ambieから完全ワイヤレスイヤホンがついに登場……!
耳をふさがないイヤホンとして一躍有名になったambie。新感覚の使い心地で「ながら聴き」という概念が爆誕した瞬間でした。ただ、ambieのイヤホンの弱点は「ケーブルがわずらわしい」こと。イヤーカフとして自然に耳に装着できたのに、ケーブルがいちいち邪魔でした。
……ところが今回、ambieから完全ワイヤレスイヤホンが登場するというのです。これは期待しないのが無理というもの。予約開始を待って購入してみました。
ambie sound earcuff AM-TW01をレビュー
こちらが、ambie sound earcuff AM-TW01のパッケージ。ambieイヤホンの特徴的なフォルムがアイコン化された、シンプルデザインのボックスです。
当初はambie公式サイトのみの販売でしたが、現在はAmazon等のサイトでも販売が開始されています。
パッケージはイヤホンが入っていると思えない小ささ。
帯を外してパッケージを開けると、充電ケースだけが見えます。この収納方法もシンプルですね。付属品はこの下にあります。
付属品はAM-TW01+充電ケース、USBケーブル、ユーザーマニュアルとなっています。
充電ケースを開けてみると、AM-TW01が収まっています。2つのアーチはアナログ電話の受話器のよう。
ambie イヤホンは耳たぶを挟み込むイヤーカフ型なので、よくある完全ワイヤレスイヤホンとは姿が全く異なります。
イヤホン+ケースで重量を測ってみましょう。なんと35.2gしかありません。30g台というのは、完全ワイヤレスイヤホンとしては最軽量クラス。
同じ完全ワイヤレスイヤホンのHappy Plugs Air 1 Goが35.4gだったので、それとほぼ同じ重量ということになります。
ちなみに、私が知っている範囲で最軽量は、YOBYBOのCARD20ですね。実測で33.9gでした。
AM-TW01を充電ケースから取り出してみました。有線のambieイヤホンとほぼ同じ形状です。まさかあのサイズ感で本当に完全ワイヤレスイヤホン化してしまうとは驚きです……。
充電はケース背面のUSB-Cポートから。ワイヤレス充電には対応しません。
付属のUSBケーブルのうち、USB-Cコネクタ側はL字型になっていて、扱いやすくなっています。
イヤホン自体は9.0g。他の完全ワイヤレスイヤホンに比べてもかなり軽いことが分かります。
イヤホンは小さい球と大きい球をアーチで繋いでいます、大きい球の方には、充電用の端子とLR表記があります。
小さい球には、耳に音を届けるスピーカー部分。
アーチ側には操作用のスイッチがあります。小さなポッチですが、凸型になっているので、触れば分かるようになっています。
それでは、実際に装着してみましょう。
ambie AM-TW01の装着感は?
ambie sound earcuff AM-TW01は、両手を使って、耳たぶを挟みこんで装着します。最初は苦戦するかもしれませんが、慣れると余裕です。
横から見るとそれなりに存在感がありましたが、そもそも軽量なので、引っ張られるような感じは一切ありません。
前から見ると、ほとんど目立ちません。アクセサリーとしてのイヤーカフはシルバーなどの光沢のあるものが多いですが、ambieはマットな素材なので、光ることもなく、意外と悪目立ちしません。
同じような装着方法の完全ワイヤレスイヤホンとして、骨伝導のBoCo earsopen PEACEがあります。
ambie AM-TW01と比べると左右のユニットの重さは2倍もあります。それでも使い勝手は悪くなかったんですが、ambieの軽さは抜群で、音楽再生していないと、付けていることを忘れてしまいます。
なお、ambie AM-TW01の唯一の欠点は、マスクを着脱する際に引っ掛けがち、という点です。イヤーカフの性質上、仕方のないところですが、お気をつけください。
ambie AM-TW01の音質は?
iPhoneとペアリングして聴いてみましょう。ambie AM-TW01の対応コーデックは、SBC、AAC、aptX、aptX Adaptiveとトレンドを押さえてありますが……iPhoneなのでAACで聴いています。
ambieの有線イヤホンを使っていた当時は「耳の近くで鳴っている感じ」で、お世辞にも音質がいいとは思えませんでした。しかし、ambie AM-TW01はそれが改善されていて(物理的に耳の穴との距離がある点は仕方ないとしても)鳴っている音は音楽用のリスニングとして問題ないレベルに達していました。
低音は逃げがちなので迫力には欠けますが、全体の音のバランスは良く、音楽はもちろん、YouTubeやRadiko、ポッドキャスト等の音声を聴くなら全く問題ないレベルです。
なにより、ワイヤレスで、耳をふさがず、ほとんど重さも感じない軽快さで音楽を聴けるという体験が……最高です!
ambieアプリ提供開始、その内容は……?
