MacとiPhoneのACアダプタを統一したい
ケーブルは少なければ少ないほどいい、それが「人生がときめくワイヤレスの魔法」なのです。しかし、こと電源周りに置いては、ケーブルがなくなることはしばらく無さそうです。(KDDIが出資したワイヤレス給電システムの「Cota」はいつ日本で実用化されるのだろうか……)
ケーブルを減らすことはしばらく無理そうなので、まずはACアダプタを減らすことを考えます。すぐに思いつくのは、USB PDに対応したACアダプタに、2つ以上のUSBポートが付くこと。しかし、USB PD対応のACアダプタは1ポートのものがほとんどでした。
ついに登場した2ポートのACアダプタ
Aukeyから登場したのが、USB PDに対応したUSB-C&最大2.1Aの出力をもつUSBポートを搭載したACアダプタ。これならMacBookとiPhoneの充電を1つで済ますことができる!
AUKEYのPA-Y10が到着しました。シンプルなパッケージです。
内容物も、PA-Y10本体以外にはマニュアル類のみ。
USBポートは2つ。最大46Wの電力を供給するUSB-Cポート(上)と、最大2.1A出力のUSB-Aポート(下)です。2ポート合わせた合計電力は56.5Wということなので、MacBookとiPhoneであれば何の問題も無さそうです。
PA-Y10はMacBookの純正ACアダプタと同様にプラグ収納式なので、カバンの中に入れていてもプラグで他のものが傷つく心配がありません。
※なお、2ポートともQuick Chargeには対応していないので、Android端末を急速充電することはできません。
ANKERのUSB-ACアダプターと比較
それでは、同様のコンセプトの製品を数多く出しているANKERの製品と比較してみましょう。左からAnker PowerPort 2 Elite(USB-A × 2)、Anker PowerPort Speed 1 PD30(USB-C × 1)、AUKEY PA-Y10(USB-C × 1、USB-A × 1)です。ANKERの2製品に比べると、PA-Y10は少し大きいかなという印象です。
USB PD対応のUSB-Cポートを1つだけ備えるANKERのPowerPort Speed 1 PD30は109.4g。
一方、PA-Y10の重量は135.4gと、ACアダプタとしては少し重い感じ。1ポート追加された分が少し重くなったのでしょうか。
1ポート増えた分の大きさ・重量をどう見るかですが、給電能力は看板に偽りなし。MacBookを使いながら給電しても、ぐんぐん充電してくれますし、同時にiPhoneを充電しても、給電量が落ちることはありません。(なお、テスターを挿して給電してみたのですが、表示されている数値と実際の給電量が異なっており、数値の紹介は控えます。ただ、MacBookは問題なく短時間で充電できていました)
最近は、ドトールやスターバックスのようなカフェなどでも、座席にコンセントを備える店舗が増えてきたので、こういったアダプタを一つカバンに入れておくと、かさばらず非常に便利です。
MacBookなどUSB PDに対応した端末を充電する際には、必ずPD対応のケーブルを使用しましょう!