Logicool CRAFT KX1000sレビュー/Proにはプロのキーボード!USB-C搭載iPad Proで使う!

  • URLをコピーしました!
※makkyon webはAmazonのアソシエイトとして適格販売により収入を得て、運営費に充てています。予めご了承ください

ロジクールのフラッグシップキーボード「CRAFT」

ロジクールのワイヤレスキーボード「CRAFT」といえば、2017年9月に発売された同社のフラッグシップキーボード。マウスの最高級クラスであるMX Master 2sやMX Anywhere 2sなどと同様に“X”を冠する、KXシリーズの製品です。

発売当時にはものすごく気になっていたんですが、税込2万5,750円(当時)という価格帯にはおいそれと手が出ず、見送っていました……。

INDEX

お求めやすい価格になってきたCRAFT

CRAFTの発売から1年余り。2018年11月現在、Amazonではすでに1万5,000円を切る価格まで値下がってきてました!

※今回のレビューにあたって株式会社ロジクール様よりCRAFTをご提供いただいていますが、レビュー内容は正直に書いていますよ。

ロジクール CRAFTのレビュー

さすが最高級のプロモデル。ブラックのパッケージが締まった雰囲気を醸し出しています。

CRAFTが同社のキーボードとどのくらい違うかというと、この写真くらい(色味が)違います。K370sやK780はグリーンですからね。キーボード最高峰のKXシリーズへの期待感が高まります。

後述しますが、このCRAFTの特徴は「クラウン」と呼ばれる入力ダイヤルにあります。Microsoft Officeや、Adobe CreativeCloudなどのアプリに最適化された動作を提供してくれます。

パッケージを開封します。ビニールに覆われたKX1000s「CRAFT」と対面です。

内容物は、CRAFT本体と、Unifyingレシーバー、充電用のUSB-Cケーブル、クイックスタートガイド・保証書となっています。

地味に嬉しいポイントは、保証期間が「ご購入日から2年間」となっていること。消耗品であるキーボードは使えば使うほど、故障の比率が高まるので、保証期間が長いことは非常に助かります。

CRAFTの裏面を見てみましょう。滑り止めがあるのみ、むちゃくちゃシンプルです。よく見ると、中央にCRAFTのロゴがあったり、技適マークだったりが入っているんですが、印刷ではなくエンボス加工してあって、目立たないけどしっかり主張しています。こういったところも高級さがあります。

充電用のUSBポートは最近のトレンドであるUSB-Cポートになっており、付属のケーブルももちろんUSB-Cケーブルです(反対側は一般的なUSB Type-Aです)。

CRAFTが他社のキーボードと一線を画している象徴が、このCROWNと呼ばれるクリエイティブ入力ダイヤルです。手で回して測ってみたところ約20段階の細かいダイヤル操作が可能で、ただ回しているだけでも、道具としての楽しさを感じることができます。

このCROWNと、CRAFT本体には陽極酸化アルミを使用しており、打鍵感が向上するそうです。

CRAFTは単体でもキーボードとしての使いやすさを追求しています。特徴的なのはこのキーのくぼみ。ミスタッチを防ぐよう、指を吸い寄せるような形になっています。打ちやすいです。

そして、CRAFTはマルチOSに対応しているため、Mac用の配列とWindows用の配列が併用されています。キーにごちゃごちゃとプリントせず、CRAFTはMac用の配列は左に、Windows用の配列は右に、書き分けをしてあります。非常にスマートだと感じます。

電源を入れる際には、キーボード右上あたりにあるスイッチを入れます。

接続方法は、付属のUnifyingレシーバーを使っても、Bluetoothを使ってもいいです。もしUSBポートに余裕があるならUSBキーボードとして認識してくれるUnifyingレシーバーがオススメです。

3台までペアリングが可能なので、割り当てたい1〜3の番号のキーを押します。

ロジクールのマウスやキーボードをお使いの方にはおなじみ、サポートアプリケーションのOptionsは、もちろんCRAFTにも対応しています。

インストールされているアプリケーションに応じて、CRAFTが対応しているプロファイルがインストール可能です。前述したMicrosoft OfficeやAdobe Creative Cloudだけでなく、プレビューアプリやSafari、QuickTime Playerにも対応しています。

macOSの場合、Finder上では音量の増減に、Safariでは複数タブの切り替えに使えます。QuickTime PlayerだとCROWNを押すことで動画の再生/停止や、早送り・戻し、音量の調整もできるので、ちょっとした編集マン気分も味わえます(楽しい)。

Adobe Photoshop CCでは、明るさやコントラスト、彩度の調整など、スライダーを使うような操作に対応しています。マウスで動かすのとどう違うのと思われるかもしれませんが、感覚的な操作にはこういったダイヤルが合っているなと実感します。

ダイヤルでアプリケーションを操作する感覚は、Griffin PowerMate Bluettothを思い出します。(結局、日本では発売されなかったなあ……)

なお、他のキーボードにないショートカットとして、計算機キーやカメラキー(スクリーンショットキー)もあります。どれも、デフォルトで機能するキーです。ちょっと計算したいときなど、ありがたさを感じるキーです。

