クラウドファンディングに登場した画期的なノートPCスタンドとは?
クラウドファンディングサイトKickstarterに登場した、とあるノートPCスタンドが話題になりました。
超薄型のノートPCスタンド「MOFT Stand」
Kickstarterのこちらの動画を見れば、ほぼネタバレなんですが、MOFT Standは折りたたみ式の超薄型ノートPCスタンドです。
MOFT – World’s First Invisible Laptop Stand, $19 Early Bird
このMOFT Stand、クラウドファンディングとはいえ、なんと19ドル(約2,043円)という低価格を実現しています。いったいなぜなのか……
MOFT Standをレビュー
会社と自宅でMacBook Airを使っていることもあり、そもそも安いので2枚購入してみました。
パッケージの下には、このMOFT Standで実現できる角度が記されています。0度、15度、25度と3パターンの使い方ができます。
キャッチコピーは「Slim,Portable,Light(薄く、持ち運べて、軽い)」です。重量は公称で89g。ノートPC用のスタンドと思えないような軽さです。
カラーバリエーションとして、シルバーとグレーを購入してみました。
いかにもMacBookシリーズに合いそうな色みをしていますね。
MOFTは、世界最薄の薄すぎるノートPCスタンド
こちらがグレー。
こちらがシルバー。
裏側は黒いシールと滑り止めで構成されています。
MacBook Airのシルバーの底面に貼り付けてみました。こちらがシルバー。
こちらはグレー。
MOFT Standは、剥がして何回でも貼りなおせます。マウスパッドを貼り付けているような薄さです。これがスタンドだとは思えません。
MOFTでMacBook Airを立ててみる
MacBook Airに貼り付けたままMOFT Standを起こして、折り曲げると、スタンドとして自立します。これが驚くほど安定しているのです。さらに折り方を変えることで角度を変えることができます。
これだけで変わるの?と不思議になりますが、ちゃんとMacBook Airが持ち上がって安定しているのです(MacBookだけでなく、底面がフラットなノートPCなら使えます)。
これが15度の角度。タイピングに適した角度です。この角度がすごく打ちやすい。
次に25度。これは明らかに高く、タイピングするには向きません。ただ、FaceTimeやSkypeを使うにはカメラ位置が高くなり、目線も上がります。外付けキーボードを使ったりするのにも良い角度です。
こうして持ち上げるだけで、タイピングの打ちやすさがよくなるだけでなく、目線の位置も上がって肩こりの解消の繋がります。
また、これから夏場になりますが、MacBook AirやMacBook Proの底面の排熱が気になるときには、MOFT Standで持ち上げられます。
MOFT Standに欠点はある?
MOFT Standはふだんは目立たないのに、いざという時にはスタンドになるすごいアイテムです。ただ、欠点もあって、キーボードの端にあるキー(TabキーやEnterキー)を叩くときにはバランスを崩しやすく、両腕を置きながら注意して使う必要があります。
また、フットプリントが小さく、底面が丸みを帯びているノートPCでは貼り付けが不安定になることがあります。具体的には、昔のMacBook Airの11.6インチでは使いづらかったです(MOFTの端が浮いていました)。
ただ、ノートPCスタンドとしては、価格がかなり安いので、上記の欠点もさして気にならないでしょう。
スマホとタブレット用のMOFT X、登場。
スマホとタブレットで使えるMOFT Xスタンドもレビューしました。
スタンディングデスクになる「MOFT Z」をレビューしました!
MOFTの新製品として、スタンディングデスクと4段階のスタンドになる「MOFT Z」をレビューしました。
約890gの軽さに驚きの仕組みで、耐荷重10kgのスタンディングデスクが完成します。
まとめ
画期的すぎるノートPCスタンド「MOFT Stand」ですが、本製品の可哀想なところは、製品の発送を前にして模倣品が多数出てしまったこと……。
日本のAmazonで「MOFT Stand」を検索すると、出るわ出るわ、模倣品の数々。しかも割と安いし、品質的にもおそらくあまり変わらないのではないかと思われます。自分が開発者だったらめちゃめちゃ凹みますわ……。MOFTチームの皆さん、めげずにがんばってくださいね!
日本国内ではMakuakeでプロジェクトが成立しました。現在は終了しています。
2022年、新製品のMOFT Snapとともに、ふたたびレビューしました。