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Xperia 10 Plus レビュー/21:9の新体験、2画面分割が超便利!iPhone XS Maxと比較してみた。

SONYスマホの新機軸!画角21:9になった新Xperia

2019年のMWCにて、SONYからXperiaの新機種として、ハイエンドのXperia 1、ミドルレンジのXperia 10、Xperia 10 Plus、ローエンドのXperia L3が発表されました。

中でも注目は21:9というシネスコサイズのディスプレイを搭載したXperia 1とXperia 10/10 Plusです。他メーカーが、iPhoneの後追いで全画面+ノッチあり/なしで展開していく中、映像視聴に特化した独自の21:9のスマホを持ってきたのです。

日本での発売は未定ですが、海外では発売していたので、EXPANSYSにて注文してみました。実質4日ほどで到着したんですよね。海外配送とは思えない早さでした。

ちなみに、日本だとイオシスさんで販売されています。

通例であれば、Xperiaのミドルレンジモデルは日本では発売されないのですが、今年はドコモ・ソフトバンクの料金プランにメスが入るので、目玉商品として出るかもしれません(憶測です)。
【2019/05/15追記】
ドコモ・au・ソフトバンクからXperia 1が出ましたが、Xperia 10は見送られましたね……いい端末なのに……。

Xperia 10 Plusのレビュー

パッケージは紙製のちょっと安っぽい感じ。iPhoneのような、空気の入るスキマのない精度高めのパッケージを想定すると、拍子抜けしてしまうかも。

最近のスマホは、本体と同サイズのフットプリントのものが増えてますね。

Xperiaの入ったビニールの背面にSIMカードとmicroSDの入れ方について解説がありました。

というわけでXperia 10 Plus(電源投入前)とご対面です。なにこの持ちやすさ。6.5インチと思えないサイズ感です。

パッケージの中身は、Xperia 10 Plusのほかには紙のマニュアル、イヤホン、USB-ACアダプタ(海外版)、USB Type-Cケーブルになってます。

電源投入していきます。

海外版ですが、日本語を選択することで日本版として使うことができます。OSは最新のAndroid 9.0 Pieです。

起動アニメーションもスムーズ。国内キャリアの製品と違って、プリインストールされているアプリは最低限のものです。

重さは180.2gでした。6.5インチの画面の大きさで200gを切るのはかなり軽く感じます。さらに、細長い形状で持ちやすいためか、体感的にはもっと軽い印象があります。

参考までに、同じ6.5インチのiPhone XS Maxも測ってみます。こちらは218.6g(液晶ガラスフィルム込)でズッシリした重量感があります。

それでは、Xperia 10 Plusの外観を見ていきましょう。

Xperia 10 Plusの外観をチェック

まずは背面。すぐに目に入るのは、レンズ2つが横並びになったデュアルカメラ。その下にはNFCのマークが見えます。金属の質感がありますが、表面処理だけで、実際にはプラスチックです。

個人的には、Xperiaの重量感のある金属質感は重いだけでメリットがないと思っているので、これはアリです。

左側面には、デュアルSIMカードスロットとmicroSDスロットがあります。

デュアルSIMトレイとmicroSDカードスロットはそれぞれ独立しています。ただ、起動中にこのトレイを引き出すと、Xperiaが再起動してしまいますのでご注意ください。電波法的なアレがあるので、Wi-Fi運用でレビューします。

右側面には、スリープスイッチ、指紋センサー、音量ボタンが並んでいます。Xperiaには指紋センサーと電源ボタンが一体化しているモデルもありますが、Xperia 10 Plusでは別々になっています。

底面には、USB-Cポート、その左右にスピーカーグリルが配置されています。

そして天面には、なんとイヤホンジャックがあります。

最近のスマホは廃止される流れかと思いましたが、まだ影響が大きすぎるということでしょうか。

21:9のメリットとデメリットは?

