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新時代のハイレゾワイヤレス到来!LC3plus対応のヘッドホン「Creative Zen Hybrid Pro SXFI」なら、iPhoneでもLE Audioが使える!

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次世代Bluetoothワイヤレスオーディオ規格「LE Audio、そしてコーデックの「LC3」「LC3plusの時代がやってきました!……とはいえ、2024年初頭でも対応製品はまだまだ少なく、一部のワイヤレスイヤホンが対応していたり、Androidスマートフォンがアップデートで対応したりと、水面下で着々と普及しつつある、という状況です。

さらに、iPhoneに至っては対応予定すら不明です。標準規格なので対応しないという選択肢はないでしょうが、時期は不明……早くても2024年のiPhone 16とiOS18あたりでしょうか?

ただ、外付けのUSBトランスミッター(USBドングル)を使うことで、iPhoneでのLE Audio対応が可能です。

今回紹介するCreative製品にはすでに「BT-L3」と「BT-L4」というUSBトランスミッターが存在しています。単体発売はまだですが、同社のヘッドホン「Creative Zen Hybrid Pro SXFI」に付属しています。今回は、このUSBトランスミッター目的で購入してみました。

INDEX

ところで……そもそもLE Audioとは?

レビューの前に、そもそもLE Audioについて整理しておきましょう。LE Audioの「LE」とは、Low Energyの略称で、Bluetooth Low Energy=BLEと同じ意味です。低消費電力で、低ビットレートでも従来のコーデックと同品質を実現します。つまり効率よく高音質・低遅延を実現する、次世代の規格ということです。(対して、従来のBluetoothオーディオをClassic Audioと呼びます)

LE Audioで期待されているのは高音質・低遅延だけでなく、高い通話品質やブロードキャスト(オーディオの共有)といった付加価値が注目されています。

なお、Classic Audioの標準コーデックにSBCが採用されているように、LE Audioの標準コーデックとしてLC3が採用されています。Classic AudioとLE Audioで使えるコーデックには下記のようなものがあります。

Classic Audio
(従来のBluetoothオーディオ)
LE Audio
(次世代Bluetoothオーディオ)
必須コーデックSBCLC3
ハイレゾ認定コーデックLDAC
LHDC
LC3 plus
MQair(SCL6)
低遅延コーデックaptX Low LatencyLC3 plus
その他の高音質コーデックaptX Adaptive
aptX HD
aptX
AAC
(なし)
2024年1月時点での情報

とりあえず、LE AudioとLC3は必ずセットになっていて、LC3plusの有無がポイントになる、ということです。

さっそくCreative Zen Hybrid Pro SXFIをレビューします

まずはCreative Zen Hybrid Pro SXFIから見ていきます。パッケージの「ZEN」のピンクカラーが目を引きます。

Creative Zen Hybrid Proには3種類のバリエーションがあります。ヘッドホン本体のみのモデル(Creative Zen Hybrid Pro)、USBトランスミッター「BT-L3」が付属するモデル(Creative Zen Hybrid Pro Classic)、SXFIに対応したUSBトランスミッター「BT-L4」が付属するモデル(Creative Zen Hybrid Pro SXFI)です。今回は最上位のCreative Zen Hybrid Pro SXFIを購入しました。

付属品はZen Hybrid Pro SXFIヘッドホン本体に、USBトランスミッターのBT-L4、ブームマイク、USBケーブル(A to C)、各種説明書、USB C-A変換アダプターとなっています。

説明書の中には、Bluetooth LE Audioのトランスミッターとして「BT-L4」のマニュアルが独立して添付されています。これはおそらく単体発売されることを見越してのことでしょう。

