyon.com/2019/05/02/creative-sxfi-amp/
Soundcore Liberty 2 Proでは聴覚そのものを測定し、最適な音を出すというアプローチを取っています。

まずは、年齢を選択します。

大切なのは、静かな場所でテストを行うこと。屋内で環境音の少ない、音の出ない場所で行いましょう。

測定の手順は、健康診断でよくある聴覚検査と一緒です。イヤホンから流れる音を聴いて、聴こえたらボタンを押し、聴こえなくなったらボタンを離す、という簡単なものです。

左耳と右耳、それぞれで測定を行います。この測定にかかった時間は、実測で片方1分45秒ほど。両耳で3〜4分かかりました。

結果は、HearID™としてグラフが表示されます。

HearID™でパーソナライズされたサウンドプロファイルは、イヤホン自体に保存されます。このため、スマホを変えても保持されます。(後ほど試したDAPでも、同じ結果が表示されました)

Soundcoreアプリでコントロールをカスタマイズ

Soundcoreアプリで使えるのはHearID™だけではありません。左右のイヤホンに装備されたマルチファンクションボタンのカスタマイズも可能です。(おk 1Sは何かの間違いだと思う)

各操作をタップすると、曲送り・戻しだけではなく、音声アシスタントの起動も選択できます。

Soundcore Liberty 2 Pro単体でも充実していますが、やはりコンパニオンアプリがあると、完成度が増しますね。

Soundcore Wakeyで、寝てる間にワイヤレス充電する

Soundcore Liberty 2 Proは、Qiワイヤレス充電が可能です。充電パッドに載せるのもアリですが、せっかくなので、同じSoundcoreブランドのワイヤレス充電器を使いましょう。そう、Soundcore Wakeyです。
夜寝るとき充電して、朝起きて使うという運用をするために、Soundccore Wakey天面のワイヤレス充電パッドを使います。
ただ、上に載せるだけなんですけども。サイズ感もバッチリ。

https://www.makkyon.com/2019/08/07/anker-soundcore-wakey/
夜寝るときにイヤホンを付けて寝る人も、充電ケースだけWakeyの上に置いておけば安心ですね。

1BA+1DDのハイブリッド構成でaptX対応……他機種と比較してみる

さて、そろそろSoundcore Liberty 2 Proの本気を出してもらいましょう。そう、aptXです。
今回は比較対象として、1BA+1DDのハイブリッド構成を持つ完全ワイヤレスイヤホンと比較してみます。ただ、1BA+1DDのハイブリッド構成を持ち、aptXに対応した製品は、市場にほとんどありません(2019年10月時点)。
そこで、リケーブル可能な完全ワイヤレスイヤホンFOSTEX TM2と、1BA+1DDのイヤホンSIMGOT EM2を組み合わせて、擬似ハイブリッド完全ワイヤレスイヤホン(写真左)を作り、これと比較してみることにしました。

https://www.makkyon.com/2019/06/02/fostex-tm2/
https://www.makkyon.com/2019/05/22/simgot-em2/
課題曲はフルオーケストラの「STAR WARS 最後のジェダイ」メインタイトル(ハイレゾ音源)です。どちらのイヤホンもGRANBEATとaptXで接続されているのを確認しています。
まずは、FOSTEX TM2+SIMGOT EM2の組み合わせ。
重厚感あふれる迫力のサウンド、多様な楽器の音が独立して響きを持ち、ホールの空間を所狭しと音の粒が埋めていきます。音の輪郭が見えるほどの解像感、ホールの中心で音のシャワーを浴びている気分になります。

次に、Soundcore Liberty 2 Proです。
こちらも迫力はありますが、趣きが異なります。音の振動がつぶさに伝わり、弦の擦れる音、ドラムの震え、ピアノの鍵盤の下りる音、澄んだ空気の中、余すところなくホール中の音が聞こえるようです。

聴き比べてみた結果、どちらもいい音には変わりないのですが、同じ音源でも、FOSTEX TM2+SIMGOT EM2は「ベテランの堂々とした音色」、Soundcore Liberty 2 Proは「若々しい真っ直ぐな音色」という印象を受けました。
FOSTEX TM2とSIMGOT EM2は、2つで実売4万円を超えてしまう、いわば高級品(Soundcore Liberty 2 Proが3台買えてしまいます)。
音の方向性は異なりますが、高級品に匹敵するだけのポテンシャルを示したSoundcore Liberty 2 Pro、グラミー賞受賞プロデューサーの推奨コメントは伊達じゃありません。

完全ワイヤレスイヤホン用イヤーピースを試してみる

さて、Soundcore Liberty 2 Proのレビューは、完全ワイヤレスイヤホン用イヤーピースのお試しで締めましょう。

今回使用するのは、COMPLY TRUEGRIP TG-200と、AZLA SednaEarfit Shortです。

COMPLY TRUEGRIP TG-200

まずは、COMPLY TRUEGRIP(写真左)から。純正イヤーピースに比べると、ちょっと高さがあります。

https://www.makkyon.com/2019/07/14/comply-truegrip-tg-200/
装着自体は問題ありません。

充電ケースに収まるかどうか、完全ワイヤレスイヤホンにおける難題ですが、これも問題なし。

やはりCOMPLYはいいですね、音がしっかり耳の中に収まっている感じがします。

SpinFit CP360

次に、医療グレードのシリコンを使用したイヤーピースSpinFit CP360を装着してみました。

圧迫感の少ない、快適な付け心地が特徴です。

充電ケースへも問題なく収納できます。

https://www.makkyon.com/2019/12/18/spinfit-360/

AZLA SednaEarfit Short

続いては、AZLAのSendaEarfit Shortです。こちらもやや高さがあります。

https://www.makkyon.com/2019/09/04/azla-sednaearfit-short/
Soundcore Liberty 2 Proへの装着は問題なし。

充電ケースへの収納も問題なし。まるで純正のような収まり方です。

サイズが豊富なので、耳に合うサイズが見つけやすいですね。

Dekoni Audio BULLETZ TWS

Dekoni Audioからも、低反発ポリウレタン製のイヤーピースが登場しています。こちらも問題なくフィット。

充電ケースにも問題なく収まりました。

https://www.makkyon.com/2019/11/25/dekoni-audio-bulletz-tws/
というわけで、完全ワイヤレス用として販売されているイヤーピース3製品とも問題なしでした。選択肢が広がっていいですね!

まとめ

想像以上の高音質を実現していたSoundcore Liberty 2 Pro、まさか1BA+1DDのハイブリッド構成に、aptXまで実装しているとは思ってもいませんでした。
さらに、これらの技術を余すところなく生かし、ハイエンド製品に迫る音質を実現……ほとんどの人はSoundcore Liberty 2 Proで満足してしまうのではないでしょうか。
次世代の名に恥じない一品、これは文句なしに★★★★★です!
何より、これが1万円台で買えちゃうのが贅沢ですよねえ……。

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この記事を書いた人

Webマーケティングを生業にする、どこかの企業のマネージャー。あなたが使っているWebサイトの裏側で出会っているかもしれません。
このサイトは趣味で作っているものなので、仕事内容とは関係がありません。春と秋に山手線一周歩くイベント(ほぼ観光)を主催しているので、気になる方はイベントページを見てみてください。

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