CCA C16 レビュー/バランスド・アーマチュア×16基が1万円台……?驚異の解像感!左右8BA搭載のハイレゾイヤホン

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先日から3BA(バランスド・アーマチュア)のKZ AS06や、4BA+1DDのCCA C10に手を出してしまい、その音を楽しんでいたのです。

多ドラのイヤホン楽しい……そして。

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ついに8BAのイヤホンに手を出してしまった……

しかし、もっと上の音を聴いてみたいという欲求に負けて、ついに8BAのCCA C10に手を出してしまいました……。

CCA C16イヤホン デリケート亜鉛合金プレート+PC樹脂筐体 2PIN 2ピンコネクタ 3.5MM バランスド・アーマチュア-8基 8ドライバ搭載 ハイブリッドイヤホン 3Dプリント技術を採用 片側8BA 高音質 カナル型イヤホン フィット感良い イヤホン (ブルー・マイク付き)

なんで8BAのイヤホンがこの値段で手に入るんだ……

CCA C16をレビュー

パッケージは、KZ AS06やCCA C10と同じサイズです。

内箱も、CCA C10と同じ作り。亜鉛合金製プレートを全面に押し出したデザインです。「16 Units Balanced Armature Earphone」とあります。C10と異なり、ダイナミック・ドライバーは含まれません。すべてバランスド・アーマチュアで構成されています。

内容物は、CCA C16本体に、マニュアル、イヤーピース 3セット(1セットはC16に装着済み)、2pin-3.5mmイヤホンケーブルとなっています。C10では4セットあったイヤーピースが3セットに減っているのは謎です。

亜鉛合金製プレートのデザインテイストはC10と同様ですが、大ぶりになった分、形状が異なります。

C10では半透明だった樹脂素材が、不透明な樹脂素材に変わっています。個人的には半透明の方が好きですね……。

Left/Rightの表記が筆記体になっています。その横には「Professional configuration(プロフェッショナル構成)」と記載があります。

左右に各8BAも積んでますからね。

イヤホンとしては重量級のCCA C16

イヤホンとしては少し大ぶりな形状です。

大ぶりな3つのイヤホンを並べてみました。左から、KZ AS06、CCA C10、CCA C16です。C16とAS06は同じくらいの体積がありそう。C10もそれなりに大きかったですが、C16はその上をいきます。

CCA C16の重さを測ってみましょう。なんと、左右で19.4gあります。

他のイヤホンも計測してみましょう。左から、SHURE SE425(5.2g)、KZ AS06(10.9g)、CCA C10(15.4g)です。

AS06のおよそ2倍弱、SHURE SE425と比べると4倍近くなる重量です。ただ、実際に装着してみると、そこまで重いとも感じませんでした。

重量だけで言えば、BOSEの完全ワイヤレスイヤホンも同じくらいの重さですし、C16はケーブル接続ということもあって、さほど気にならないのかもしれません。

CCA C16とC10で異なるノズル

C10とAS06のノズルを見ると、C16はメッシュ仕上げ(写真左)、C10はメタルプレート(写真右)でした。この設計思想は何か意図があるのでしょうか。

付属のケーブルは、C10と同じタイプのもの。2pinコネクタ周りに安定感があります。

それでは、GRANBEATに接続して聴いてみましょう。

まさにハイレゾと呼べる、圧倒的な解像感……!

J-POPから映画サントラ、ジャズの名曲まで幅広く聴いてみました。というか、いろんな楽曲を聴いてみたくなるイヤホンです。
一言でいえば、CCA C16は「解像感と音域の広さが圧倒的なイヤホン」でした。8BAも搭載していれば、当然そうなるだろうなと、ある程度想定して聴いてみたのですが、実際に聴いてみるとその性能は圧倒的……。

解像感のあるイヤホンを評するときに「ふつうのイヤホンでは聞き取れない音が聞こえる」と言いますが、CCA C16はまさにそれ。さんざん聴き慣れた曲なのに「音場の奥にまだこんな音が潜んでいた」「弦の擦れる音や、鍵盤の重さが分かる」「高音域の天井が見えない」という感想です。1万円台でこの音、ちょっと凄すぎないですか……。
イヤホンを評するときに「ハイレゾ」という表現はあまり使いたくないのですが、CCA C16の音域の広さは、まさにハイレゾ・イヤホンと呼ぶにふさわしい性能を有しています。
※ハイレゾ=High Resolutionという指標自体はあくまで音楽ファイルやDACの性能の話であって、イヤホンにその指標を当てはめるのは、懐疑的なため。あくまで個人的な考えです。
あとで製品情報を見てみるとCCA C16は、バランスド・アーマチュア8基を下記の構成にしているそうです。

  • 高音域 4基(No. 30095)
  • 中音域 2基(No. 29689)
  • 低音域 2基(No. 22955)

中音域のNo. 29689と、低音域のNo. 22955は、KZ AS06に搭載されているものと同じですね。それを、それぞれ2基も……。さらに高音域に4基も投入していることがプラスに働いていたようで、高音域の豊かさと音域の広さは、ここに由来していました。
いやー、何度も言ってしまいますが、この価格でこの性能は凄いです、CCA C16。

Lightningケーブルで聴いても、すごい音

先日購入した、KZのLightningケーブルに接続して聴いてみました。さすがに専用DACを内蔵したGRANBEATの豊かな音には敵いませんが、1万円台のイヤホンとで聴ける音質として、最高峰のものと言えます。

まとめ

左右合わせて16基ものバランスド・アーマチュアユニットを詰め込み、イヤホンの容積的にも、これが限界ではないかと思えるほど贅沢な仕様のイヤホンCCA C16でした。

正直、これだけの解像感が出せるイヤホンが1万円台で買えるというのが驚きです。めちゃくちゃいい音なので、ずっと聴いていられます。

CCA C16イヤホン デリケート亜鉛合金プレート+PC樹脂筐体 2PIN 2ピンコネクタ 3.5MM バランスド・アーマチュア-8基 8ドライバ搭載 ハイブリッドイヤホン 3Dプリント技術を採用 片側8BA 高音質 カナル型イヤホン フィット感良い イヤホン (ブルー・マイク付き)

さすがにしばらくはこれで十分だろうと思った矢先に、ダイナミック・ドライバを2基搭載した、2DD+4BAのNICEHCK M6というイヤホンを見つけてしまったので、もしかしたら……いや、まさかね。

【2019.06.02追記】FOSTEX TM2を使って、完全ワイヤレスイヤホン化してみました。

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