迫力ヤバすぎ!ながら聴きの最高峰、Oladance OWS Proオープンイヤーイヤホンはパワーアンプシステム搭載・最大58時間使えて死角なしでした

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ワイヤレスイヤホンの次のトレンドは、どうやら「ながら聴き」のようです。従来、“耳をふさがない”ワイヤレスイヤホンは骨伝導を中心に展開されてきました。しかし、ここ数年でイヤーカフ型のambieや、ドーナツ型のLinkBuds、メガネ型のHuawei Eyewearなど、多くのバリエーションが生まれてきました。

そんな各社の製品の中でも、高音質に舵を切っているのが、耳にかけるイヤーフック型のワイヤレスイヤホンです。この分野では、Oladanceが先陣を切り、CleerやShokzからも製品が登場して話題になっています。そして、今やこのカテゴリーには数多くのメーカーが参入し、一大市場となりつつあります。

そして2023年夏、過熱しつつある市場に登場したのが、Oladanceの待ちに待ったハイエンド製品「Oladance OWS Proオープンイヤーイヤホン」です。お値段もなかなかの価格帯ですが、果たしてどんな製品なのか、レビューしていきます。

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Oladance OWS Proオープンイヤーイヤホンをレビュー

こちらがOladance OWS Proオープンイヤーイヤホンのパッケージです。クラフト地の内箱を、紙のパッケージで包み込んだ、独特のデザインです。

本レビューにあたり、製品サンプルをご提供いただいています。

Oladance OWS Proオープンイヤーイヤホンは、Amazonで販売されています。販売元に「Oladance Direct Store」が表示されていることを確認してください。

Oladance OWS Proオープンイヤーイヤホンのパッケージを開封していきます。底面にある緑の切り込みから開けていきます。1回開けてしまうと2度と戻せません。未開封か開封済みかは一目瞭然です。

パッケージ全体を通して徹底的にプラスチックフリー、エコな仕上がりです。ここまで徹底していると清々しさすら感じますね……好感触!

さらに、この内箱はマグネットで吸着しており、広げてみると、上半分にマニュアルや付属品、下半分にOWS Pro本体が入っています。

内容物は、OWS Pro本体+充電ケース、製品保証書、取扱説明書、USBケーブルとなっています。製品保証カードの自己主張がすごい……。(写真参照)。

ちなみに、USBケーブルはUSB-A to Cのショートケーブルでした。

美しすぎるOladance OWS Proの充電ケース

こちらがOladance OWS Proオープンイヤーイヤホンの充電ケースです。今回レビューしている製品は、5カラーのうち「グリーン」ですが、見た目にはネオンイエローのような鮮やかな色合いです。

充電ケースの開閉部には絶妙な凹みがあって(写真左)、ケースが開けやすくなってます。また、バッテリー残量が分かるLEDは4段階で表示されます。充電用の端子は背面にあるUSB-Cです(写真右)。ちなみに、ワイヤレス充電には対応しません。

充電ケースにはほぼカドがなく、滑らかな曲線だけで構成されています。コスメ用品や石鹸のような形状で、全体的に高級感があります。

ちなみに、私が気に入っているのは、ケースの開閉音です……。バタン、とトランクケースのような重厚な閉じ方をします。人によってはうるさいと感じるかもしれませんが、ケースの高級感を感じることができて、気に入っています。

Oladance OWS Proのグリーンは、鮮やかすぎるカラーリング!

さて、充電ケースを開けていきましょう。

有機的な形状のイヤホンは、充電ケースと同様に見た目はほぼネオンイエロー。充電ケースの内側やイヤホンのフレームは、モスグリーンのシリコンで構成されています。綺麗な配色をしてますね。

充電ケース込みの重量は約101.2グラム、完全ワイヤレスイヤホンとして考えると重く見えますが、大ぶりなケースということもあって、体感では軽く感じます。

次はイヤホン自体の仕上がりを見ていきましょう。

Oladance OWS Proは、美しいメビウスリング・デザイン

Oladance OWS Proオープンイヤーイヤホン自体を取り出してみました。メビウスリング(∞)のように、ねじりが取り入れられた美しいデザインです。かけ心地もよさそうです。

