大は小を兼ねるなんて言いますけど、モバイルバッテリーに関してそれが当てはまるのか、レビューしてみたいと思います。
※本レビューにあたりAukey様より製品サンプルをご提供いただきました。
重量級の”モバイル”バッテリー
Aukeyのスタンス
到着したのは、Aukey AIPower 20000mAh モバイルバッテリー。
パカッと開けてみると、何かイラストが描いてあります。
製品が良ければAmazonで5つ星を、悪ければサポートに連絡してくれ、と至極当たり前のことですが、こうした姿勢をアピールしておくのは重要なことですね。
さて、内容物は保証書、ユーザーマニュアル、microUSBケーブル、モバイルバッテリー本体。microUSBケーブルはショートタイプのものが付属しています。利用シーンも考えての、こう言った配慮は嬉しい。
気になる重さ
本体の重さは379.2g。iPad Air2とiPad mini4の中間くらいの重さですね。
成人男性の片手に収まるサイズとはいえ、結構ギリギリ。もちろんズシッとした重さがあります。カバンに入るといっても、旅行カバンとかリュックじゃないと存在感ありそう。
iPhone/iPadユーザーに嬉しい配慮
側面のポートを見てみましょう。左側から、LEDを挟んでUSB出力ポートが2つ。入力ポートとして、microUSBポートとLightningポートが一つずつ。Aukey製バッテリーの特徴は、Lightning「入力」ポートを持っていること。つまり、Lightningケーブルが一本あれば充電も給電も可能なわけです。iPhone/iPadユーザーにしてみれば、余計なケーブルを持ち歩かなくて済むというわけです。
MacBookへの給電
20000mAhという大容量のバッテリー、となればUSB-Cから充電できるMacBookでも使ってみなければ。
MacBookで操作しながら給電するも、なかなか1%も増えない。MacBookのバッテリーが残り50%の状態から、満充電まで5時間かかると表示される。減ることはないけど、これは厳しい。
逆にスリープモードにして、ほったらかしにしておき、2〜3時間ほどして確認してみたら充電が完了していた。
意外と便利なLEDライト付き
とにかく明るい
このバッテリーの面白いところはLEDライトを搭載していること。天面のボタンを押しっぱなしにすると、LEDが点灯します。このライト、写真で見るよりずっと強力。
実写してみる
部屋の中でどのくらい明るく見えるか実験してみます。夜。部屋のカーテンを閉めて、明かりだけにした状態。1mほど離れて撮っています。
電気を消します。他に光はないので真っ暗。ほのかに赤いのはカメラのせいですね。
そして、バッテリーのLEDで照らしたところ。目の前の対象物がくっきり見えるほどには、なかなか明るい。
使ってみた感想
いいところ
なんといってもMacBookを充電できるほどの大容量であること、そしてLightning/microUSB両方で充電できること、最後にオマケにしては実用性の高いLEDライト。
惜しいところ
とりあえず重い。それだけの容量を積んでいるということだから、これは性能とのトレードオフだろう。
まとめ
iPhone 6sを10回充電できるだけの容量をもつだけに、キャンプや登山などのアウトドアや、MacBookを持っての外出など、さまざまな分野で使えるようになる。
その重さゆえ、普段持ち歩くというよりも、イベントごとに使い分けることになりそうだけど、LEDライトを常備していることも合わせて、非常用に一家に一台置いておきたいバッテリーであることは確かだ。