Zen Hybrid Proヘッドホンの基本性能をチェックしてみる

こちらがZen Hybrid Pro SXFIヘッドホン単体です。全体がブラックカラーで統一されています。

ヘッドバンドはファブリック生地で、柔らかな感触です。クッション性は十分にあります。

Zen Hybrid Proヘッドホンは可動域が多め

イヤーカップは90度回転します(写真左)。内側には「L」「R」が分かりやすく描かれています(写真右)。イヤーパッドは

可動域が多いので、ヘッドホンケースに収まりやすい形状になります(写真左)。ケースは付属していないけど……。さらにコンパクトに畳むこともできます(写真右)。

ケースがあればコンパクトに収まる
小さく折りたたむこともできる

Zen Hybrid Proには専用ケースが付属しないので、SHUREのキャリングバッグを購入しました。Zen Hybrid Proヘッドホンがすっぽり収まります。SHURE正規品なのに700円(Amazon)という激安価格だったので……。

Zen Hybrid Proは、金属パーツのデザインが秀逸

Zen Hybrid Proヘッドホンを観察すると、ヒンジ部分に金属パーツが用いられていました。このパーツ、銅色で高級感をチラ見せしてくれます。

折り曲げたときに見える金属製のヒンジ
ヒンジにもL/Rの刻印

全体をブラックで統一しつつ、この金属パーツがデザイン上のいいアクセントになっています。

Zen Hybrid Proは、ブームマイクを外付けできる

左耳側のイヤーカップには、付属するブームマイクを接続できるコネクタがあります。(その横にはミュートボタンもあります)

内蔵マイクの横には、外付けブームマイク取り付け用のポート

ブームマイクを取り付けると本格的なヘッドセットになり、その表情を変えます(写真左)。ブームマイクの先端にはLEDもあります(写真右)

フレキシブルに動くブームマイク
ブームマイクの先端にはLEDインジケーター

今回はLE Audioが主役なので、マイクには触れませんが、外付けだけあって音質も良かったです。

Zen Hybrid Proは、操作系が充実している

Zen Hybrid Proヘッドホンには、操作用のボタンが多くあります。左耳のイヤーカップにはミュートボタン(写真左)があり、長押しで音声アシスタントを呼び出せます。それから、マイク用のポートを挟んで、電源/ペアリングボタン(写真右)があります。

音声アシスタント呼出を兼ねるミュートボタン
電源ボタンは長押しでペアリング待受を兼ねる

そして、異色なのがボリューム調整用のダイアルです。+とーボタンで調整するヘッドホンが多い中、無段階に動かせるボリュームノブです。どこかレトロな印象もありますが、カチカチ動かさなくていいし、微妙な調整もしやすいので、これはいい操作インターフェースです。

右耳側のイヤーカップには、曲送り・曲戻し(写真左)、それから充電用のUSBポートがあります(写真右)。充電中は隣のインジケーターが点灯します。

それから、再生・停止ボタンがあって、ANCボタンです。押すごとに、ANCオン→ANCオフ→アンビエントサウンド(外音取り込み)が切り替わります。切り替えは機敏で、性能の高さを伺わせてくれます。

ハイエンドになればなるほど、操作系がタッチコントロールになったり、極端に減ったりするものですが、Zen Hybrid Proは、ボタンが多く、押せば分かるようになっていました。(慣れる必要はありますが)

LE Audio対応のUSBドングル「BT-L4」

さて、今回の本題です。iPhoneでLE Audioを、さらにLC3の上位コーデック LC3 plusの実力を試してみましょう。

クリエイティブのUSB-Cドングルといえば、aptX HD対応の「BT-W3X」や、aptX Adaptive対応の「BT-W5」があります。その流れにあるのが、LE Audioに対応した「BT-L4」です。

aptX Adaptiveに対応したBT-W5(写真右)と比べると、2倍くらいの長さがあります。BT-L4はこの長さですが、BT-L3であればもう少し短いようです。※BT-L3とBT-L4の違いは、SXFI(Super X-Fi技術)の有無です。

BT-W5のレビュー記事は下記です。aptX Adaptive対応のワイヤレスイヤホンやヘッドホンが使えて便利です。

BT-L4は本来PS5やPCに挿す前提の製品ですが、USBオーディオデバイスなのでiPhoneやiPadでも使えます。今回はiPhone 15 Pro Maxに挿しました。

こうしたUSB機器は、ケース越しだと挿さらないこともありますが、CASEFINITEのケース越しでも接続が可能でした。

LE Audio + LC3plusの本気の高音質!

