Anker Nebula Capsule II レビュー/Android TV搭載のポータブルプロジェクター

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Android TV搭載プロジェクターのまとめを作成しました。

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Android TV搭載のモバイルプロジェクター Nebula Capsule II

気になりながらも、価格帯で躊躇していたのが、今回紹介するAnkerのモバイルプロジェクターNebula Capsule IIです。「世界初 Android TV搭載 モバイルプロジェクター」と銘打たれた本製品は、他のモバイルプロジェクターと何が違うのか、見ていきましょう。

※レビューにあたって、本製品をお借りしました。

Anker Nebula Capsule IIをレビュー

パッケージはがっしりした剛性のあるもの。それなりに重さがあるので、段ボールから取り出すときに落とさないように。

本製品の特徴は「Android TV」搭載であること。「Android 9.0」と書いてはありますが、「Android 9.0のAndroid TV」です。AppleでいうところのiOSとtvOSの関係に似ています。ここ、大事です。

Anker Nebula Capsule IIのパッケージは、見開き型。大きく開いた表紙裏に野外で映像を楽しむ親子の姿。

さらに、パッケージを開いたところにある封筒には、利用シーンをイメージした複数のカードが入っています。いずれの使い方も、非日常的な使い方ができて楽しそう!

中から取り出した黒い円筒形のデバイスが、モバイルプロジェクターのAnker Nebula Capsule IIです。詳しくは後ほど。

付属品は、充電用のUSBケーブル、USB PD対応ACアダプター、Bluetoothリモコン、クイックスタートガイド、となっています。


付属のUSB-ACアダプターは、USB Type-C(以下USB-C)ポートを搭載したUSB PD対応のもの。

それもそのはず、別売されているAnker PowerPort Speed PD 30がそのまま付属しているのです。USB PDで最大30Wの出力があります。

そして、付属のリモコンはAndroid TVに対応したもの。音声アシスタントであるGoogleアシスタントの呼び出しボタンもあります。

バッテリーは単四乾電池×2本。

それでは、Nebula Capsule IIを詳しく見ていきましょう。

Nebula Capsule IIの外観をチェック

Nebula Capsule IIの外観から見ていきましょう。前面のレンズが無ければ、スマートスピーカーか360度スピーカーと見間違うような外観です。

レンズには「AUTO FOCUS」の文字。焦点合わせは地味に面倒なので、必須機能と言えます。

背面には電源ボタン、底部には各種ポートが並びます。

このメタルメッシュの中には吸気・排気機構があります。Nebula Capsule IIの動作中には、前面から吸気して背面から排気されます。

天面にはタッチコントロール可能な操作パネル。Androidの操作系を踏襲しているだけあって、バックボタンもあります。

底面には各種ポートが並びます。右側から電源供給用のUSB-Cポート、それからUSBポート。

それからHDMIポート、AUXポートが並びます。

Nebula Capsule IIを手で持った感じ、500ml缶に近いのかな?と疑問に思ったので、ひとっ走りコカコーラ(500ml)を買ってきました。500ml缶の方が背が高いです。

しかし、外周はNebula Capsule IIの方が一回り大きいようです。

底面には三脚穴があります。

これによってカメラ用の本格的な三脚から、写真のようなミニ三脚まで、利用することができます。高さが欲しいときには必須です。

※写真では、マンフロットのミニ三脚「PIXI Smart」で立てています。

電源オン、さっそく使ってみる

背面の電源ボタンを長押しすると、LEDが青くなり、画面に投影が始まります。点灯してみると、思った以上に画面が大きかったです。

場所を移動して、壁一面に投影してセットアップしました。

家のテレビがSONYのブラビアで、ちょうどNebula Capsule IIと同じAndroid 9.0のAndroid TVを搭載しています。
このため、わが家のテレビがそのまま壁に映ったように錯覚してしまいます。

ニンテンドースイッチでも使える

内蔵のAndroid TVで映してみましたが、HDMIポートを搭載しているため、通常のHDMI機器を接続して映し出すことができます。

つまり、ニンテンドースイッチのようなゲーム機の映像を映し出すことも可能なのです。
実際にニンテンドースイッチを接続してテトリス99をやってみました。でかい画面でプレイするテトリスは最高ですね……

※上記で使用しているUSB-Cハブは下記の製品です。

操作はタッチパネル以外にアプリでも

Nebula Capsule IIの天面にタッチパネルがありましたが、もちろんリモコンでも操作可能です。
さらに、Nebulaアプリを使うことで、スマホ上からも操作することが可能になります。こういった使い勝手は、Apple TVと変わりません。

