完全ワイヤレスのフラッグシップHUAWEI FreeBuds Pro 2登場!/ファーウェイ・ジャパン新製品発表会をレポート!

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2022年7月26日(火)、関東は急な雨に降られて、やけに湿度の高い1日となりました。ここは、原宿駅前すぐの場所にあるWITH HARAJUKU HALL。

今日行われたのは、ファーウェイ・ジャパンの新製品発表会。4つの新製品が発表されました。

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7月26日(木)に発表されたHUAWEIの新製品

発表されたのは、スマートウォッチの「WATCH GT 3 Pro」、完全ワイヤレスイヤホンのフラッグシップモデル「FreeBuds Pro 2」、同エントリーモデルの「FreeBuds SE」、タブレットの「MatePad」の4製品です。

いずれの製品も7月28日(木)発売です。

ダイビングで水深30mまで潜れる「HUAWEI WATCH GT 3 Pro」

スマートウォッチの「WATCH GT 3 Pro」は、高級感のあるプレミアムモデルのチタンケース(46mm)と、美しいナノセラミックケース(43mm)の2種が発表されました。ナノセラミックは、1500度の釜で7日間焼成し、ダイヤモンドパウダーによるポリッシュ仕上げを施した美しい質感を実現しています。

IP68と5ATMの防水性能を備えた上、最大水深30mのダイビングもサポートします。フリーダイビングモードでは、潜水速度・深度・潜水時間などのデータをリアルタイムで表示・記録します。

心拍数モニタリングの精度がアップし、血中酸素レベルは常時測定が可能、さらに睡眠モニタリングやストレスモニタリング、手首の体表温度の測定機能を備えるなど、ヘルスケアの管理機能が充実しています。

市場想定価格は、46mmシリーズアクティブモデル43,780円(税込)クラシックモデル47,080円(税込)43mmシリーズクラシックモデル54,780円(税込)エレガントモデル76,780円(税込)です。そう、43mmシリーズの方が高いのです。

フラッグシップを更新する完全ワイヤレスイヤホン「FreeBuds Pro 2」

求めていた静寂と音質を実現する、現在のオーディオ技術を集結させたフラッグシップモデルです。完全ワイヤレスイヤホンとして初めて採用したマイクロ平面振動板ユニットと、11mmの大口径ダイナミックドライバーによるデュアルドライバーユニットを搭載します。

BluetoothコーデックはハイレゾワイヤレスコーデックのLDAC対応、音質はフランスの高級オーディオメーカー・デビアレとの協業でサウンドチューニングを行っています。さらに、トリプルマイクのアクティブノイズキャンセリング、2台のデバイスの同時接続が可能なマルチポイントにも対応します。

まさにフラッグシップと呼ぶにふさわしいモデルです。カラーバリエーションは、シルバーブルー、セラミックホワイト、シルバーフロスト(Amazon.co.jp限定)。市場想定価格は26,800円(税込)です。

詳しくは本記事の後半で。

はじめての完全ワイヤレスイヤホンでも妥協のない「FreeBuds SE」

FreeBuds Pro 2とは対をなす存在、初めての方に向けられたエントリーモデルです。外耳道の形に合わせたセミオープンのカナルデザインになっています。

エントリーモデルでも音質にも妥協はなく、10mm径のダイナミックドライバーによる豊かで美しい音質、デュアルマイクによる通話ノイズリダクションも実現します。

連続6時間の音楽再生可能なバッテリーを搭載していることに加え、充電ケース併用だと24時間もの長時間使えます。

市場想定価格は4,980円(税込)と、とにかく安いのが驚きです。カラーバリエーションは、アマゾナイトブルーホワイト(Amazon.co.jp限定)の2色展開となっています。なお、量販店のチャネルはeイヤホンに限定されているようで、オンライン販売が中心となるようです。

製品発表会のタッチ&トライで触ってきましたが、50gを切る軽量さ、バッグに入れても邪魔にならないカプセル状の小型ケースなど、日常使いに魅力的な製品に仕上がっていました。

スタンダードモデルでも機能十分な「HUAWEI MatePad」

HUAWEIタブレットのスタンダードモデルで、10.4インチの2Kディスプレイを搭載します。フロントカメラは1300万画素のワイドアングルカメラにグレードアップされ、オンライン会議や通話が快適になります。

