ありがたいことに、Keychron関連のレビュー記事のアクセスが右肩上がりで、最近では毎日のようにクーポンが使用されているようです。(10%オフのクーポンコードはこの記事の最後にあります)
私自身も、Keychronの新製品が出るごとに買ってしまっていて、次に何が出るのだろうと楽しみにしています。さて、今回は……
Keychronの65%レイアウトキーボード「K6」登場!
今回Kickstarterに登場したKeychronの新プロジェクトは、65%レイアウトのコンパクトキーボード「Keychron K6」です。
Keychron K6 | A Compact 65% Wireless Mechanical Keyboard by Keychron — Kickstarter
プロジェクトが無事終了して、日本にも送られてきたので1週間ほど使ってみました。さて、K6はどんなキーボードなのでしょうか。
Keychron K6をレビュー
Keychron K6はコンパクトキーボードではあるものの、パッケージはそこそこ長め。右側に「R3」のシールが貼ってあるのは、のちほど説明します。
パッケージ背面に特徴が並んでいますが、1つめの「コンパクトデザイン」以外の「Mac&Win互換」「無線&有線対応」「3台ペアリング可能」「バッテリーライフ」「ライトエフェクト」は、これまでのKeychron製品に共通するものです。
蓋身式のボックスを開いてみましょう。K6専用のビニール袋に覆われています。プロジェクトを重ねるごとに少しずつバージョンアップしていっています。
内容物としては、Keychron K6本体、キープラー、予備キーキャップ(Windows用キー含む)、USBケーブル、マニュアル、キーマップ図、となっています。
そして、こちらがKeychron K6キーボード。持ってみて分かるコンパクトさと軽さ!
左側面には、USBポートや各種スイッチが並びます。
USB Type-Cポート、キーマップ切り替えスイッチ(Win/Android、Mac&iOS)、有線・無線切り替えスイッチ(BT、OFF、Cable)となっています。
これまでのKeychron製キーボード同様に、スタンドもあります。
スタンドを使えば、傾斜がつけられます。寝かせた状態よりも、この角度が打ちやすいと感じました。
USB-Cケーブルも、これまでと同様にL字型のケーブルが採用されています。充電したり、有線で使うときに、邪魔にならないようになっています。
仕様によれば、搭載されているバッテリー容量は4,000mAh。満充電までにかかる時間は3時間、1回の充電で4-6週間もつ、とされています。
ホワイトバックライトの効果が抜群に綺麗!
今回のKeychron K6キーボードは、バックライトとしてRGBではなくホワイトバックライト(単色)を選択しました。
明るい場所で撮ったので分かりづらいですが、電源OFFの状態ではキーの文字が見づらく、電源をONにして、ホワイトバックライトが点灯すると、キーの文字が浮かび上がります。
この効果が抜群に綺麗なので、RGBでキラキラしなくていいのであれば、積極的にホワイトバックライトを選んで欲しいです。
Keychron K6は、fn1とfn2でキーを切り替え
Keychron K6キーボードは68キーと、通常のキーボードと異なりファンクションキー等が省略されています。省かれたキーは他のキーに割当られており、キートップにもオレンジとブルーで印字されています。
これらのキーを使うには「fn1」キーか「fn2」キーを組み合わせる必要があります。
キーの再配置(リマップ)には、Macは「Karabiner」、Windowsは「SharpKeys」が推奨されています。(マニュアル記載)
しかし、実際に使っていると、意外とファンクションキーって使ってなかったなと実感しています(この記事を書きながら、fn1もfn2もほとんど押していない……)。
K6にはホットスワップキーが導入される、が……
Keychron K6は新たなキースイッチとして、ホットスワップキーが導入されました。ただ……ホットスワップは正直興味がなく、今回オプティカルキースイッチを選択しました。
コンパクトキーボードなので持ち運ぶ機会もあるかと思い、できるだけ静音仕様にしておきたいな、と茶軸を選んでいます。
K6のカスタマイズ、選ぶ項目と種類が激しく多い
Keychron K6キーボードは選択できるキースイッチに「ホットスワップ」が加わったので、選択できる項目は、これまでで最多の組み合わせとなりました。
- キースイッチが3種類( Gateron / オプティカル / ホットスワップ )
- 軸が3種類( 赤軸 / 青軸 / 茶軸 )
- バックライトが2種類( ホワイト / RGB )
- フレームが2種類( プラスチック / アルミニウム )
上記の組み合わせは、3×3×2×2=36種類にもなります。Keychronでは、これらのすべての組み合わせに型番をつけています。組み合わせの表は下記の通り。
モデル名 | キースイッチ | バックライト | フレーム |
---|---|---|---|
O1 | Gateron 赤軸 | ホワイト | プラスチック |
O2 | Gateron 青軸 | ホワイト | プラスチック |
