MFi認証は……?AUKEYのUSB-C to Lightningケーブル CB-CL01をレビュー!

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Apple純正のみのLightning to USB-Cケーブル

12インチMacBook登場の翌年にリリースされたのが、MacBookとiPhone/iPadを直結するためのUSB-C to Lightningケーブル。新カテゴリということとApple純正品ということもあり、1本のケーブルとしては正直高かったのですが、そのうちAnkerやエレコムあたりから安価な製品が出るんだろうな、……と思ったのが2016年のこと。

それから2年が経ったころ、ギズモードにてApple、MFi認証に「USB-C」や「Lightningー3.5mm」ケーブルを追加という記事が出たので、ついに解禁かと思ったのですが……

なお残念なことに、今回は「LightningーUSB-C」の規格はMFi認証にくわえられませんでした。これは電源アダプタやMacBookからiPhoneを高速充電する際に必要なのですが、まだしばらくはAppleの純正品を利用する必要がありそうです。

https://www.gizmodo.jp/2018/03/apple-new-mfi-certification.html

なんだかミスリードを誘うようなタイトルだなと思いましたが、MFi認証を受けられる「USB-C to Lightningケーブル」は、まだまだ登場しなさそうでした。
Amazonなどで検索すると、Apple以外のメーカーからUSB-C to Lightningケーブルが発売されていますが、MFi認証を受けたものは無いはずです。(2018年8月11日現在)

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AukeyからリリースされたLightning to USB-Cケーブル

7月のある日、Aukeyからプレスリリースが出ました。Lightning to USB-Cケーブルをリリースしたというのです。

AUKEY USB-C Lightning ケーブル【iPhone X/8/8 Plus 対応】USB type c lightning ケーブル(高耐久 急速充電 高速データ転送 1m) CB-CL01

いま使っているMacはUSB-Cを1基しか持たないMacBookだし、USB-C搭載でUSB PDに対応したモバイルバッテリーも使っているし、あって困るものではないので、物は試しと買ってみることにしました。

Aukey製 USB-C to Lightningケーブル CB-CL01

指でつまめるほどのコンパクトなパッケージ(Aukey製のLightningケーブルはこんな感じです)。Apple製品ぽいですよね。

中身はケーブルと紙類だけ。

USB-C to Lightningケーブル登場。「AUKEY」のロゴが無ければ、まんまApple純正な感じです。

Apple純正品と見た目を比較

じゃあ、Apple純正品と比較してみましょう。比較に使用したのは、2,200円(税別)で販売されているApple純正の「USB-C – Lightningケーブル(1 m)」です。Lightningコネクタの色が違うように見えますが、光の加減でして、実際にはほぼ同じ色です。どちらが純正品か分かりますか?

USB-C側を見てみましょう。正解は、左がAukey製品、右がApple純正品です。

Lightningコネクタの金色のピン部分を見ると、Apple純正品はピン周りの余白が均一なのに対して、Aukey製品は余白が揃ってないですね。

Apple純正品と給電性能を比較

この類のケーブルを買う人は、MacBook / MacBook Proをお持ちの方が多いはず。MacBookの画面を閉じた状態で、iPhone Xへ給電してみたときの給電状況を見てみます。まずはAukeyのCB-CL01から。数値は多少前後するのですが、5W後半の出力があります。

対して、Apple純正品。こちらもほぼ同様に、5W後半の出力です。

次は、ACアダプタを使った給電性能で比較します。使用したのは、同じAukey製品でUSB PD 3.0に対応したPA-Y10です。iPhone XはUSB PDでの高速充電が期待できます。

まずはAukey製品から。9Vが出ています。(USB PDというよりQuickChargeっぽい数値だな……)

Apple純正品もほぼ同様の数値が出ました。

本当にMFi認証はないのか?

見た目も挙動も、ほぼApple純正品に近いAukey製品CB-CL01。MFi認証さえ取れていれば、普通にいい製品だと思うんですが、これが無いばかりに「怪しい」と思わざるを得ない。認証があれば、パッケージに記載されるはずだけど、それは無い。

AppleのMFiプログラムページで確認する

Appleが用意している「Search for Accessories」というページがある。ここでメーカー・ブランド名、モデル名を入れて検索することで、MFi認証を受けた製品を見ることができる。Brandを「Aukey」で検索すると様々な製品が出る。しかし、そこにCB-CL01はなく、Modelを「CB-CL01」で検索しても該当製品は出てきません。(検索結果は2018年8月11日現在のものです)

メーカーに直接問い合わせてみる

Amazonの注文履歴ページから出品者に質問ができるので、「MFi認証取得の有無」を問い合わせてみました。が、3週間が経っても返信はありませんでした。

まとめ:結局買いなのか?

Apple純正品はApple Storeで税込2,376円。本製品はAmazonで税込2,189円です。(2018年8月11日現在)

今回は発売記念のクーポンを使い1,839円で購入できたので値頃感があったのですが、正規価格だと誤差レベルでしかないので、MFi認証があり純正品であるAppleのものを買う方が良さそうです。そのうち安くなるのかもしれませんけど。

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この記事を書いた人

Webマーケティングを生業にする、どこかの企業のマネージャー。あなたが使っているWebサイトの裏側で出会っているかもしれません。
このサイトは趣味で作っているものなので、仕事内容とは関係がありません。春と秋に山手線一周歩くイベント(ほぼ観光)を主催しているので、気になる方はイベントページを見てみてください。

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