このほかにも、ハーマンカードン監修の臨場感あるサウンド、約12時間使える約7,250mAhの大容量バッテリーに、独自のマルチウインドウ技術で最大4つのアプリを同時表示可能となっています。タッチペンのHUAWEI M-Pencil Package(第2世代)にも対応します。

市場想定価格は、MatePadタブレット本体が41,800円(税込)。M-Pencilパッケージは8月16日(火)発売で13,200円(税込)です。

完全ワイヤレス世界初!平面振動板ドライバーを採用したFreeBuds Pro 2

今回の新製品群の中において、最も注目したのは完全ワイヤレスイヤホンのフラッグシップモデル FreeBuds Pro 2です。見るべき点は多くありますが、中でも注目は完全ワイヤレスイヤホンとして、世界で初めて平面振動板ドライバーを採用したこと。これにより高音域の精緻な再現が期待できます。

そもそも平面駆動といえば、主にオーバーイヤーヘッドホンに搭載されるようなドライバーです。精緻な音が出せるドライバーではあるものの、比較的電力消費が大きいことや、小型化がしづらいことから、有線イヤホンでさえ採用している製品はわずかです。

しかし、FreeBuds Pro 2では、平面振動板ドライバーに加えて、4マグネットのダイナミックドライバーを搭載し、デュアルスピーカーユニットによる音響システムを構築しています。

さらに、BluetoothコーデックはLDACに対応し、音質のチューニングはフランスのオーディオメーカー・デビアレ(Devialet)が行っています。デビアレ自身も「Gemini」という完全ワイヤレスイヤホンを出していて、各所で高評価を得ています。そのチューニングにも期待がかかります。

FreeBuds Pro 2のアクティブノイズキャンセリング(ANC)は業界初のトリプルマイクにより音を繊細に拾い、シーン別に「くつろぎ」「標準」「ウルトラ」と3つのダイナミックANCモードを選択します。

さらに、通話時は1億個以上の学習サンプルを活用したディープニューラルネットワークアルゴリズムによる進化したノイズリダクションを実行するほか、2台同時接続のマルチポイント対応、IP54の防水性能、アダプティブEQ、ケース併用で30時間の連続音楽再生、など多くの特徴を備えています。

これら多くの新機能はどのように生まれたのか、それは、HUAWEIのオーディオラボの取り組みに答えがありました。

HUAWEIオーディオラボの取り組みと開発技術例

今回の新製品発表会の中で、スポーツ&ヘルスケアとオーディオの2セッションで、HUAWEIの取り組みについて説明が行われました。中でもオーディオセッションでは、FreeBuds Pro 2に搭載されたという新たな技術についての説明に多くの時間が割かれ、その力の入れようが伺えました。

この発表内容を通じて、FreeBuds Pro 2の魅力を見ていきましょう。

HUAWEIは「イノベーションによる究極のリスニング体験」を目指している

HUAWEIのオーディオ製品は「イノベーションによる究極のリスニング体験」を目指しています。

その実現のため、世界6カ所にオーディオ技術研究所があり、1000人を超える技術者がいます。

本国(中国)以外の研究所では、日本で音響ハードウェアまわり、ヨーロッパではオーディオの信号処理のアルゴリズムを得意としています。

これらの研究所で生み出された技術が、今回のFreeBuds Pro 2に採用されています。

FreeBuds Pro 2に採用された新技術の数々とは?

HUAWEIでは「イノベーションがオーディオ機器をスマートにする」とし、4つの観点でFreeBuds Pro 2に新技術を採用しています。

「心地の良いデザイン」「音質」「ノイズキャンセリング」「ワイヤレス伝送」この4つの観点で、FreeBuds Pro 2にどういった新機能が採用されたのか、順に見ていきましょう。

①心地の良いデザイン

HUAWEIではイヤホンの装着性を追求するために、3Dデジタルスキャンされた大量の耳型モデルを用意しました。それらを統計化されたデータに変え、大量の人間による快適性評価、1商品当たり延べ400時間にわたる装着安定試験ののち、最適化を行っています。

これらの過程を経て、FreeBuds Pro 2のデザインが出来上がったのです。

FreeBuds Pro 2を手に取ると、美しく滑らかで有機的な曲線を描いていることが分かります。この形状は、装着性を極限まで追求する姿勢から生まれたものでした。

