あなたの車にWi-Fiを。家族で仲間で使える車載Wi-Fi!問題点は?何を導入する?オススメは?YouTubeや音楽ストリーミングで快適ドライブ!

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ドライブで聴く音楽は楽しい。密閉空間の車の中だといつも聴いている音楽が違うものに聴こえます。ましてや最近はApple MusicやAmazon Musicなどの定額制音楽聴き放題サービスや、YouTubeやNetflixのおかげで、いつでも新しいコンテンツを楽しむことができます。

しかし……家庭内でWi-Fiが使えるならともかく、映像や音楽をストリーミングで聴くには超えなければならない壁があります。それは【ギガ不足】です。車の場合は移動しっぱなしで、公衆Wi-Fiすら使えません。スマホなら通信回線が使えますが、iPadなどのタブレットになると、回線もありません。

車内にWi-Fiがあればいいのに……そこで、今回は自動車内で使える「車載Wi-Fi」に注目してみました。

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車載Wi-Fiの条件とは……?

車載Wi-Fiと言っても、市販のモバイルWi-Fiルーターをシガーソケット経由でUSBで給電しながら使えばいい、スマホでテザリングすればいい、そう思っていました。

しかし、よく調べてみると、既存のスマホやWi-Fiルーターを車載するには、下記2つの問題点があることが分かりました。

問題点1. 車内温度に耐えられない!

これが最大の問題。真夏の車内の温度は灼熱です。夏場の車内はかなりの高温に達します。JAFのテストによれば、50度を超えるとか。しかし、スマホもWi-Fiルーターも精密機器です。過酷な状況が想定されているとは思えません。

それでは、Wi-Fiルーターは何度まで動作保証しているのでしょうか?例として、Aterm MR05LNで調べてみました。公式サイトの製品仕様によれば、動作保証環境が「温度 0~35℃」となっています。

それでは、iPhone 13ではどうでしょうか?こちらも製品公式サイトで仕様を見てみると「動作時環境温度:0°〜35°C」となっていました。

つまり、車内に置きっぱなしにするような「ながら使用」は無理で、必ず持ち出す必要があります。これでは車載Wi-Fiとは呼べず、ただテザリングしているだけ、と言えます。

※メーカー問わず、スマホ・モバイルルーターを車内に常備しておくことは、故障のリスクを伴います。必ず環境仕様を確認しましょう。

問題点2. 電源がエンジンと連動しない!

車載するならできれば挿しっぱなしで運用したい。

しかし、モバイルルーターはバッテリーを内蔵しているため、電源ONも電源OFFも「手動」。もしモバイルルーターを置きっぱなしにした場合、次にエンジンをかけたときに自動でONにはなりません。バッテリーが切れていることも考えられます。

つまり、車載するWi-Fiデバイスには「バッテリーを搭載していない」ことが求められます。(車のエンジンON・OFFに連動する)

車載Wi-Fiが使えるデバイス&サービス

以上の問題点を解消するためには、やはり最初から車載Wi-Fiを前提としたデバイスやサービスを選ぶ必要があります。次のデバイスorサービスを検討してみてください。※2022年2月現在

楽天モバイル回線にも対応!「KEIYO AN-S092」

使用環境は「-10℃〜60℃」が想定されており、真夏や真冬の過酷な環境にも耐えられるようになっています。また、シガーソケットから電源を供給できるため、車のエンジンと連動できます。また、最大で6台までのデバイスを接続可能です。

さらに、なんといっても心強いのが楽天モバイルの回線に正式対応していること。1GBまでなら無料なので、使わない月は0円、ドライブしてたくさん使った月でも上限は2,980円で済みます。

↓楽天モバイルはこちらから申し込みできます。料金プランは1つしかないのでシンプルです。

KEIYO(株式会社慶洋エンジニアリング)は東京都港区の企業で、ドライブレコーダーやカーアクセサリーなどの各種製品を販売しています。緊急発進ボタンBluetoothユニット「Helpッシュ!」や、居眠りウォッチャー「ひとみちゃん」mini+など、ユニークな製品もあります。

ドコモの自動車向け通信サービス「docomo in Car Connect」

NTTドコモが展開する、車載Wi-Fiサービスが「docomo in Car Connect」です。


LTEのデータ通信をつかったWi-Fi環境が車内に作れる、定額使い放題車内向けインターネット接続サービス「docomo in Car Connect」をご紹介します。1日だけのご利用も可能で、動画や音楽などのコンテンツも必要なときに思う存分楽しめます。
docomo in Car Connect | サービス・機能 | NTTドコモ

docomo in Car Connect用の料金プランは下記の通りです。

スクロールできます
1日500円
30日1,500円
365日12,000円

データは制限なしで使い放題、事務手数料も解約違約金もなく、非常に使いやすくなっています。対応車両・機器は、下記のいずれかになります。

  • パイオニア製車載用Wi-Fiルーター
  • パイオニア製カーナビ(サイバーナビ AVIC-CQ911/CL911/CW911/CZ911系)
  • 日産車