購入時点では、アプリが提供されていませんでしたが、2022年2月にアプリの提供が始まりました。
こちらがambieアプリです。ロゴのみのシンプルなアイコンがambieの世界観をよく表現していますよね。
アカウントの登録が必要です。ソーシャルアカウントで登録するのが楽ですし、プライバシーを気にする方はAppleでログインを選んでメール非公開で登録するといいでしょう。
こちらがambieアプリのトップ画面になります。バッテリーの残量確認のほか、EQ(イコライザー)やボタン設定が可能です。
ボタン操作設定は、左右それぞれ1〜3回押しに操作を割り当てられます。
EQ(イコライザー)は、主要な音楽ジャンルに合わせたプリセットが用意されています。元に戻す際は「Default」を選択してください。
それから、ambie AM-TW01自体のファームウェアアップデートもアプリ上で行えます。アプリを初回ダウンロードした場合は、確実にアップデートがありますが、数十分の時間がかかります(かかりました)。時間に余裕を持ってアップデートしてください。
アプリの公開で、ambie AM-TW01のすべての機能が使えるようになりました。ambie AM-TW01を入手したら確実にインストールしておきましょう。
ambie AM-TW01の着せ替えをしよう
ambie AM-TW01の一般販売、それからカラーバリエーションの販売と、着々とambieの世界が広がっています。そして、次に登場したのが「着せ替え」。別売りのsocks(AMS-01)を購入することで、ambieのカラーを変更することができます。全6色です。
今回は、AshGreen(アッシュグリーン)を購入してみました。socks(AMS-01)のパッケージは超ナノサイズです。
こちらが着せ替え用のsocks(写真手前)です。着せ替えカバーですが、形状がambie AM-TW01そのままなので、イヤホンが増えたように見えます。
上はsocks、下はambie AM-TW01です。一見しただけでは見分けがつかないですね……。
ambie AM-TW01には元々socksが被せられているので、これを交換します。socksの外し方は、二本指でつまんで押し出します。爪を立てないようにしましょう。
ソックスとイヤホン本体を分離させました。そのまんまの抜け殻ですね……。
ambie AM-TW01のアーム部分を押さえながら、着せ替え用のsocksを被せました。取り付け方にコツがいるのですが、一回できれば、次はスムーズにできます。
ambie AM-TW01にはカラーバリエーションが存在しますが、実は中身はホワイトかブラックです。カラーバリエーションで迷った場合でも、あとから交換可能です。ベースカラー(ホワイトorブラック)だけ気をつけて選ぶようにしてください。
socksを交換しただけなので、充電ケースにも問題なく収まります。全く印象が変わりますね。
片方ずつ違う組み合わせにするのもアリですね。
どうしても着せ替え方法が分からない方は、ambie 公式オンラインストアの製品ページに動画がありますので、そちらを参照してみてください。
socks AMS-01は、ambie公式オンラインストアのみでの発売だそうです。ただ、送料無料で、Amazon Payも使えます。ゆうパケットで発送されるので、ポストに届きます。(2022年2月現在)
ambie AM-TW01のまとめ
ながら聴きに最適なイヤーカフ型完全ワイヤレスイヤホン、amibie AM-TW01最高ですね!つけっぱなしでも全く気にならないし、耳をふさがないので周りの音がしっかりと聴こえます。見た目もいいし、間違いなくオススメの逸品です。
有線のambieを使っていたときに考えていた「これがワイヤレスだったら……」が、想像以上の出来になって登場したので、大満足です。
あまりに快適すぎたため、ambie AM-TW01をもう1台買い増し、私と妻、それぞれ1台ずつ持つことになりました。(socksを購入したのも区別するため)