②音質

FreeBuds Pro 2は、先述したようにデュアルドライバーユニットを採用しています。中音域・低音域用には11mmのダイナミックドライバー、高音域用にはマイクロ平面振動板ドライバーを採用し、デジタルクロスオーバー技術によってお互いに干渉することのないよう、音を最適化します。

中低音域用のダイナミックドライバーは、4つのマグネットを使うことでレスポンスの早いドライバーユニットに仕上げています。4つのマグネットにより振動板に磁束を与えることで感度がアップ、低音の再生能力が増し、人間の可聴域である20Hzを超える、14Hzのクリアな重低音を実現しています。

そして、完全ワイヤレスイヤホンとして初めて搭載されたのが、マイクロ平面振動板ドライバーです。このドライバーは、レスポンスに優れ、クリアで歪みのない高音域を実現します。

ドライバーに注目が集まりがちですが、EQ(イコライザー)処理にも細かい調整が入っています。そもそも一口にEQといっても、FreeBuds Pro 2には3種類ものEQが搭載されています。

まずは「アダプティブイヤーマッチングEQ(AEM EQ)」です。耳が違うと、装着状態も変わります。イヤホンを付け外しすると、聞こえ方も変わります。音響的な安定度を得られるかがポイントで、AEM EQは装着状態に合わせたベストな音質を提供するようにできています。

次は「アダプティブボリュームEQ」です。大音量で聴いている時と低音量で聴いている時、実は高音と低音の聞こえ方が違います。これを自動補正し、最適な音質を提供します。

最後は「カスタマイズ可能なEQ」。ここまでの2つのEQを持ってしても、個人的な嗜好まではカバーできません。そこで、音楽のジャンルや音源に応じたセッティングや詳細調整を行えるよう、カスタマイズ可能なEQを提供しています。

③ノイズキャンセリング

HUAWEIはもともと通信機器のメーカーということで、通話に力を入れています。オーディオ評価や音響測定だけでなく、ディープラーニングによるANCアルゴリズムを導入しています。どの音が「声」で、どの音が「ノイズ」なのかを学習させているわけです。

FreeBuds Pro 2は、3つのマイクと、1つの骨震動センサーを搭載しています。(内向きにある1つは耳元の外耳道のマイクで、耳の中でどんな音がなっているかを判別します)。これら合計4つの入力情報から、ディープニューラルネットワークを通して、人間の声だけを取り出して伝えています。

そこに加えて、ダイナミックノイズキャンセリングでは周囲の状況を判断し「ウルトラモード」「標準モード」「くつろぎモード」の3つの中から自動でモードを選択します。

④ワイヤレス伝送

高音質技術だけでなく、ワイヤレスオーディオ伝送技術も重要です。FreeBuds Pro 2ではハイレゾワイヤレスコーデックのLDACを採用しました。

高音質コーデックで伝送帯域を拡大したわけですが、これを安定させるための仕組みとして、FreeBuds Pro 2ではイヤホンの片側にアンテナが2つずつ内蔵されています。このデュアルアンテナで、カバーエリアをスイッチしながら最適な通信状態を保てるようになっています。

こうした取り組みの末に、HUAWEIのフラッグシップたるFreeBuds Pro 2が完成したのです。自然に使っていますが、完全ワイヤレスイヤホンは最先端技術の塊ですね。

ファーウェイ・ジャパン製品発表会のまとめ

今回の製品発表会は、スポーツ&ヘルスケア分野におけるスマートウォッチと、オーディオ分野における完全ワイヤレスイヤホンの2本立てでした。本記事では完全ワイヤレスイヤホンのFreeBuds Pro 2に注目し、HUAWEIの目指すオーディオのかたち、そのための取り組みを共有しました。

このように製品の成り立ちを詳細に知る機会はなかなかなく、よりHUAWEI製品についての興味が深まり、有意義な製品発表会でした。これから実際にFreeBuds Pro 2を使っていきますが、果たしてどのような音質・使い勝手になっているのか楽しみです。

なお、今回の発表内容とは関係ありませんが、先日レビューしたHUAWEI Eyewearもオススメです。

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この記事を書いた人

Webマーケティングを生業にする、どこかの企業のマネージャー。あなたが使っているWebサイトの裏側で出会っているかもしれません。
このサイトは趣味で作っているものなので、仕事内容とは関係がありません。春と秋に山手線一周歩くイベント(ほぼ観光)を主催しているので、気になる方はイベントページを見てみてください。

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