全面ディスプレイになったので、バックボタンやホームボタンも画面下部に控えめに、バーチャルなものになっています。
さて、21:9の画面です。縦に持てば長いし、横にすれば幅広い!SONYは映像体験を推しています。

16:9やインスタのような正方形ムービーでは、左右に黒枠が出ますが、21:9で配信されている映画は、6.5インチの隅々まで表示されるので、このサイズでは考えられない没入感です。Netflixで『レディ・プレイヤー1』が21:9で配信されていました。(著作権の関係でモザイク処理しています)

また、大ヒット公開中の映画『スパイダーマン:スパイダーバース』の予告編がプリインストールされていました。めちゃめちゃ綺麗で迫力があるので、Xperia 10 Plusを買った方はフォルダの中身を見てください。

なお、アイマスやPUBG Mobileなどのゲームを試してみましたが、まだアプリ側で対応していないため、背景画像が切れていたり、黒い枠が出たりしました。プレイには影響ありません。さすがに開発元も21:9は想定していないのでしょう。

しかしながら、21:9の画面のメリットをが大きいのは、Twitterのようなタイムライン式のアプリです。めちゃめちゃ情報量が多くて楽しいです。

これを使った後に、iPhone 8などのスマホを使うと、縦が詰まった感じがあって、閉塞感がすごいです。

しかも持ちやすいので、Twitterが超絶捗ります。

ミニチュア的な片手操作モード

一方で、Xperia 10 Plusは画面が大きく縦に長いため、片手で操作できるモードがあります。そのアプローチが面白いのです。

なんと、画面そのままで、縮小表示されるのです。下の写真を見てもらうとわかる通り、画角はそのままで、縮小して右下に寄っています。

もちろん、この状態でも操作が可能になっています。

ここでは右下に寄せていますが、左下に寄せることも可能です。余白をタップすると元に戻ります。片手で操作しないといけない場合には重宝しそうです。

Androidの2画面分割モードとの相性が最高!

さて、Xperia 10 Plusをしばらく使ってみて、最高だなと思ったのがAndroidに搭載されている「2画面分割機能」。Xperia 10 Plusの縦に長い画面が最も活用できるのがこれです。

私がよく使っているのは、上がAmazonプライム・ビデオ(またはYouTube)、下がTwitter(またはKindle)という構成。マンガやTwitterのタイムラインを観ながら、上で動画を流しながらながら見するという、集中力が散漫な使い方です。

動画アプリで使えるのは、YouTube、Amazonプライム・ビデオ、Abema TVが使えました。HuluやNetflixはNGです。また、TwitterやKindleも対応しています。

スマホ上でのながら見、最高です。これはiPhoneには真似できない。

音楽を聴く環境が最高です

先ほど書いたように、Xperia 10 Plusではイヤホンジャックが残されており、3.5mmのアナログのイヤホンが使えます。

最近お気に入りのKZ AS06でクリアな音を楽しめます。

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当たり前ですがBluetoothでも使えます。

ハイレゾ相当のコーデックLDACが使える、アンプ搭載のBluetoothレシーバーEarStudio ES100との相性も最高です。ただ、Xperia 10 PlusではaptX HDも使えます。どちらかといえば、こちらのコーデックの方が音がいい印象がありました。

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時と場合に応じて、聴き方を変えられるXperia 10 Plus、すごく使い勝手がいいです。

USB PDで高速充電可能!

Xperia 10 PlusはAndroidに多いQuick Chargeではなく、iPhoneやノートPCで採用されているUSB PowerDelivery(以下、USB PD)に対応しています。

バッテリー半分の状態で、9Wで高速充電されていました。残量90%を超えたころには5Wになっていたので、電力コントロールが働いているようです。

Xperia X Performanceと比較する

既存のXperiaとどう違うのか、過去モデルであるXperia X Performanceと比較してみます。

まず、見た目からして、Xperia 10 Plusの長さが圧倒的です。なにこのノッポさん。

続いて幅を見てみましょう。ほぼ同じ。

背面で見てみましょう。Xperia 10 Plusは背面がラウンドしているのが分かります。

本体の厚みを比較してみます。

Xperia 10 Plusがかなりスマートにできていることがよく分かります。

iPhone XS Maxと比較する

さて、同じ6.5インチで比較されるのがiPhone XS Maxではないでしょうか。双方とも、Xperia 10と10 Plus、iPhone XSとXS Maxというように、相対する製品構成になっています。