Zen Hybrid ProをBluetooth接続した状態と、BT-L4を介した状態で、音を聴き比べて見ました。

Bluetooth接続(コーデックはAAC)でZen Hybrid Proヘッドホンを聴いてみたところ、クセのないバランスの良い音が鳴ります。40mmドライバーということもあって、高音の伸びも低音の響きも余裕があります。これはこれでいいワイヤレスヘッドホンです。

そしていよいよ、BT-L4とペアリングしてみます。英語のアナウンスで「ULLモード」と流れてLC3plusコーデックで接続されたことが分かります。※Zen Hybrid Proはマルチポイント接続に対応していますが、BT-L4と接続した場合、Bluetooth接続は強制切断されます。

ULLモードになって、音は明らかに変わります。目が覚めるような解像感です。明瞭、という言葉がよく合います。イヤーカップの奥の奥まで使うような音場の広さ、一音一音が余計なものを削ぎ落としたクリアな音に変わっています。ワイヤレスでここまでの音が出るのかと、嬉しさを禁じ得ません。お世辞抜きに有線接続に肉薄するクオリティです。

さらに、Apple MusicのDolby Atmosをオンにすると、まるで開放型のヘッドホンにでもなったかのように、空間の境界線が無くなります。あまりに自然に馴染んでいるので、ヘッドホンを外して本当に鳴っているのかを確認したほど。衝撃的です。もちろんZen Hybrid Proヘッドホンとの組み合わせもあるので、一概にすべてがLC3plusのおかげとは言えませんが、音の違いは明確です。

なお、Zen Hybrid Pro自体は、Bluetooth接続ならCreativeアプリでイコライザーの調整が可能ですが、BT-L4を経由した場合にはCreativeアプリから認識されないため、イコライザーは使えません。

iPhoneの場合は、iOSの標準機能としてイコライザが使えます。調整したい場合は、設定→ミュージック→イコライザを選んでください。ただし、システム全体に適用されるので、他のイヤホンに変えても同じ設定が残るし、YouTubeやアマプラでも同じ設定になります。

BT-L4の発熱は気になるところ……

音質は大満足なんですが、一つ気になるのは、BT-L4の発熱です。使用し始めてから早い段階でけっこう熱くなります。計測してみると、通常30度前後ですが、使用中は50度近くまで上がります。負荷が大きいのでしょうか。

冬場は暖かくて丁度いいくらいの温度ですが、知らずに触ると驚くかもしれません。数時間使ってみましたが、これ以上熱くなることもないので、気にしないようにします。

LC3plus以外のモードも使える

Zen Hybrid Pro SXFIとBT-L4の組み合わせの場合、LC3plusコーデックはULLモードという名称で適用されます。ULLはUltra Low Latency(超低遅延)の略称で、aptX Low Latencyの40ms以下よりもさらに遅延のない20ms(0.02秒)程度という人間ではもはや区別のつかないレベルの低遅延を実現します。

BT-L4のボタンを押すことで、このモードを切り替えることができます。ブロードキャストモード・ユニキャストモード(いずれもLC3)、Super X-Fi(SXFI)のオン・オフなどです。

緑点灯はSuper X-Fiオン
青点灯はSXFI BATTLEモードオン

従来のハイレゾワイヤレスコーデックは過去のもの……?

