Lightning端子に対応したUSBメモリをまた一つ試す機会がありました。このタイプのメモリは各社から出されていますが、今回の製品はどんな特色があるでしょうか……。
※本レビューにあたり、OLALA様より商品サンプルをご提供いただきました。
白いビニール袋に入って到着です。(破りにくいので、個人的には好きではない……)
こちらがパッケージ。ブリスターパックになっています。切り込みがないので、勇気を持って破りましょう。ところで、iDiskって聞くとiCloudの前身であるMobileMe(.Mac?)のオンラインストレージサービスを思い出しますね。
本体は触るとひんやりする金属製。非常に軽いです。
それもそのはず、重さは14.9gしかありません。
SanDiskのiXpand(右)に似た形をしているなと思ったので、比べてみました。iDisk(中央)の方が一回り小さかったです。左にあるのは、比較用の一般的なUSBメモリです。
iDiskのキャップを外すと、Lightningコネクタが現れます。
中央のスライドボタンを逆側に持ってくると、USB3.0のコネクタが現れます。構造上、USBとLightningの同時利用はできません。
初めてLightningコネクタに挿すと、アプリがインストールされていない旨のメッセージが表示されますので、「AppStore」をタップしてダウンロードページに進みます。
写真や書類などのファイルが使用できるのは分かったので、iPhone対応フラッシュメモリのレビューで恒例の動画ファイルの再生テストを行ってみた。意外なことに、再生できない動画形式があった。
本製品で使用するのは、「iDisk me」というアプリ(左)。iPhone側のストレージと、iDisk側のストレージを管理します(右)。
拡張子 | 対応状況 |
.divx | 認識せず |
.flv | 再生可 |
.avi | 再生可、ただし再生されないaviファイルもあった |
.wmv | 音が出ない |
.mp4 | 再生可 |
.m4v | 再生可 |
.mkv | 再生可、ただしシークに時間がかかる |
.rmvb | 再生可、ただし音飛びあり |
驚いたのが、ディスクのスピードテスト。MacのUSBポートに繋いで計測してみたところ、なんと、書き込みで100MB/秒超、読み込みに至っては、150MB/秒に迫る数値を叩き出した。
どうりで、前述の動画ファイルコピー時にスルスルっとコピーが完了したはずだ……
まとめ
USBメモリとして、快適に使えそうな速度を持っていたことは嬉しい誤算。32GBのUSBメモリとして考えると割高だが(2016年10月現在)、ビジネスの現場でiOSデバイスとデータを配布するシーンがあれば、このスピード感は強い武器になりそうに思えた。
ちなみに開封時のファイルフォーマットはFAT32でした。