SIMGOT EN700 PRO イヤホン レビュー/ブラックとレッドの衝撃、デザインと音質が抜群なハイエンドイヤホン

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SIMGOTのハイエンドイヤホン

5月にレビューしたSIMGOTのEM2が美しくてですね(音質ももちろんのこと)、SIMGOT製品には一目置くようになったのです。
https://www.makkyon.com/2019/05/22/simgot-em2/
そうしたら、この8月にまたSIMGOT製品をレビューさせていただく機会がありまして……

ダイナミックバランスドライバー搭載 SIMGOT EN700 PRO

SIMGOTのEN700 PROは、数多あるイヤホンの中でも珍しい「左右でハウジングのカラーが異なるイヤホン」です。

※本レビューにあたり、SIMGOT様よりレビュー用の製品サンプルを提供いただきました。

SIMGOT EN700 PRO イヤホンをレビュー

EM2と同じく、ブラックを基調としたパッケージです。

SIMGOT EM2のパッケージと同様に、側面にはイヤホンケーブルのイラストが描かれています。EN700 PROが違うのは2枚のシール。EN700 PROは左右のハウジングの色が異なるため、その構成がシールで示されています。

今回提供いただいたのは「ブラックとレッド」のモデルです。
内箱にもエンボス加工が施されています。

描かれているのは「SUZAKU」でした。日本でなら「朱雀」と漢字を当てたいところですが「銅雀」のようです。

内箱を開けると、2色で構成されたEN700 PROの左右ハウジングと、イヤホンケースが見えています。

内容物は、3.5mmステレオケーブル、EN700 PRO本体、ブラシ、イヤホンケース、マニュアル・保証書、イヤーピース2種×3サイズです。

このまま内容のレビューに行きたいところですが、ちょっと寄り道させてください。

フルメタルの美しいハウジング

SIMGOT EN700 PROでまず注目したいのは、フルメタルの美しいハウジングです。

左側のハウジングはレッドです。複数のパーツが組み合わさって作り上げられているのがお分りいただけるでしょうか。

右側のハウジングはブラックです。ゴールドのラインが美しく光ります。

左右のハウジングがそれぞれカラーが異なるということで、スリットの奥まで赤く仕上がっているのがよく分かります。

左右でハウジングの色が違うイヤホンって、どうなんだろうなー?って懐疑的だったんですが、ここまでデザイン的に優れた製品を見せられると「美しくて最高」という感想しか出ませんでした。

まだ結線もしていないのに、この美しいデザインを見ているだけでテンションが上がってしまいました。

イヤーピースも2色で揃える

イヤーピースは、中・高音を増幅させる高通過のEartip I(写真左)と、低音を増幅させる均衡型のEartip II(写真右)とがあります。

ここまでご存知の通り、EN700 PROは2色構成で展開されています。

となると、イヤーチップも2色構成のものが付属しているわけです。

左右それぞれのハウジングに合わせたイヤーチップを装着しましょう。統一感があっていいですね。

次はイヤホンケースを見てみましょう。

使いやすい革製のイヤホンケース

SIMGOT EM2をレビューした際と同じ、革製のイヤホンケースが付属しています。

革製ではあるものの、しっかりした作りになっており、多少のことでは型崩れしません。

ケースのフタはマグネットで吸着するため、取り出しも簡単にできます。このレベルのケースが付属するのは満足度高いですね。

SIMGOT EN700 PROをGRANBEATで聴く

それでは、付属のケーブルにSIMGOT EN700 PROを繋いで、GRANBEATでハイレゾ音源を聴いてみます。SIMGOT EN700 PROは、高分子チタン複合振動板とN50ネオジムマグネットドライバを搭載したDD型のイヤホンです。どんな音を奏でてくれるのでしょうか。

https://www.makkyon.com/2019/01/25/onkyo-dp-cmx1-granbeat/
音源は、moraで販売されているFLAC音源の『スター・ウォーズ: 最後のジェダイ (オリジナル・サウンドトラック)』(192.0kHz/24bit)です。
出だしのジャーン!の迫力は控えめながら、会場の空気感を纏ったまま、オーケストラの楽器の数々が、滑らかにその波形をなぞっていきます。まとまりあった音楽が、緩やかに糸を解くように、優雅に流れていくこの感覚、すごい解像感!

中・高音域の解像感が抜群にすごいです……。SIMGOT EN700 PROは、特定の音域を目立たせることなく、音を正確に再現しようとする、まさにプロフェッショナル向けのイヤホンです。
SIMGOT EM2もすごかったけど、SIMGOT EN700 PROはまた違う次元で完成度の高いイヤホンでした。

SIMGOT EN700 PROを完全ワイヤレスイヤホンにして聴く

さて、SIMGOT EN700 PROは、2pinを採用しているので、リケーブルが可能です。aptX HDに対応したBluetoothケーブルもありますが、換装するならやはり完全ワイヤレスイヤホンでしょう……。

リケーブル可能な完全ワイヤレスイヤホンアダプターといえば、FOSTEXのTM2が定番でしょう。CIEM 2pin用のフレキシブル・ショート・ケーブル(ET-TM2C2P)を使って、リケーブルしてみました。クレードルケースにも問題なく収まりました。

https://www.makkyon.com/2019/06/02/fostex-tm2/
iPhoneとBluetooth接続して、Apple Musicの音源を聴いてみました。iPhoneはaptXに対応していないので、AACコーデックでの接続ですが、前述の通り解像感は素晴らしいの一言。Bluetoothでもここまで細かく聴こえるのかと驚きです。

ただ、解像度は高いものの、Bluetoothで聴く分、出力が弱いらしく全般的に音の迫力には欠けます。いつもより気持ち大きめに音量を設定しておいたほうがいいです。

まとめ

Amazonなどで見かけていたEN700 PROでしたが、左右それぞれで色が違うって、なんだか変じゃないかなって思っていました。しかし、実際に手にしてみると、その完成度の高さに驚かされるばかりで、色の違いがむしろ利点に思えてくるくらいです。
音質はもう素晴らしいの一言で、高音域の解像度の高さは特筆もの。新たな音との出会いを生んでくれるレベルで研ぎ澄まされています。

悩みどころは、リケーブルが可能なため、バランス接続でいくか、DAC経由のデジタルで繋ぐか、いっそ完全ワイヤレスで運用するか、そのポテンシャルの高さから、運用方法に迷ってしまうところ。贅沢な悩みを持たせてくれます。
SIMGOT EN700 PRO、大満足のイヤホンです。

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この記事を書いた人

Webマーケティングを生業にする、どこかの企業のマネージャー。あなたが使っているWebサイトの裏側で出会っているかもしれません。
このサイトは趣味で作っているものなので、仕事内容とは関係がありません。春と秋に山手線一周歩くイベント(ほぼ観光)を主催しているので、気になる方はイベントページを見てみてください。

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