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SHUREでハイレゾ・ワイヤレス!aptX HDに対応したBluetoothトランスミッター&レシーバー BR1006をレビュー!

iPhoneでハイレゾ・ワイヤレス

Bluetooth経由で音楽を聴くことは、ケーブルの呪縛から解き放たれて、とても快適です。しかし、Bluetoothオーディオ機器には常に「音質が悪い」という問題が付きまといます。

ハイレゾ向きのコーデック「LDAC」と「aptX HD」

Bluetoothでハイレゾ音楽を聴くための規格はすでに出回っていて、LDACとaptX HDというコーデックが存在します。前者は主にSONY製品で、後者はLGやONKYOの製品に搭載されています。まだまだ一般的とは言い難い2つのハイレゾ用コーデックですが、Android 8.0からはこの2つのコーデックがOSレベルでサポートされるため、今後の普及が期待されます。
ところが、iOS11になっても、iPhoneではLDACもaptX HDもサポートされていません。このままではハイレゾ音源をワイヤレスで聴くどころか、Bluetoothオーディオの音質改善すらままなりません。

複数機器の組み合わせでハイレゾ・ワイヤレスを実現する

iPhoneでハイレゾ・ワイヤレス環境を作り出すには、下記の環境が必要です。
送信側:

iPhone(Lightning出力)
→[LAM搭載アンプ]+[aptX HD(またはLDAC)対応トランスミッター]→ Bluetooth

受信側:

Bluetooth
→[aptX HD(またはLDAC)対応レシーバー]+[ハイレゾ対応イヤホン]

コストのかかりそうなリレーションになりそうです……。

トランスミッターとレシーバーに対応するInateck BR1006

先に挙げた機器の中で、最も難しそうなaptX HDまたはLDACに対応したトランスミッターとレシーバーです。しかし、これはAmazonですぐに見つかりました。それがInateck社製のBR1006です。aptX HDに対応しています。

コンパクトなパッケージで届きました。

BR1006本体の他に、マニュアルや接続用のオーディオケーブルが各種付属します。

BR1006自体は二本指でつまめるコンパクトさ。

非常に薄いです。

重さもわずかに17.9gと軽量級。

コネクタ類は、音声入出力用のポートと充電用のMicroUSBポート(写真上)、モードの切り替えスイッチと電源ボタン(写真下)となっています。このTXモード(トランスミッター)とRX(レシーバー)モードを切り替えることで、出力側(トランスミッター)にも入力側(レシーバー)にもなれるという優れものなのです。

さあ、これにSHUREのイヤホンを繋げば、ハイレゾ環境の完成です……とはいきません。

トランスミッター用とレシーバー用に2台必要

BR1006が1台だけでは話になりません。RXモードとTXモード用に2台購入しました。

iPhone側のLightning出力には、COZOYのTAKTを使用し、ハイレゾ品質でオーディオデータを処理します。BR1006同士はペアリングモードにして近づければペアリングしてくれます。LEDの点滅回数でどのコーデックで繋がってくれるかを教えてくれます。点滅が3回ならaptX Low Latency、点滅が4回ならaptX HDです。

COZOYのTAKTのレビューはこちらから。

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Cayin N3のようなDAPであれば、ダイレクトにBR1006へ繋ぐことでハイレゾ・ワイヤレスが完成します。

お気付きかと思いますが、出力機器を選ばないため、Nintendo Switch用にも使えます。映像が入る場合には、低遅延のaptX Low Latencyで繋ぐのが正解ですね。

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もちろん、テレビなどでも問題なく使用可能です。

良い点と悪い点がいろいろ……

良い点

  1. なによりも音質の圧倒的な改善!有線イヤホンで繋いでいるかのような音質。ファーストインプレッションでは、とてもBluetoothとは思えない高音質で驚きました。
  2. 低価格!aptX HD対応機器は他にもありますが、いずれも高価。BR1006なら、2台買っても1万円でお釣りがきます。
  3. 汎用性の高さ!イヤホンジャックのある機器であれば何でも使えるので、TX側をテレビに繋いで、RX側をヘッドホンにすると遅延のないワイヤレスTVオーディオ環境が作れます!また、今回はSHUREで使ってみましたが、他のハイレゾ対応イヤホンでもなんでも良い点はとても助かります。
  4. 軽くて持ち運びやすい!RX側は胸ポケットに入れてもかさばらないコンパクトさです。

悪い点

  1. 電波障害?に弱い。通勤ルートで必ずBluetoothが途切れてしまう区間があるのですが、そこで「ビリビリ!」という大きなノイズが入ります。他のBlueoothイヤホンなどと比べてもノイズの入る頻度が高いので、移動中に使いたい人はご注意ください。
  2. 曲によってうまく伝送できないことがある。ごくまれに、途中で一瞬だけフェードインしてしまう曲があります。その曲で再現性があるので、データ上で何か相性があるのかもしれません。100曲以上聴いて、数曲ありました。
  3. リモコン操作が無い。BR1006には、再生停止などのボタンがないため、操作は基本的にiPhoneやSwitchなどの本体側で行う必要があります。
  4. aptX HDで繋がらないことがある。たまにaptX Low Latency(点滅3回)で繋がってしまうことがあり、何度か電源を入れ直して再接続させています。
  5. 両方とも充電が必要。これは他の機器でも一緒ですが、送受信側の2台とも充電が必要なので、ちょっと手間です。

特に1の電波障害への弱さ?は、ちょっと厄介で、電波の混信が起こっている地域では聴くに耐えない大きなノイズが続くことがあります。

まとめ

電波の弱さや取り回しの面倒さなど、クセのある製品ではありますが、SHUREのイヤホンをハイレゾ品質のワイヤレスで使えるメリットは非常に大きいです。また、汎用性が高いため、仮にiPhoneで使わなくなってもテレビやSwitch、他のオーディオプレイヤーで使うことのできる、ツブシの効く製品でもあります。

身軽に聴きたいときはWF-1000XやAirPodsを使い、最高品質で聴きたいときはLightning対応のMMCXケーブル「RMCE-LTG」を使い、音質良くワイヤレスで聴きたいときは本製品を使ってます。なんだかんだ大活躍しています。

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makkyon
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