左右のユニットを合わせた重量は約27.3g。耳にかけるデザインなので、標準的な重量ではないでしょうか。

Oladance OWS Proオープンイヤーイヤホンの前後のユニットを液体シリコンゲルのフレームが繋いでいます(写真左)。イヤホンの上には、圧力感知とタッチコントロール可能なボタンがありました(写真右)。

耳に触れる側は、全面が液体シリコンゲルになっています。この液体シリコンゲルは医療用グレードのものが使用されているそうです。スピーカーユニットも見えますね(写真左)。さらに、イヤホン下部にもスピーカーユニットがあります(写真右)。

ユニットは重厚な仕上がりで、初代のOladance Wearable Stereoとは明らかに違います。音質にも期待が持てそう……。

Oladance OWS Proのかけ心地は?

さて、オープンタイプのワイヤレスイヤホンで気になるのはかけ心地です。耳の穴に突っ込むカナル型と違って、イヤーフックで固定するため、製品によっては痛みを感じることもあります。

Oladance OWS Proオープンイヤーイヤホンは、かけ心地に非常に気を使っているようで、吸い付くように自然に密着します。不快感もなく、長時間装着していても負担を感じません(写真左)。また、メガネを使っている人はイヤーフックで圧迫されがちですが、これもまた自然なかけ心地を実現してくれます(写真右)。

初代のOladance Wearable Stereoも装着感がよく、メガネと併用でも一日つけていられる快適さがありましたが、Oladance OWS Proオープンイヤーイヤホンは密着度が上がって外れにくくなり、さらに快適に仕上がっていました。

耳に引っかけて後ろに回すだけで、自然な装着感になるので、いちいち位置合わせに時間を取られることもないでしょう。

Oladance OWS Proの音質は……?

さて、Oladance OWS Proオープンイヤーイヤホンの購入を考えている方が最も気にしているのは、やはり音質ではないでしょうか。iPhoneに接続して、Apple Musicのダウンロード音源を聞いてみました。

もともと、初代Oladance Wearable Stereo(画像右)は低音の再生能力に定評がありましたが、Oladance OWS Proオープンイヤーイヤホンはその特徴を受け継ぎつつ、さらに解像感が上がり、音質も分厚くなりました。パワーアンプシステムの高出力がうまく活きています。

オープンタイプのイヤホンということもあり、周囲の音に自然と溶け込むように鳴り、細かく解像された音場がするりと耳の中に入ってくるのです。いきいきとしたボーカル、どこまでも伸びていく高音、巨大な塊のようにぶつかってくる低音、空間を感じるふくよかな音圧、など完成度の高さを感じずにいられません。

いろいろと聴いていく中で個人的に聞き惚れてしまったのが、King Gnuの「カメレオン」と「硝子窓」です。ピアノの旋律と、ボーカルの井口さんのハイトーンボイスの響きが、オープンタイプのイヤホンの相性が最高によかったです。何度も聴いてしまう。

あれほど感動した初代Oladance Wearable Stereoを遥か後方に置き去りにするような、圧倒的な完成度と言えるのではないでしょうか……。初代Oladance Wearable Stereoには戻れなくなるほどの魅力があります。

Oladance OWS Proは、マルチポイントで使える

最近のワイヤレスイヤホンでは、必須の機能となりつつあるのが、2台以上のデバイスと同時待受ができる「マルチポイント接続」です。Oladance OWS Proでも使えるようになっています。使い方は、1台目とペアリングした状態で、左右のイヤホンの圧力感知ボタンを同時に2秒長押しするだけ。通知音が鳴ればペアリングできます。

私はiPhoneとMacBook Airをマルチポイントして使っています。Macで音楽を聴きつつ、iPhoneで通知があったらそちらで通話することができます。

Oladanceアプリで基本的な設定が可能

Oladance OWS Proオープンイヤーイヤホンは、Oladanceアプリと一緒に使うことができます。ペアリングしているOWS Proのカラーも自動で同期します。

プリセットのサウンドを変更したり(画像左)、コントローラーの動作を変更することもできます(画像右)。

Oladance OWS Proオープンイヤーイヤホンの操作は、左右の圧力感知ボタンとスマートタッチコントロールで行います。音量の操作は前後になぞるだけ、再生・停止は押すだけなので、分かりやすいです。特に、音量操作は、便利だと感じました。

Oladance OWS Proは、街中でも使える??

