AmazonのEchoシリーズ、GoogleのGoogle Home、LINEのClova、日本で普及しているスマートスピーカーといえばこの3つ。しかし、いざ買ったはいいものの、なかなか使う機会がないという声もしばしば聞かれます。
ただの受け答えしてくれる音声エージェントでは、iPhoneのSiriと変わりません。しかし、スマートスピーカーの真価は、IoT家電との連携にあります。
スマートスピーカー対応のLEDシーリングライト
スマートスピーカーに対応したLEDシーリングライトが、他メーカーに先駆けてアイリスオーヤマから出たというのは驚きでしたが、それだけ今のアイリスオーヤマには開発のスピード感があるということなのでしょう。
寝室の蛍光灯が暗くなってきたので、これを機に、スマートスピーカー対応のLEDシーリングライトに交換してみることにしました。今回購入したのは、一番安い6畳用の調光タイプです。
CL6D-6.0HAITのレビュー
シーリングライトの箱って大きいですよね。CL6D-6.0HAITも例に漏れず、なかなか大きい箱で届きました。
箱の側面に書かれたスマートスピーカー対応の説明がなければ、普通のシーリングライトだと思ってしまうでしょう。
開封します。CL6D-6.0HAIT本体以外には、各種説明書と、リモコン+単三乾電池2本、リモコンホルダー、ねじ2本、取り付け用としてスペーサー(角)とスペーサー(丸)が付属しています。
CL6D-6.0HAITを裏返してみます。LEDシーリングライトらしく、天井面との間のスペーサーとして3箇所に黒いクッションが付いています。
通常のLEDシーリングライトと異なるのは、この説明書の多さ。シーリングライトの共通説明書、リモコンの説明書、セットアップの流れ、スマートスピーカーでの音声操作例、そしてアプリの操作説明書が付いています。
中でも珍しいのは、アプリ「IRIS SmartLF」の取扱説明書が付属していることでしょう。オンラインマニュアルとか、アプリ内のチュートリアルではなく、紙の説明書が付いていることに安心する方は多いのではないでしょうか。
ここらへんの気配りは、こういった機器の扱いに慣れていない初心者に向けて作られていることがよく分かります。
まずはLEDシーリングライトとして設置する
とりあえず、まずはLEDシーリングライトとして普通に設置すればいいみたいです。とりあえず設置完了。めちゃめちゃ明るい!!!やっぱ蛍光灯とは違うな……。
ここからLEDシーリングライトをWi-Fiに接続可能な状態にしなければなりません。まず、壁面のスイッチでLEDシーリングライトを点灯させます。それから、リモコンの「明るい」「暗い」を交互に3回以上繰り返し押します。
そうすると、LEDシーリングライトが点いたり消えたりを繰り返します。アニメーションにしてみましたが、実際にはもっと明るいです。
ただ、この点滅を見ているとクラクラしてしまいそうだったので、あまり見つめないようにしましょう。
アプリ「IRIS SmartLF」で設定する
次はアプリです。AppStoreから「IRIS SmartLF」をダウンロードします。メールアドレスか電話番号でユーザー登録ができるので、チャチャっと済ませましょう。それから、機器を使う場所を設定します。
この後にようやく機器の設定に入ります。照明を選択したら、LEDシーリングライトがWi-Fiに接続するための設定をします。Wi-Fiのパスワードを入力するのですが、このLEDシーリングライトは、2.4GHz帯のアクセスポイントにしか繋がりません。スマホが接続されているアクセスポイントにそのまま繋がるため、2.4GHz帯に繋がっていることを確認して進めましょう。(5GHz帯のアクセスポイントに繋がったまま進めると、エラーになって進めなくなります)
これでアプリからLEDシーリングライトを操作できるようになりました。しかし、本命はスマートスピーカーとの連携。次はAlexaとの連携設定です。(Google Homeとも連携できます)
Alexaと連携する
次はスマホからAlexaアプリを開きます。メニューから「スキル・ゲーム」を選んで、「IRIS SmartLF」のスキルを追加します。
先ほど設定したIRIS SmartLFのアカウントを聞かれるので、ログインしてアクセスを許可します。「端末の検出」で「明かり」が追加されれば成功です。
LEDシーリングライトは「明かり(あかり)」という名称で登録されるので、「明かり」で機器を指名して音声操作が可能になります。
LEDシーリングライトが声で操作できる!
あとは、Echoを使ってAlexaに指示するだけです。「アレクサ、明かりをつけて」といえば、ライトが点灯します。逆に「アレクサ、明かりを消して」といえば消灯してくれます。
明るさの調整も可能です。「アレクサ、明かりを70(%)にして」「アレクサ、明かりをもっと明るくして」「アレクサ、明かりをもっと暗くして」で自由自在です。
寝るとき、常夜灯だけにするなら「アレクサ、明かりを1(%)にして」といえば常夜灯になります。通常の明かりに戻すときは「アレクサ、明かりをもっと明るくして」でOK。
Echo Spotの画面を見てお気づきかもしれませんが、Echo Spotなら画面付きなので、画面上をタッチして明るさを調整することもできます!
なにこの未来感……!
おやすみなさい……
まとめ
もう、これからLEDシーリングライトを買うなら、スマートスピーカー対応しかない!そんな気分になります。見た目は普通のシーリングライトで、別途電源を取る必要もないし、ちょっと面倒なのは最初の設定が必要なだけ。あとはアプリ上やスマートスピーカーから操作できます。
初物ということで、通常のLEDシーリングライトより高めなのが難点ですが、それ以外に気になる点はありません。未来がやってきた!
※なお、対応しているスマートスピーカーは、AmazonのAlexa対応のものと、GoogleのGoogle Homeのみ。LINEのClovaシリーズは対応していません(2018年12月現在)