車載用Wi-Fiルーター DCT-WR100Dはシガーソケットに挿すだけの簡単です。動作温度が–10℃~+60℃となっていて、寒い日も炎天下の日も問題ないようです。これを買うのが最も手っ取り早いでしょう。

サイバーナビを選ぶ際には、ネットワークスティックが同梱されたモデルを選んでください。末尾に「-DC」がついた製品がネットワークスティック同梱モデルです。ネットワークスティックは後から買うこともできますが、同梱モデルは1年間の無償使用権が付いており12,000円分お得、価格差を考えると実質無料です。

AVIC-CQ911-DCは、9V型ラージサイズの大画面カーナビユニットです。

AVIC-CL911-DCは8V型ラージサイズのカーナビユニットです。

AVIC-CW911-DCは7V型で200m幅のワイド画面のカーナビユニットです。

AVIC-CZ911-DCは7V型のカーナビユニットです。

カーナビユニットの入れ替えは大変なので、手軽に使うならKEIYO AN-S092か、パイオニア DCT-WR100Dというところでしょう。

車載Wi-Fiデビューしてみました

※以下のレビューで紹介している製品および通信プランは現在販売されていないものです。

ワイモバイル 404HWを購入する

ワイモバイルの404HWはシガーソケットに挿入できる車載専用のWi-Fiルーターです。車載を前提としているだけあって、推奨動作温度-10℃〜35℃、推奨保管温度-20℃〜70℃となっています。車内温度問題はクリア。バッテリーも搭載していないので、電源連動もクリアします。

ただし、SIMロック解除ができないため、SIMはワイモバイル限定になること、すでに販売終了しているため、メルカリやヤフオクで見つけることになります。

挿しっぱなしでルーズに運用したいので、404HWを選択しました。
中身が見えるパッケージになっている。通信機器としては珍しい。

内容物は、クイックスタートなどの紙類に、404HW本体。

想像していたよりも大きい印象だ。自動車のシフトレバーのようにも見えます。

USBポートが一つあって、ここから1Aで充電できるようです。シガーソケットを一つ潰すので、そこから電源を取っている人には安心材料ですね。

USBポートの反対側にmicroSIMスロットと、リセットボタンがあります。蓋の裏面には、SSIDやWi-Fiキーが記載してあるので、車の中で慌てる心配はありません。

さて、本体は安価で入手できたものの、404HWには大きな問題があります。ワイモバイルのSIMしか使えないので、格安SIMでの運用ができないのです。

SIMの選択肢は一つだけ

ワイモバイルはNTTドコモやau、ソフトバンクと同様に自前で設備を持つMNOブランド。格安SIMを扱うMVNOとは違う。格安SIM対抗のためか、ソフトバンクの元でデータ1GB 980円の格安プランを打ち出しています。

さらにそのプランを、Yahoo!プレミアム会員向けに500円のプランとして販売しています。この1GBプランの特徴は「2年縛りが無い」こと。1ヶ月で解約しても違約金は発生しません。※本記事で紹介しているプランは終了しています。

申し込みの翌営業日に出荷の連絡があったのだけど、クロネコメール便だったせいか届くまでに中1日の間がありました。いつまで経っても有明の配送センターから動かないのでやきもきしました……。

入っているのは、SIM入りのパッケージだけ。もう少し小さく送ってもいいのでは……。

「4G音声」と書いてあるけれど、プランは後から選択できるので安心していいです。

SIMが届いてもすぐ使えるわけではありません。Webからご利用開始お手続きを始めましょう。

1GBの通信量を使い切った後は、128kbpsの低速通信になります。追加容量は500MBで500円(税別)。

オンライン申し込みで免許証の画像を提出して審査を受けます。翌営業日には承認されたのだけど、SIMの申し込みからここまで実質1週間近くかかりました。やや面倒ですね。

実際に車載してみる

シガーソケットに挿して、HUAWEIのボタンを長押ししたら電源が入ります。電源投入時には赤く光りますが、正常に接続できれば緑色に変わります。

ここから先は通常のWi-Fiと変わりません。あとは、スマホのWi-Fi設定からSSIDの「404HW-******」を選択してパスワードを入れるだけ。(メールアイコンが点灯しているときはSMSが届いています。404HWにWi-Fi接続した後に、192.168.128.1にアクセスすればSMSが読めます)

しばらくドライブのたびに使ってみたけど、問題なく使えています。ただ、電源ONだけ手動というのが煩わしい(車のエンジンを切ればOFFになる)。次期モデルがあるのか分からないけど、その際には自動で電源を投入できるようにしてほしいところです。

まとめ

今後、eSIMや5Gの普及に加え、HONDA eやSONY VISION-Sといったeモビリティの進化で、車載Wi-Fiの存在感はますます増していくことになるでしょう。まずは、docomo in Car Connectの今後に注目です。

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この記事を書いた人

Webマーケティングを生業にする、どこかの企業のマネージャー。あなたが使っているWebサイトの裏側で出会っているかもしれません。
このサイトは趣味で作っているものなので、仕事内容とは関係がありません。春と秋に山手線一周歩くイベント(ほぼ観光)を主催しているので、気になる方はイベントページを見てみてください。

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