オープンタイプのイヤホンは、ながら聴きに向いている反面、騒々しい場所では周囲の音を防げないため、外出先での利用は薦められません。もちろん電車の中などは、全く使いものにならない、と言ってもいいでしょう。

Oladance OWS Proオープンイヤーイヤホンの場合はどうでしょうか?駅のホームや、人で賑わう繁華街を歩いてみました。アナウンスが流れているような場合、ボーカル曲を聞き取るのは難しかったですが、よほど騒々しくない限りは、BGMとして十分な音量で聴くことができました。

ちなみに電車は、地上線ならなんとか聴けますが、地下鉄は反響音がうるさくてほぼ聴けなかったです……。音量を上げれば聴けなくもないですが、オープンタイプのイヤホンはそのまま音が漏れていきますし、大きすぎる音は周囲の迷惑になります。電車内で使うのはオススメしません(私は周りに人がいない状態で試しました)。

なお、アプリからは「集中モード」をオンにすることで、室内専用の集中モードが効き、エアコンなどの周囲の音を低減することができます。ただし、これはあくまで室内専用です。外で使ってみたらどうなるかと試してみましたが、騒々しい屋外では違いが分からないほど効果がありませんでした。期待しすぎないようにしてください。

※Oladance OWS Proオープンイヤーイヤホンのスピーカーは、指向性があるので、ほぼ耳の中だけに音を届けます。屋内で、隣に立ってもらっても、ほとんど鳴っていることに気づかないくらい、周囲に音漏れしません。常識的な範囲の音量なら、ほぼ漏れないと思ってもらって大丈夫です。

Oladance OWS Proはバッテリーがめちゃくちゃもつぞ……

Oladance OWS Proオープンイヤーイヤホンには、充電ケースが初めから付属しています。当たり前では?と思われるかもしれませんが、初代Oladance Wearable Stereoには、充電ケースが付属せず別売りでした。

不便そうに思えますが、充電ケースを必要としないほど、初代Oladance Wearable Stereoの電池持ちが良かったのです。事実、私自身も大きな充電ケースはほぼ使わず、スリムで軽量で持ち運びやすい付属ケースを使っていました。

Oladance OWS Proオープンイヤーイヤホンもこの超長時間バッテリーライフの特徴を受け継いでいます。製品が到着してから毎日4時間程度は使っていますが、10日ほど経っても充電なしで使えています……。いつバッテリーが無くなるんだよ……?と思うくらいに。

改めてバッテリースペックを見直してみると、ケース併用で最大58時間も持つのです。1日2時間程度の使用なら1ヶ月近く持つんですよね。驚異的です。さらに急速充電として、15分の充電で6時間も使用可能になっています。

これだけ再生時間が長いと、ワイヤレス充電がないことのデメリットはほとんど気にならなくなっていて、たまにケーブルで繋げばいいか、と思うようになりました。

Oladance OWS ProとCleer ARC2を比較してみる

さて、オープンタイプのイヤホンとして、Oladance OWS Proは最高音質を持っていると感じました。しかし、私は先日Cleer ARC2(写真右)のレビューでも最高音質と書いてしまいました。ここは聴き比べて、双方の違いをはっきりさせておかないといけません……。

左がOladance OWS Pro、右がCleer ARC2

聴き比べてみて、どちらも甲乙つけ難い高音質ですが、Oladance OWS Proが明確に勝っているのが、低音の迫力です。パワーアンプ搭載ということもあり、立体感を持って、強い音圧がくるので、ロックや映画サントラなどの聞き応えがあります。これは、Oladance OWS Proの方が、より耳に密着しているから出せる持ち味と言えるでしょう。(逆に、迫力のある音が苦手な方は、解像感が細かく、高音に伸びのあるCleer ARC2の方が向いています)

iPhoneとペアリングして使う分にはOladance OWS Proが有利だと感じますが、Cleer ARC2には低遅延を実現するドングル、高音質コーデックのaptX Adaptiveや次世代のLE Audio対応といったスペック面での優位性もあるので、どちらが一方的に優れてるとは言い切れません。

