8年ぶりのモデルチェンジ!Appleの新ワイヤレスキーボード、Magic Keyboardをレビュー。

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Apple Magic Keyboardの種類は……?

Appleから発売されているワイヤレスキーボード Magic Keyboardは、下記の2種3バリエーションです(2018年5月現在)。

  • Magic Keyboard
  • テンキー付きMagic Keyboard(シルバーモデル)
  • テンキー付きMagic Keyboard(スペースグレイモデル)

※その後、2021年にモデルチェンジされ、Touch IDを内蔵したMagic Keyboardが登場しました。Touch IDはAppleシリコン搭載モデル(M1以降)を搭載したMacで利用できます。Touch IDを使わないのであれば、Intel Macでも使用可能です。

2022年現在、Touch IDなしのMagic Keyboardも引き続き販売されています。(デザインは変更されています)

Magic Keyboard(テンキーレス)登場!

Apple Wireless Keyboardは、2007年の登場以降ずーっと同じデザインを保ってきました。途中でマイナーチェンジはあったものの(MC184J/AやMC184J/B)、基本的なデザインは踏襲されてきました。その間、実に8年。

先日のiMac のモデルチェンジとともに、ついにキーボードが刷新されました。(2021年にモデルチェンジしたので、商品リンクはTouch IDなしの最新版に差し替えています)

トラックパッドやマウスはバージョン2となったのに対し、キーボードには新しい名前が付与されました。

発売日に早速注文してみました。長ーいダンボールが届きました。フルキーボードでも届いたのかと思うほど。

ダンボールの両端はスカスカで、真ん中にMagic Keyboardのパッケージが入っていました。Appleの周辺機器らしく、白いパッケージに製品写真だけのシンプルなもの。今回はUSキーボードをチョイスしました。パッケージの写真もUS仕様です。

箱を開けると、箱の大きさにジャストフィットしたキーボードが入っています。キートップのフォントがSan Franciscoに変わっているので、Apple Wireless Keyboardを使っていると、とても新鮮に見えます。保護フィルムに包まれているので、iPhoneなどと同様に下のベロをつまんで持ち上げます。

内容物は、Magic Keyboard本体に、Lightningケーブル、マニュアル、の3点です。

キーボードの背面中央には、見慣れたLightningポート。アイコン表記もないシンプルさ。

キーボード背面、端には電源スイッチ。

裏面には滑り止めとAppleマークだけ。Ankerのコンパクトキーボードもこんな感じでした。

MC184J/B同様のファンクションキー割り当てとなっているようです。F1・F2は明るさ、F3はMission Control、F4はLaunchpadですね。

F7からF9まで音楽系の機能、F10からF12まではボリュームコントロール。右端には取り出しボタンです(使用頻度が低そう)。ここの並びはApple Wireless Keyboardを使っている人からすると違和感なく使えそうです。

それでは、旧モデルとの比較です。Apple Wireless Keyboardが上、Magic Keyboardが下。ぱっと見は大きさに変わりがないように見えます。

横に並べてみました。Magic Keyboardの方が奥行きが抑えられていることが分かります。また、Magic Keyboardはファンクションキーが他のキーと高さが揃えられています。

重ねてみました。Apple Wireless Keyboardではスタンドを兼ねた電池ボックスがありましたが、Magic Keyboardは充電式となったためバッサリと切り捨てられたようです。

キーボードの高さを比較。電池ボックスの分、Apple Wireless Keyboardは傾斜が付いています。個人的には、これくらいの傾斜があった方がいいように思ったのですが……。

続いて、他のワイヤレスキーボードとも比較してみます。いまだにアクセスのある、任天堂のポケモンキーボード。ポケモンキーボードが一回り小さいです。

続いて、キーボード関連のレビューでは最も人気のあるMicrosoft Universal Mobile Keyboard。製品名にある通りモバイル前提のキーボードなので、コンパクトさがまるで違います。ただ、カバー付きのキーボードのため実測で381g。Magic Keyboardは公称231gなので、軽さで言えば、Magic Keyboardの圧勝です。

Microsoft Universal Mobile Keyboardのカバー無し状態。これで実測222gなので、重さとしてはほぼ変わらないことになります。コンパクトさを取るか、軽さを取るか、といった感じですね。

比較はこのくらいにして、Macに接続します。対応OSはMac OS X 10.11 El Capitan以降なのでご注意。マニュアル通りに行くと、まずLightningケーブルの接続。次にスイッチをONにします。

そうすると、デスクトップに通知が出ます。なんとこれでペアリングが完了。余計な手間は一切省かれています。

なお、電池残量はBluetoothメニューから確認可能。Magic MouseやMagic TrackPadと同様、電池残量が少なくなったら通知されるはずです。

ここではLightningケーブルによる簡単接続を行いましたが、通常のBluetooth接続を使えば、iPhoneでもペアリングできました(iPhone 6sで確認)。その際にはBluetoothキーボードでよくあるパスコードの入力は求められませんでした。いいのかな?

最後になりましたが、使い勝手の感想です。キータッチは浅め。MacBook(2015)ほどではありませんが、感触は似ています。今後、Appleの作るキーボードはこうなっていくのでしょうか。ただ、MacBook同様、浅くてもキーがしっかりしているので、ミスタイプも少なく軽快なキータッチが可能です。このレビューもMagic Keyboardで書いていますが、打つのが楽しくなっています。

いいことずくめのように見えるMagic Keyboardですが、大きな欠点が2つあります。

1つ目は価格。税抜11,800円のため、税込みでは12,744円!キーボードに1万円越えはかなりの出費。アメリカでの販売価格は99ドルなので、現在の為替レートとほぼ同じですが、円安の影響は大きいですね。(ちなみに2015年10月現在、ヤフオクなどで旧製品のApple Wireless Keyboardの美品が3〜5000で手に入るので、ちょっと考えてしまうところです。)

2つ目はマルチペアリングに非対応であること。MicrosoftのUniversal Mobile KeyboardやLogicoolのK480など、最近のBluetoothキーボードには複数のOSでの利用を想定して、切り替え機能があります。この価格でマルチペアリングもないのは、割り切りすぎかなと思うところです(製品にバンドルすることを前提に、シンプルに仕上げたのでしょうが)

iMacに付属してくる製品ということで、単体購入を検討している方には悩ましい選択肢かもしれません。購入の参考になれば幸いです。テンキー付きモデルもレビューしました。

こちらは日本語配列のMagic Keyboard。

こちらは英語配列(US)のMagic Keyboardです。

Mac向けのワイヤレスフルキーボードのまとめ記事もどうぞ。

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