Anker Soundcore Liberty Neo レビュー/大ヒット完全ワイヤレスイヤホンの後継、さらに音質UP!

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山手線に乗ると、完全ワイヤレスイヤホンを使ってる人がかなり増えてきたことを実感します。ざっと見る感じだと、完全ワイヤレスイヤホンを使ってる人の半分以上はやはりAirPods、次いでBOSEやSONYが人気のようです。ただ、これらの機種は1万円後半から2万円台の製品。

イヤホンの普及価格帯である1万円以下の市場では、まだまだスタンダードと呼べる機種は存在しません(強いて言うならGLIDiCあたりでしょうか?)

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Ankerの大ヒット完全ワイヤレスイヤホンSoundcore Liberty Lite

Ankerの完全ワイヤレスイヤホンといえば、ZoloブランドのLibertyシリーズが皮切りですが、現在ではSoundcoreブランドで展開されています。

その中でも昨年の大ヒット製品といえばSoundcore Liberty Liteでしょう。5,000円台の低価格でありながら、軽量で、低音がよく効く音のいい完全ワイヤレスイヤホンとしてAmazonで好評を博しました。

後継機のSoundcore Liberty Neoが登場

そして、Soundcore Liberty Liteの登場から約8ヶ月。後継機となるSoundcore Liberty Neoが登場しました。(2019年8月にアップグレードされた第2世代Neoが、2021年にはSoundcore Liberty Neo 2が登場しました)

さっそく購入してみたのでレビューしてみます!

Soundcore Liberty Neoをレビュー

パッケージの形状もLiteを踏襲しているコンパクトなもの。

封を切って、横から内箱を引き出します。キラキラしたSoundcore Liberty Neoが登場しました。おおー!形は同じなのに質感が全然違う!

Soundcore Liberty Neo本体+充電ケースのほかに、マニュアル、USBケーブル、イヤーピース、イヤーフックが付属します。

Ankerファンにはおなじみ「Happy?」のこの紙もリニューアルしていました。

前置きが長くなってしまいましたが、中身を見ていきましょう。

Liteと同じ大きさ、質感が変わった充電ケース

充電ケースの大きさは、Soundcore Liberty Liteと変わりません。軽くて、コンパクト!完全ワイヤレスイヤホンはこうでないといけません。LiteはSoundcoreのロゴだけでしたが、Neoは音符をあしらった「d」マークになりました。

表面処理として、キラキラとしたラメが入っています。Liteのシンプルな処理もよかったですが、これはこれで質感が上がっていいですね。

底面にはラバーが貼ってあり、滑りにくいようになっています。

このように、ケースの表面、底面などに着実な改善がされている一方で、変わらないものもあります。
充電用の端子はUSB Type-Cではなく、Micro USBのまま。ここはケース設計を変えないよう、コスト感優先だったのかもしれません。

イヤホンが入った状態でのケースの重量は54.8g。Liteより若干増えました。AirPods並みとはいきませんが、50g台でもめちゃめちゃ軽いですからね。

フタを開けると、Liberty Neoが入っています。

充電ケースのフタを開けると、充電状況を知らせるLEDが数秒間点灯します。開封直後はLEDが1つだったので、届いたらまず充電しましょう(満充電だと3つ)。

これがLiberty Neo。オモテに「d」マークが入るようになり、プロダクトとしての完成度が増しましたね。

イヤホンは左右のユニット合わせて11.0g。軽い!

なお、イヤホンには絶縁シールが貼ってあるので、充電できない状態です。すぐに剥がして充電ケースにセットしましょう。

それでは、Soundcore Liberty Neoをペアリングして聴きたいところですが……その前に。

イヤーフックは必ず装着しよう

Soundcore Liberty NeoにはS / M / L各サイズのイヤーフックが付属しています。
イヤーフックにはL / R確認のための穴が空いていますので、これを目安に取り付けます。

Lのイヤーフックを取り付けた状態でも、問題なく充電ケースに入ります。
これで準備完了です!

耳に差し込んだら、イヤーピースを軸にして、クイっと上に持ち上げましょう。イヤーフックが耳に固定されて、Soundcore Liberty Neoが安定します。
頭を振ったりしても、抜けそうな感覚は全くありません。

Soundcore Liberty Neoの音質は?

おそらく、みなさんが最も気になってるのが「音質」でしょう。音質はLiberty Liteから着実に進歩しています。
低音が効きつつも音がこもりがちだったLiberty Liteと比べて、高音域の抜けが良くなり、音の明瞭感がアップしています。
また、合わせて音の解像感も向上して、一音一音がクリアに聴こえます。Liberty Liteの特徴だった低音の迫力も健在で、バランス感覚に優れた完全ワイヤレスイヤホンとなっています。
例えるなら、Liberty Liteは荒削りだがポテンシャルを秘めた若者(上京したて)、Liberty Neoは洗練された若者(上京2年目)、といったところでしょうか。

モバイルバッテリーのAnkerだからこそ……

Libertyシリーズの隠れた特徴を一つ挙げておきます。それは充電ケースの自然放電について。
充電ケースには当然バッテリーが内蔵されていますが、しばらく使わないとちょっとずつ電池が減っていきます。
日常的に使ってると気にならないんですが、数週間単位で放置してると、使おうとしたときには電池切れ、なんて羽目になります。
たまには完全ワイヤレスにしようと手持ちのイヤホンを並べたとき、AirPodsも含めバッテリーが全滅する中、Liberty Liteだけが稼働しまして、さすがAnker……と感心したのです。
厳密に実験したわけではないので、他の完全ワイヤレスはたまたまかもしれませんが、Libertyシリーズのバッテリーが自然放電しにくいのは確かです。

まとめ

Liberty Liteもだいぶ完成度が高かったですが、音質面にやや不満がありました。価格なりに仕方ないと思っていましたが、Neoになって、その弱点を埋めてきました。

1万円以下の完全ワイヤレスイヤホン市場を制するのは、Soundcore Liberty Neoかもしれない、そう予感させる完成度でした。
入門編としてだけでなく、買い直しとしてもオススメです!

↓COMPLYの低反発イヤーピースを装着して音質を向上させてみました。

↓現在はAnker Soundcore Liberty Neo 2が販売中です。

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