装着感は、密着感があり自然な付け心地のOladance OWS Pro、軽い付け心地のCleer ARC2というところ。音質面でいけば、低音重視・ボーカル重視ならOladance OWS Pro、高音重視・解像感重視ならCleer ARC2というところでしょうか。

Oladance OWS Proがあまりに良すぎたので、ホワイトを購入してしまう……

今回、レビュー用にグリーンの製品サンプルを提供いただいたのですが、あまりに良すぎたので、他の色も気になってホワイトを購入してみました。これはこれでピュアなホワイトで超美しいです。充電ケースはマットなホワイトですが、イヤホンは光沢があって、これはこれで美しい……。

グリーンもホワイトもそれぞれに持ち味があって、所有感をそそります。これは他のカラーも間違いなさそうです。

グリーンとホワイト、どちらも魅力的なのでどちらを使うか迷ってしまいます……(贅沢な悩み)。

初代Oladance Wearable Stereoはかなり気に入っていたのに、Oladance OWS Proオープンイヤーイヤホンに一気に心を奪われてしまいましたね……。

オススメだけど、オープンタイプのイヤホンの特性を理解して購入すべき

ながら聴きのイヤホンを探している方には、最高峰のイヤホンとしてオススメしたいところですが、オープンタイプのイヤホン自体にデメリットがあります。まず、外ではほぼ使えないこと(BGM程度なら何とか使えなくもない)。それから、カナル型に比べると、やや音漏れしやすいこと。それから、周りから見ると普通にイヤホンをしているように見えるので、話しかけられづらいこと(聞こえてるのに)。

場合によっては、普通のカナル型のイヤホンのノイズキャンセリングや外音取り込みと使い分けた方がいいかもしれません。こうしたデメリットを考慮した上であれば、Oladance OWS Proオープンイヤーイヤホンは間違いなくオススメです!

ただ……もし初めてのオープンタイプのイヤホンということであれば、初代Oladance Wearable Stereoもオススメしておきたいです。後継機となるOWS2や、今回紹介したOWS Proが登場したことで、かなりお値打ちな価格になっているのです。特にAmazonのセール時はオススメしたいです!(セールになってなかったらごめんなさい)

Oladance OWS Proオープンイヤーイヤホンのまとめ

Oladance OWS Proオープンイヤーイヤホンは最高のオープンタイプです。ながら聴きとしてだけでなく、室内用のイヤホンとしても、小型のヘッドホンの代わりとしても、万能に使えますね。カラーもデザインも美しくて、満足度が高すぎます。お値段はそれなりですが、ぜひ試聴するなりしてこの魅力を感じて欲しいです。オススメ!

Oladance OWS Pro
総合評価
( 5 )
メリット
  • 周囲の音が聞こえるオープン型
  • 迫力のある音圧と分厚い音質は、まるでヘッドホン
  • 23×10mmの超大ダイナミックドライバーを搭載
  • 充電ケースとの併用で最大58時間利用を実現するバッテリーライフ
  • 室内専用の集中モードで軽いノイズを除去できる
  • 耳に負担になりにくい快適なメビウスリング・デザイン
  • 好みに合わせて選べる5つのカラーバリエーション
  • 最大2台まで同時待受できるマルチペアリングに対応
デメリット
  • お値段はお高め
  • 防水性能は生活防水のIPX4

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この記事を書いた人

Webマーケティングを生業にする、どこかの企業のマネージャー。あなたが使っているWebサイトの裏側で出会っているかもしれません。
このサイトは趣味で作っているものなので、仕事内容とは関係がありません。春と秋に山手線一周歩くイベント(ほぼ観光)を主催しているので、気になる方はイベントページを見てみてください。

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