なお、Googleが出しているAndroid TVアプリで操作することもできました。ただ、画面がiPhoneに最適化されておらず、あえてこのアプリを使う意義はなさそうです……。

外部出力や操作系はこの辺りにして、実際に映像を映し出して試してみます。

ルームシアターにしてみた

洋室の壁に映し出してみました。iPhone 11のナイトモードが動作した状態で撮影しているため、かなり明るく見えています。

実際にはこれくらい暗い部屋なので、くっきり映っているのが分かります。画像は1280 x 720なのでHD画質、かなり綺麗に見えます。

Nebula Capsule IIのレンズから壁までの距離が約2.25mあり、スクリーン自体の大きさが幅1.6m、高さ70cmほどあります。スクリーンの大きさはだいたい70cmといったところでしょうか。

部屋の広さがもっとあれば、さらに広い画面になるでしょう。

天井シアターにしてみた

そして、モバイルプロジェクターが来たらやってみたかったこと、それはごろ寝して観られる「天井シアター」です!
実は、パッケージの中に含まれる梱包材を使ってNebula Capsule IIを挟み込めば、天井投影用のパーツに変わるのです、すごい!

これで映し出したAndroid TVのホーム画面がこちら。寝転んだ状態で撮っています。画面下に見える丸いものは天井のシーリングライトです。

余談ですが、このシーリングライト、AlexaとGoogle Homeに対応したスマート家電です。オススメです。

ホームネットワーク上にnasneがあれば、torneアプリを使うことができます。(天井向いてます)

TVerやサブスクの映像配信が増えたので、録画自体をあまりしなくなってきましたが、このtorneがあれば、nasneのチューナーを通じてテレビを見ることができます!

そう、ごろ寝テレビがこれで完成するのです。(でも、nasneは終了してしまうので、壊れたらこれっきり、切ない)
快適すぎて、もう起き上がれない……

NetflixやAmazon Prime ビデオは使える?

Android TVを採用しているので、対応していればHuluやYouTubeなど各種TV用アプリを使うことができるのですが、NetflixやAmazon Prime ビデオはGoogle Play経由でインストールできません。

NetflixやAmazon Primeビデオをインストールするには、「Nebuula Manager」アプリを経由してインストールしていきます。

この後、Channelメニューから、ホームに表示させたいアプリを選択します。この画面には、Android TVにインストールされているアプリも表示されています。

Android TVのホーム画面で「チャンネルのカスタマイズ」を選択し、Nebula Managerをオンにします。

これでAndroid TVのホーム画面にNebula Managerの行が表示され、NetflixやAmazon Prime ビデオアプリを起動することができます。

これで、自分が普段使っているアプリは全て使うことができるようになりました。

STAR WARSデザインのNebula Capsule IIが登場!

2019年12月公開の映画『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』公開に合わせて、R2-D2のデザインを採用した「Anker Nebula Capsule ll R2-D2TM Edition」が1,138個限定で発売されます(2020年1月発売)。

付属のトラベルポーチと製品パッケージもオリジナルのデザインです。しかも、トラベルポーチはシリアルナンバー付き。起動時にはおなじみのR2-D2ボイスが採用されています。

なお、ディズニーデラックスのサービスである「Disney THEATER(ディズニーシアター)」アプリもプリインストールされているそうです。

1,138個ってどういうこと?
ジョージ・ルーカスのデビュー作である「THX 1138」から。スター・ウォーズの劇中でもこの1138という数字が使われています。なお、THXもジョージ・ルーカスが設立した会社名に使用されていますね。

まとめ

このコンパクトな本体からは想像もできないような綺麗な映像と、迫力のある音!モバイルプロジェクターという響きからは想像もできない、立派なプロジェクターでした。

なお、明るさを示す指標として200ANSIルーメンと表記されていますが、使った感じだと「昼間の明るい室内では映像はまあまあ分かるが、操作系は見えづらい」「部屋を暗くすると、黒がしっかり締まって小さな映画館のよう」という印象でした。なお、LED照明の直下に投影面があると、かなり見えづらかったです。

明るめの場所で使うならバックグラウンドミュージックに、暗めの場所で使うなら映像視聴に、という使い方が最適でしょう。

とりあえず天井シアターは使ってみてほしい、楽しいから!

レビューのためにお借りしたのですが、すっかり欲しくなってしまいました……いいなあ、Nebula Capsule II。

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この記事を書いた人

Webマーケティングを生業にする、どこかの企業のマネージャー。あなたが使っているWebサイトの裏側で出会っているかもしれません。
このサイトは趣味で作っているものなので、仕事内容とは関係がありません。春と秋に山手線一周歩くイベント(ほぼ観光)を主催しているので、気になる方はイベントページを見てみてください。

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