KZ T1 TWS レビュー/1BA+1DD構成のハイブリッド!KZブランド初の完全ワイヤレスイヤホンが登場

  • URLをコピーしました!
※makkyon webはAmazonのアソシエイトとして適格販売により収入を得て、運営費に充てています。予めご了承ください

KZブランド初の完全ワイヤレスイヤホン登場!

初めて使ったときに衝撃の音質を味わったKZ AS06。今では「白日イヤホン」として、KZブランドを知らない層にも広がりを見せています。
https://www.makkyon.com/2019/07/21/hakujitsu-earphone/
KZ自ら、2pin対応Bluetoothケーブルや、2pin対応Lightningケーブルもリリースしており、その意欲的な姿勢から目が離せません。
そのKZから、今度は完全ワイヤレスイヤホンが出るというツイートがありました……

INDEX

1BA+1DDのハイブリッド構成の完全ワイヤレス

今回登場したのは、KZ T1 TWSの名称を持つ完全ワイヤレスイヤホン。高音域をカバーするバランスド・アーマチュア1基と、中低音域をカバーするダイナミックドライバー1基による、ハイブリッド構成のイヤホンです。さっそく買ってみました。

パプリックベータ版だと銘打っているので、今後さらなる展開があるのかも?

KZ T1 TWSをレビュー

KZ社の製品を買ったことのある方なら分かる、コンパクトなパッケージ。

内箱には、ドーム状でシルバーカラーの充電ケースが入っています。

内容物としては、KZ T1 TWS本体、イヤーピース3サイズ(S/M/L)、MicroUSBケーブル、マニュアル(英語/中国語)となっています。

イヤーピースは一般的な形状ですが、半透明なホワイトカラーです。

標準の付属品としては、イヤーピースは黒が多い印象ですが、珍しいですね。

重厚な充電ケース

さて、こちらのシルバーで丸いものがKZ T1 TWSの充電ケースになっています。軽くはありません、ちょっとだけ重いと感じます。

この価格帯の完全ワイヤレスイヤホンと思えない高級感があります。

底面には、製品名が書いてありました。正式には「KZ-TWS Earphone Model: T1」のようです。

充電用のポートは、ケースの左側面にあります。

MicroUSBポートになっていました。 USB Type-Cでないのはコスト的な観点でしょうか。

サイズ比較のために、Apple AirPods(写真左)と並べてみました。

AirPodsは完全ワイヤレスイヤホンとして最軽量級の46.2gですが……

KZ T1 TWSは100gを超える、103.6g。SONYやBOSEの完全ワイヤレスイヤホンに近い重さです。

不意の落下に注意しましょう……。

充電ケースの開閉音が特徴的です

KZ T1 TWSの充電ケースの特徴に、その開閉音があります。ツメを引っ掛けて開くんですが……

カチャッと音が鳴って開くんです。この音の正体は金属製の蝶番にあります。ここは隠れたこだわりポイントですね。

ケースはちょうど90度に開きます。

充電ケースのフタには「MAKE IT FULLY OPTIMAL(完全に最適化する)」と刻印がありました。

この価格にも関わらず、充電ケースの隅々にKZのこだわりを感じます。

連続再生時間の短さはネックかも……

充電ケースのバッテリー残容量を示すLEDは、ケース内部にあります。スペースの都合か、4つのLEDが変則的に並んでいます。

各所で言われている本製品のネックは、やはりイヤホン自体の連続再生時間の短さ。イヤホンのバッテリー容量は50mAhで、連続再生時間は3時間。
充電ケースは7〜8回の充電が可能となっています。効率的に使えば、20時間以上は使える計算です。
私は充電ケースを併用すれば問題ない、と考えているので、OKなんですけど。

タッチセンサー対応のハウジング

さて、それでは、KZ T1イヤホン自体を見ていきましょう。

KZのイヤホンといえば、AS06のような大ぶりのハウジングを想起しますが、KZ T1は完全ワイヤレスイヤホンとしては標準的な大きさに収まっています。

何も無いように見えますが、ロゴのある面はタッチセンサーになっています。1タップで再生・停止、2タップで曲送り・曲戻し、3タップで音量増減、といった操作に対応します。

イヤーピースは、前述の通りホワイトカラーです。

イヤーピースを外すと、スチールのメッシュパーツが見えます。
アルミ合金製のサウンドアウトレットは、イヤーピースを取り付けやすいように出っ張りがあります。

それでは、iPhoneとベアリングして、聴いていきましょう。

コーデックはSBCとAACに対応、iPhoneで聴いてみる

KZ T1 TWSの対応コーデックは、SBCとAACのみ。aptXには対応しません。iPhoneとペアリングした場合にはAACになります。

ファーストインプレッションは「完全ワイヤレスで、こんなに綺麗に音出る?!」でした。KZが作る完全ワイヤレスということで、半端なものは作らないだろうなと確信していましたが、その想像の一歩先を行くような音質でした。
よーく聞くと解像感はちょっと甘めなんですが、1BA+1DDが効果的に機能していて、綺麗な高音と、聴きやすい中音、迫力のある低音が出ています。完全ワイヤレスでこの価格で、ここまでの音が出るなら、十分合格点です。
完全ワイヤレスの懸念点としては「音切れ」ですが、電車の中や駅前の混み合った場所で一瞬、音が飛ぶ場面はあったものの、ほとんどの場面で安定して接続されていました。

KZがリリースする完全ワイヤレスイヤホンということで、期待と不安が両方ありましたが、いきなり完成度の高い製品が登場しました。
完全ワイヤレスイヤホン用イヤーピース AZLA SednaEarfit Shortに装着してみました。装着は可能でしたが、ケースには収まらず、でした。
https://www.makkyon.com/2019/09/04/azla-sednaearfit-short/

まとめ

連続再生時間が短いのは気になったものの、これだけの音質を出すために出力を優先したのだとしたら、潔い割り切りです。この価格でこのクオリティの音質を実現したことはすごいですね。

欲を言えば、近接センサーとか、コンパニオンアプリとかあればよかったなと思うことはありますが、ローエンドの価格帯の製品として、KZ T1 TWSは十分とも言える性能を誇ります。これは、完全ワイヤレスイヤホンに新たな台風の目が登場したのかもしれません。
完全ワイヤレスイヤホンのレビュー一覧

この記事が気に入ったら
フォローしてね!

役に立ったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

Webマーケティングを生業にする、どこかの企業のマネージャー。あなたが使っているWebサイトの裏側で出会っているかもしれません。
このサイトは趣味で作っているものなので、仕事内容とは関係がありません。春と秋に山手線一周歩くイベント(ほぼ観光)を主催しているので、気になる方はイベントページを見てみてください。

INDEX