耳をふさがないイヤホン!?話し声もよく聴こえる“ambie”を2週間使ってみたレビュー!

耳をふさがない、という新ジャンル

イヤホンには、音質から形状からいろいろな製品があって興味が尽きないんですが、一方で歩きながら、ましてやランニング中にイヤホンを使うのは、安全面を考えると危ないんですよね。また、仕事の能率を上げるために音楽を聴きながら作業したい時があっても、同僚に話しかけられるシーンを考えると、必ずしもいいとは言えない。

オーディオ製品の流行りはノイズキャンセリングなど“音を消す”方向に向いています。その真逆を行く製品は皆無。しかし、ソニービデオ&サウンドプロダクツと、ベンチャーキャピタルWiLが設立した合弁会社「ambie(アンビー)」から「耳をふさがない」イヤホンが出るとニュースで知りました。

耳を塞がず音を楽しむ。
新感覚「ながら」イヤホン。
ambie(アンビー)/耳を塞がず音を楽しむ、新感覚「ながら」イヤホン

ソニーとWiLの名前を聞くと思い出すのが、スマートロックなどを手がけるQrio株式会社。スマホで家の鍵を開ける「Qrio Smart Lock」やスマホから物を探せる「Qrio Smart Tag」などのユニークな製品をリリースしています。
ソニー自体も、First Flightを展開し、電子ペーパー時計「FES Watch」や、Felicaを搭載してスマートベルト「wena」、電子ブロックタグ「MESH」、電子ペーパーを使用したカスタムリモコン「HUIS REMOTE CONTROLLER」など、新しいジャンルの製品に次々と挑んでいます。IoTの時代になって、未来を提案してくれる“トレンドシンボル”なSONYが戻ってきたように思います。

ambieもきっと、未来を感じさせてくれる製品に違いない。発売開始のタイミングで購入してみました。

まずは開封

パッケージ。製品のビジュアルをアイコンとして持ってきています。

製品の曲線を綺麗に活かした内箱。

ambie本体の他には、予備のイヤーピースと、取扱説明書が付いています。

今回購入したのは、“カクタスグリーン”という聞きなれないカラー名。爽やかな見た目です。

ambieは正確にはイヤホンではなく「イヤーカフ」なので、こんな形状をしています。耳たぶを挟むわけです。

ここから音楽が流れてきます。

ケーブルにあるマルチファンクションボタンは、再生・停止をコントロールします。

iPhone 7以降で使用する場合には、Lightningアダプタを使用します。

毎日の通勤で2週間使ってみました。

2週間使っての感想

毎日使ってみること。これはこれで“いいリスニングスタイル”だなと思う次第です。

周りの音が気にならない

周りの音が聞こえるということは、音楽に集中できないのではないか?
そう思ったのだけど、人間の耳はよくできていて、音楽に集中していると周囲の騒音はあまり気にならない。それでも、電車のアナウンスには気づくし、話しかけられても普通に反応できる。この感覚は使ってみないと気づけないけど、あまりに当たり前に使えるので驚いてしまう。ただ、あまりにうるさいと音楽も聴こえないんだけど。

意外と音漏れしない

密閉しないので、けっこう音漏れするんじゃないかと思った。でも、音漏れ具合は普通のイヤホンと同じ。大きな音量で聴いているとさすがにシャカシャカ聞こえる。

一日中使っていられる

一度耳たぶに付けてしまうと、それから気にならなくなってしまう。強く挟み込まないので、痛くもならない。周囲の音も普通に聞こえるので、ずーっと付けていられる。これ、地味にすごい。

イヤーピースが外れやすい

イヤーカフの取り付け方に慣れないうちは、ベスポジを探すのに時間がかかってしまう。さらに、その際にイヤーピースが外れてしまうことがしばしばある。慣れるまでは気をつけて。

音質は良くない

ambieの構造上、特に期待はしていなかった。なので、ある意味予想通り。低音弱めで、しっかりしたリスニングには向かない。そもそも外の音が聞こえることを前提にしたイヤホンなので、そこを気にする人は買わないほうがいいだろう。

まとめ

けっこう気に入って使っている。製品としての完成度は非常に高く、このジャンルの製品としての完成形にある。なので、次に期待したいのはトゥルーワイヤレス版ambieだろう。とはいえ、完全ワイヤレスのイヤホン自体がまだまだ少なく、それは望みすぎというもの。まずは、左右が繋がったタイプのワイヤレス版を出してもらえないだろうか。または、MMCXコネクタを採用した製品を出してほしい。そうすれば、SONYのMUC-M2BT1を使う。