今回のZen Hybrid Pro SXFIとBT-L4の組み合わせで感じるのは、LE Audioのポテンシャルの高さです。メーカーもコーデックも異なりますが、参考のためにBT-W5経由でaptX Adaptiveコーデックを適用したBowers&Willkins Px7S2(写真右)とも聴き比べてみました。

音作りでは、Px7S2の音の方が厚みがありより作り込まれた精密さを感じるのですが、もともとのポテンシャルが違います。音の明瞭さです。aptX Adaptiveでビットレートは上がっているものの、Bluetoothオーディオ特有のこもり(有線接続と比べると明らか)は消せません。Zen Hybrid Proの音の味付けはそこまででもないですが、音の明瞭さは上です。

あれですね、釣りたての魚を船上で捌いたら新鮮でめちゃくちゃ美味しいのと、一流の寿司職人が買い付けて握った寿司もそれはそれで美味い、の違いです。……ということは、釣りたての魚を一流の寿司職人がその場で握ったら、やばい寿司になりそうですね。

LC3plusの超低遅延は、もはや認識できないレベルで自然

音質の大幅な向上もさることながら、やはり低遅延を活かしたいのはゲームでしょう。それほどシビアなゲームはプレイしないんですが、新しいヘッドホンを手に入れると楽しみたいのがマリオカートです。ただ20msという超低遅延は、もはや認識できないレベルでした。

LC3plusを体験してみての感想

従来のワイヤレスオーディオで越えられなかった壁を、ついに打ち破りました。aptX AdaptiveやLDACの音を聴くと、明らかに高音質ではあったものの、あくまでSBCやAACの延長線上にある高音質でした。

どんなに高音質なコーデックでもClassic Audioの領域にいる限り、それ以上の音は出せません。LE Audio、しかもコーデック上位のLC3plusを使った場合の音は、有線接続に限りなく近い、クリアでピュアな音が出ています。

Creative製のヘッドホンでLE AudioとLC3plusの凄さを確認できたわけですが、今後LE AudioとLC3plusを各オーディオメーカーが採用していくのは必然でしょう。メーカー独自のチューニングを施して、その実力を活かしていくことを考えると、今後のワイヤレスオーディオには期待しかありません。

Zen Hybrid Proはゲーミングデバイスのように配色が変えられる

Zen Hybrid Proヘッドホンのレビューに戻りますが、イヤーカップの「ZEN HYBRID」を囲む円状のデザインは、RGBライティングに対応します。

Creativeアプリを使用します。

アプリ上でカラーホイールを回して決めたカラーが、即座に適用されます。

使用中はこのカラーが適用されるので、ぜひ好きなカラーを設定してみてください。

Zen Hybrid Proは有線接続不可でした

ちなみにUSB DAC機能はないようで、USB同士で接続しても音楽再生はできませんでした。聴き比べしたかったんですが、残念。

Zen Hybrid Pro SXFIのまとめ

Zen Hybrid Proヘッドホン自体の出来はとても良かったのですが、それ以上に衝撃だったのがLE AudioとLC3plusの実力です。ワイヤレスオーディオが次のステージに上った、と実感できました。しばらく次世代ワイヤレスオーディオの虜になりそうです。

Creative Zen Hybrid Pro + BT-L4
総合評価
( 5 )
メリット
  • 次世代のワイヤレスオーディオの端緒に触れられる
  • コーデックはLC3だけでなく、LC3plusにも対応
  • aptX Low Latencyを超える超低遅延を実現
  • SXFIを併用することで、迫力のあるサラウンドを適用
  • LE AudioやSXFIの有無でバリエーションが選べる
デメリット
  • ケースが付属していない

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この記事を書いた人

Webマーケティングを生業にする、どこかの企業のマネージャー。あなたが使っているWebサイトの裏側で出会っているかもしれません。
このサイトは趣味で作っているものなので、仕事内容とは関係がありません。春と秋に山手線一周歩くイベント(ほぼ観光)を主催しているので、気になる方はイベントページを見てみてください。

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