過去に様々なギミックを持つキーボードをレビューしてきましたが、中でも折りたたみキーボードはそのコンパクトさから満足度が高いです。しかし、その用途からして、スマホ・タブレットを立てかけるためのスタンドが別に必要でした。さて今回の製品は……
パッケージのイラストから出オチ感がすごいですが、まあとにかく開封していきましょう。
内容物は、キーボード本体に加えて、専用のケース(巾着袋)、充電用のMicroUSBケーブル、マニュアル類です。
キーボード本体は片手で軽々持てるほどのコンパクトサイズ!ひんやりした金属の質感が安物でないことをうかがわせます。
重量は、約163g。モバイル用のキーボードとしてはかなり軽い部類に入ります。
過去にレビューした、軽量・コンパクトな折りたたみキーボードZAGG Pocket(右)とFlyshark2(左)と比較しても、本製品が非常に細く小さく作られていることが分かります。
折りたたみ時の厚みはこのくらい。
実際に測ると14.6mmしかありません。
キーボードを広げた状態で、AppleのMagic Keyboardと重ねてもこの通り。ふた回りくらい小さい。
もちろんその分、キーサイズやキーピッチは犠牲になるのですが、ギリギリ打てるサイズ感ではあります。なにより、このレビュー記事はこのキーボードを使って書かれております。
キーボードの右横には充電用のMicroUSBポートと、オンオフの切り替えスイッチがあります。初期状態ではONにするとペアリングモードになるので、Bluetooth設定からキーボードを見つけてペアリングしましょう。3台までのマルチペアリングに対応しています。
このキーボードの特徴は、折りたたみであること以外にもう一つあります。それがこの背面のスタンド。
ツノのように引き出すことで、スマホを立てるスタンドになります。
Apple純正シリコーンケースを取り付けたiPhone 7 Plusでも余裕で置くことができます。
このスタンド部分を広げたり(写真左)、狭くしたり(写真右)することで、iPhoneの傾斜を変えることができます。
逆に大型タブレットの、iPad Pro 10.5ではどうだろうと立てかけてみました。なんとなく立っていそうですが……
スタンド部分にはかなりのテンションがかかっており、バランスは悪いです。
スタンドの切り欠きがダメになりそうだったので、iPad Proで使うのは諦めましょう。
スタンドはスマホ専用という感じですが、ここまでコンパクトなキーボードは素晴らしいです。
打鍵感はまあまあ。このコンパクトさでちゃんとキーの深さがあるので、ちゃんと打っている感じがあります。また、小さいながらも数字キーがあり、最低限のキーは確保されています。ブラインドタッチには癖があるものの、カバンに忍ばせて、いざという時のメモ書きには重宝しそうなアイテムです。