まずは、正面から。ほぼ直線で構成されるXperia 10 Plusと、四隅の曲線が目立つiPhone XS Maxと、同じ6.5インチでも全く印象が異なります。

重ねてみると、Xperia 10 Plusのスマートさが際立ちます。

ちなみに、Xperia 10 PlusやiPhone XS Maxに限った話ではないのですが、iPhoneと画面の色みを比較すると、Xperiaは青っぽく、iPhoneは黄色っぽく見えます。液晶のチューニングなのでしょうが、これは両メーカーの個性ですね。

iPhoneとXperia、4端末の薄さと幅を計測する

iPhone 8、iPhone XS Max、Xperia X Performance、Xperia 10 Plusの薄さと画面幅を計測したので、載せておきます。

まずは、iPhone 8。カメラ部を含まない厚さは7.8mm。

iPhone XS Maxは、8.3mm。iPhone 8には及びませんが十分薄いです。

そして、Xperia X Performanceになると結構厚くなり、9.0mm。

そして、Xperia 10 Plusは8.4mmでした。ほぼiPhone XS Maxと同じ厚さ。X Performanceより大幅に薄くなっています。

続いて、画面幅を計測していきます。iPhone 8は67.2mmでかなりコンパクト。

iPhone XS Maxは77.7mm。iPhone 8より1cm以上幅があります

そして、Xperia X Performance。こちらは70.5mm。

そして最後にXperia 10 Plusが73.1mmでした。

先ほど重ねてみたところでは、Xperia 10 PlusとX Performanceに差はなかったように感じましたが、デザインでそう見えていたようです。

Xperia 10 PlusとiPhone XS Max、公園で実写

最後に、Xperia 10 PlusとiPhone XS Plusで、カメラ性能を比較してみます。なお、Xperia 10 Plusはその画面を活かすため、すべて21:9で撮影しています。

広角(1x)と望遠(2x)の比較1

望遠側の明るさに注目してみてください。

iPhone XS Maxの広角(1x)

iPhone XS Maxの(2x)
Xperia 10 Plusの広角(1x)

Xperia 10 Plusの望遠(2x)

iPhoneは寒色より、Xperiaは暖色よりの色みの絵作りになります。(画面の色みと逆ですね)

広角(1x)と望遠(2x)の比較2

池の向こうの東屋の描写に注目してみてください。

iPhone XS Maxの広角(1x)

iPhone XS Maxの望遠(2x)

Xperia 10 Plusの広角(1x)

Xperia 10 Plusの望遠(2x)

薄暮の厳しい時間帯ではありますが、Xperia 10 Plusの描写も健闘しているようです。

ボケとポートレートモード

iPhone XS Maxのポートレートモード。

Xperia 10 Plusのボケモード。

Xperia 10 Plusの被写界深度判定は、ときおり不自然さがあり、ちょっと甘いようです。(人の顔を前提としているので、犬は想定外なのででしょうけど)

ポートレートモードはiOSに一日の長がありそうです。

夕暮れの描写

iPhone XS Maxの広角(1x)

iPhone XS Maxの望遠(2x)

Xperia 10 Plusの広角(1x)

Xperia 10 Plusの望遠(2x)

同じ時間帯の写真ですが、Xperia 10 Plusの方が情景がよく出ていますね。

以上、モデルはわが家のコーギーでした。

※上の写真はiPhone XS Maxのポートレートモードです。

まとめ

Xperia 10 Plusは21:9を縦画面で使うのが最高です。特に2画面でのアプリの使い勝手がとても良く、Xperia 10 Plusを入手してからというもの、iPhone XS Maxの出番が減っています……。

ミドルレンジの端末でありながら、性能的には何の懸念もなく、ハイエンドのゲームをプレイすることでもない限りはこれで事足りるでしょう。価格的にも高止まりしている高性能スマホと異なり、日本円にして4万円台で手に入ります(輸入時の価格)。

一番の問題は「キャリアが日本で発売するか」どうかでしょう。これが出てしまうと、上位機種のXperia 1が売れなくなってしまいそうです。SONYにとっては悩ましいところ。

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今回のレビューまとめ
レビューした日
レビューした製品
SONY Xperia 10 Plus
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makkyon
都内で働いている会社員です。仕事では、スマホと映画のことだけ気にしています。 半年に一回、趣味で山手線一周しています。一緒に歩いてくれる人募集中!
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