FiiO LC-BT2 レビュー/MMCXで換装できるネックバンド型Bluetoothアダプター、ハイレゾ・ワイヤレス対応!

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ハイレゾ・ワイヤレスをMMCXイヤホンで聴く

今年は完全ワイヤレスイヤホンを使う機会が多いのですが、いずれの製品もaptX HDやLDACといったハイレゾ・ワイヤレスコーデックには対応したものは無く、高音質化にはもう一歩という印象です(それでも数年で劇的に進化してますが)。
ワイヤレスだけど高音質に聴きたい!というシチュエーションでは、ケーブルタイプやネックバンドタイプのBluetoothアダプターを使うことにしています。

というわけで、今回の製品は……

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FiiOのネックバンド型Bluetoothケーブル

今回紹介する製品は、FiiOのネックバンド型のBluetoothイヤホンケーブル LC-BT2です。2020年4月時点では日本で販売されておらず、Aliexpressで購入しました。

AliexpressでもHiFiGOでも、MMCX対応版と2pin版が選べます。今回はMMCX版を購入しました。

FiiO LC-BT2 MMCXをレビュー

オールブラックの背景にLC-BT2が浮かび上がるシックなパッケージ。高級感があります。

パッケージ背面に、各コーデックのロゴが並びます。必須のSBCから、iOSで定番のAAC、それから高音質なaptXに、低遅延のaptX Low Latency、ハイレゾ・ワイヤレスコーデックのaptX HDとLDACが並びます。

パッケージを開けると、入っているのは、ユーザーマニュアルとキャリングケース。ネックバンド型のイヤホンで、キャリングケースが入っているのを見るのは初めてです。

キャリングケースの中には、FiiO LC-BT2とUSBケーブルが入っていました。

こちらが、ネックバンド型BluetoothイヤホンケーブルのFiiO LC-BT2です。

操作系は左側のバンドに集中しています。

電源ボタン、音量増ボタン、再生・停止ボタン、音量減ボタンと並んでいます。

イヤホンケーブルはバンド内の穴から出ており、断線しにくくなっています。こういった配慮はありがたいですね。

左側のバンドにある充電用のポートは、今どきのUSB-Cポートでした。

ネックバンド部分は非常に柔らかい素材で作られていて、写真のように軽くぐるっと一周できるほどの柔軟性があります。

MMCXイヤホンを換装できるので、愛用のSHURE SE425を接続しました。

イヤホンを接続した状態で、キャリングケースに入れて持ち運ぶことができます。

ネックバンド型のイヤホンで気をつけたい点があるので、詳しく見ていきましょう。

FiiO LC-BT2の装着感はどう?

ネックバンド型のイヤホンは、シュアがけした際のケーブルの長さに注意が必要です。シュアがけは少しだけケーブルの長さが必要なので、シュアがけが考慮されていないと、ネックバンドが浮いたり、頭が動かしづらくなってしまいます。

FiiO LC-BT2は写真で見てもらって分かる通り、長すぎず短すぎず、適度に遊びがあるので、頭の動きが制限されることはありません。
ネックバンド型のBluetoothワイヤレスは、イヤホンを外したとき、そのままぶら下げておけるのがいいですよね。完全ワイヤレスイヤホンにはない利点です。

インジケーターのカラーで判断できるコーデック

FiiO LC-BT2はBluetoothでペアリングしますが、対応しているコーデックが多いため、どのコーデックで接続されているのかが気になるところです。この点、FiiO LC-BT2はネックバンド左側のLEDインジケーターのカラーで判断できるようになっています。
iPhone 11 Pro Maxとペアリングしてみたところ、ブラッシュグリーンに点灯し、AACであることが分かります。iPhoneで聴く、FiiO LC-BT2+SHURE SE425の組み合わせは、優等生サウンドです。全音域で豊かな音を鳴らし、満足感のある音楽体験を味わえます。

ONKYOのハイレゾ・オーディオ・スマートフォン GRANBEATとペアリングしてみたところ、イエローに点灯し、aptX HDで接続したことが分かります。さすがのハイレゾ・ワイヤレスコーデックだけあり、有線イヤホンにひけを取らない迫力のある音を鳴らします。

(話は逸れますが、GRANBEATは後継機出ないですよねえ。SIMが挿せるDAPって貴重なので、今のところHiby R8待ちです。)

そして、iBasso Audio DX160でペアリングしてみました。ホワイトで点灯し、LDACで接続したことが分かります。音質の高さはGRANBEATといい勝負ですが、低音の迫力でDX160の方が優っているように感じました(気のせいかもしれませんが)。

OPPO Reno Aも同様にLDACで接続したことを示すホワイトが点灯しました。コーデックだけで音質が決まらないのがワイヤレスオーディオの面白いところ。今回接続したデバイスの中ではダントツで音が軽く、ちょっと物足りない結果となりました。ただ、あくまで前出の3機種と比べての話なので、エントリーモデルとしては十分に高音質です。

まとめ

使った限りでは電波も途切れることなく、特にこれといって弱点もありません。価格もリーズナブルで、ネックバンド型のBluetoothワイヤレスイヤホンとしては、もうほぼ完成形なのではないでしょうか。

市場の主力が完全ワイヤレスイヤホンに移行する中、ハイレゾ・ワイヤレスで高音質に聴けるという点で、まだまだアドバンテージのある製品です。

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この記事を書いた人

Webマーケティングを生業にする、どこかの企業のマネージャー。あなたが使っているWebサイトの裏側で出会っているかもしれません。
このサイトは趣味で作っているものなので、仕事内容とは関係がありません。春と秋に山手線一周歩くイベント(ほぼ観光)を主催しているので、気になる方はイベントページを見てみてください。

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