O3 | Gateron 茶軸 | ホワイト | プラスチック |
P1 | Gateron 赤軸 | RGB | プラスチック |
P2 | Gateron 青軸 | RGB | プラスチック |
P3 | Gateron 茶軸 | RGB | プラスチック |
Q1 | Gateron 赤軸 | RGB | アルミニウム |
Q2 | Gateron 青軸 | RGB | アルミニウム |
Q3 | Gateron 茶軸 | RGB | アルミニウム |
R1 | オプティカル 赤軸 | ホワイト | プラスチック |
R2 | オプティカル 青軸 | ホワイト | プラスチック |
R3 | オプティカル 茶軸 | ホワイト | プラスチック |
S1 | オプティカル 赤軸 | RGB | プラスチック |
S2 | オプティカル 青軸 | RGB | プラスチック |
S3 | オプティカル 茶軸 | RGB | プラスチック |
T1 | オプティカル 赤軸 | RGB | アルミニウム |
T2 | オプティカル 青軸 | RGB | アルミニウム |
T3 | オプティカル 茶軸 | RGB | アルミニウム |
U1 | ホットスワップ 赤軸 | ホワイト | プラスチック |
U2 | ホットスワップ 青軸 | ホワイト | プラスチック |
U3 | ホットスワップ 茶軸 | ホワイト | プラスチック |
V1 | ホットスワップ 赤軸 | RGB | プラスチック |
V2 | ホットスワップ 青軸 | RGB | プラスチック |
V3 | ホットスワップ 茶軸 | RGB | プラスチック |
W1 | ホットスワップ 赤軸 | RGB | アルミニウム |
W2 | ホットスワップ 青軸 | RGB | アルミニウム |
W3 | ホットスワップ 茶軸 | RGB | アルミニウム |
今回レビューしている組み合わせは「オプティカル・茶軸・ホワイトバックライト・プラスチックフレーム」なので、パッケージに貼られていたシールは「R3」です。
Keychron K6とK2を比較してみる
さて、Keychron K6キーボードを検討される方は、K2も合わせて検討されているのではないでしょうか。手持ちのK2キーボードと比較してみます。
まずは、キーボード全体の比較です。写真上がK2キーボード、写真下がK6キーボードです。K2はダークグレーとライトグレーのキーカラーが明確に違いますが、K6はこの2つのカラーが微妙に似てきています。
キー1列分だけKeychron K6(写真右)がコンパクトになっています。
キートップの文字デザインが変わっていたり、キートップのカラーが変わっていたり、K2とK6はキーの数だけでなく、マイナーバージョンアップも施されているようです。
K6のキーキャップを交換して、雰囲気を変えてみた
今回、K6用キーキャップ(別売)も合わせて購入してみました。
Keychron K2もキーキャップのカラーリングを変えるだけで、かなり印象が変わったんですよね。(RX-78-1が、FA-78-2になったような印象です)
Keychron K6キーボードも、キートップのカラーリングを1色で揃えて、スッキリしたデザインに生まれ変わりました。
最後になりますが、Keychron K6の重量を測ってみましょう。529.8gと、モバイル向けキーボードとしてはそこそこ重いです。しかし、打鍵感のいいメカニカルキーボードとして考えると、軽くていい線いっています。
実際の打鍵感はどうなのか?といえば、これまでレビューしてきたK2やK4と変わらぬ使い勝手で、この記事もK6を使って書いていますが、非常に打ちやすいですね。
レトロMac風キーキャップに換装する
K6専用に販売されているレトロMac風キーキャップを購入して、換装してみました。
次はKeychron K8が来る!
Keychronの次の製品は「K8」です。テンキーレスの87キーフルキーボード。K1でも同様の構成が存在しましたが、K2以降のデザインでは初の構成です。
Keychron K8 is a versatile tenkeyless (TKL) wireless mechanical keyboard with with hot-swappable option. A unique Mac layout while compatible with Windows OS. 15+ vivid RGB lighting.
Keychron | Wireless Mechanical Keyboards for Mac, Windows and Android
K6のキーキャップをレトロMac風に交換してみた
K2用に作られたレトロMacキーキャップを、K6にも流用してみました。
詳しいレビューは下記から。
まとめ
既発売のコンパクトキーボード Keychron K2も非常に使いやすかったですが、マイナーバージョンアップし、さらにコンパクトになったK6は、使っていて楽しくなるキーボードです。
欠点らしい欠点は見当たりませんが、強いて言うなら「カスタマイズできる項目が多すぎてなかなか選べない」でしょうか……。
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