なお、CRAFTは、バックライトイルミネーションも備えられていて、周りの明るさに合わせて輝度が調整できます。

というわけで、ここまででどうですか、CRAFTの完成度。あのロジクールが最高峰と謳うだけあって、期待を裏切らない出来です。

Apple Magic Keyboard(テンキー付き)と比較

さて、おそらく多くのMacユーザーが気にしているのが、Magic Keyboardと比べてどうなのか、ということではないでしょうか。Magic Keyboardマニアの私が比較してみたいと思います。
用意したのは、テンキー付きのMagic Keyboard(シルバー)。みてください、キーの端から端まで揃っています。方向キーやカーソルキーを見ると、ほとんど同じ幅を持ったキーであることが一目瞭然です。

スペースキーやcommandキー、かな・英数変換キーの大きさはやや違いますが、それでも同じ操作性が体感できそうだということが分かります。

ファンクションキーに割り当てられた動作もほぼ同じ。CRAFTはキーボードの輝度調整(F6/F7)も備えられています。

カラーリングはともかく、キーの特性がよく似た2つのキーボード、CRAFTとMagic Keyboard。どちらも打鍵感が軽く、静音で、薄いキーボードですが、CRAFTはミスタッチを少なくするキーのくぼみに加え、陽極酸化アルミで構成された本体が安定した打鍵感を提供してくれます。

どちらにも優れた側面がありますが、高速でタッチしたいならCRAFTをオススメしたいところです。

K780と比較

合わせて、同社製のK780とも比較してみます。カーソルキーのないK780の方が幅が狭くコンパクトにできています。

K780もマルチOS対応なので、MacでもWindowsでも対応できるように両OSのキーが印字してあります。こうしてみると丸いキーって目立ちますね。

さすがに打鍵感はCRAFTの方が明らかに上ですが、そもそも値段感も違いますし、スマホやタブレットを立てられるK780には、用途特化としての良さがありますので、そこはお好みで。

USB-Cを搭載したiPad Pro 12.9インチとペアリング

さて、このキーボードをレビューしているときに登場したのが、USB-Cポートを搭載した新iPad Proです。12.9インチモデルを購入したので、途中からこのiPad Proとペアリングして使っていました。

ホームボタンを排し、Face IDを搭載した全画面液晶のiPad Proと、最高峰キーボードCRAFTは、見やすい画面と打ちやすいキーボードという組み合わせで最高です。

iPad Proの背面に、Microsoft Surfaceっぽいキックスタンドが見えますが、これはMSソリューションズのPRIME STANDというスタンド内蔵のケースを使っているためです。

写真には残していませんが、iPad ProとCRAFTをUSB-C to USB-ケーブルでつなぐと、iPad ProのバッテリーでCRAFTを充電することができます。

しかも、CRAFTの電源を切った状態で、USB-C to USB-CケーブルでiPad Proとつなぐと、CRAFTが有線キーボードとして使えてしまいます。PC/Macでは当然のように思える機能も、iPadでできてしまうと新鮮な驚きに変わります。

なお、iPad Pro上でCRAFTのクリエイティブ入力ダイヤルCROWNがどう動くか木になると思いますが、音量の増減ダイヤルとして使用することができました(有線・無線時ともに)。

2019年にはiPad用にフル機能のPhotoshop CCが登場するといいますし、そうなった時にCRAFTがiPad Proに正式対応してCROWNがアプリごとに個別対応できたりすると超楽しそうだなと妄想してしまいます!

そして、以前よりユーザーからの要望の多かったというiPad版のPhotoshop CCが2019年に登場する。デスクトップ版と同等の機能を有するPhotoshopということで、レイヤーやマスク、PSDファイルを扱うことができ、タッチ入力/ジェスチャーといったタブレットならではの入力方法もサポート。当然Apple Pencilにも対応する。
Adobe、iPad版Photoshop CCを発表。Creative Cloudも更新 – PC Watch
https://pc.watch.impress.co.jp/docs/news/1147940.html

まとめ

いいキーボードを使うと、タイピングが楽しくなります。この記事も実際にCRAFTを使って作成しましたが、自分でも思った以上にミスタイプが少なく、はかどったことをご報告して記事の締めとさせていただきます。

後日、ロジクール純正パームレストのMX Palm Restを購入しました。Craftと合わせて使っています。

めちゃめちゃオススメですよ、CRAFT!!!

クリエイティブ入力ダイヤルが省略され軽量化されたMX Keysが発売されました。さらに、スペースグレイのカラーリングが採用され、Mac用のキー配置に対応したMX Keys for Macも登場したのでレビューしています!

この記事が気に入ったら
フォローしてね!

役に立ったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

Webマーケティングを生業にする、どこかの企業のマネージャー。あなたが使っているWebサイトの裏側で出会っているかもしれません。
このサイトは趣味で作っているものなので、仕事内容とは関係がありません。春と秋に山手線一周歩くイベント(ほぼ観光)を主催しているので、気になる方はイベントページを見てみてください。

INDEX