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EarStudio HUD100 レビュー/極小でも高性能なHi-Fi USB DAC!ヘッドホンにも使えるハイパワー仕様!

ソフトウェアで進化するオーディオ機器……?

ソフトウェアで着々と進化を遂げたのBluetoothレシーバーがありました。RADSONE EarStudio ES100(現在はES100 Mk2)です。

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クラウドファンディングで製品化し、頻繁なアップデートとスマホアプリ対応で、高性能Bluetoothレシーバーの先駆けとなりました。アップデートにより機能を追加していくRADSONEの設計思想に、未来のオーディオ機器の理想像を見ました。

EarStudioの新製品は……USB DAC!

そして、RADSONEからEarStudioブランドの新製品が登場しました。それが「HUD100」です。今回、RADSONEが挑戦したのはUSB DACです。きっとES100に負けない驚きを提供してくれるのではないか、そんな期待を抱かせてくれます。

※本レビューにあたって、RADSONE様よりサンプル製品をご提供いただきました。

EarStudio HUD100 レビュー

EarStudio HUD100のパッケージは、ES100ほどではないものの、かなりコンパクト。

中にマニュアルも入っていますが、パッケージ側面の説明書でだいたい事足りてしまいます。互換性はMac、iOS、Windows、Androidが挙げられており、接続するデバイスとしては十分のようです。
もう片方には、サンプルレートあたりのLEDカラーが記載されています。これについては後ほど詳しく触れます。

パッケージを開けると、整然と収まったEarStudio HUD100の姿が!

パッケージのフタを開けると、マニュアルとHUD100だけが登場します。この飾らないシンプルさは、EarStudioの魅力の一つです。

上部のトレイを取り外すと、下部には付属品がケーブルごとに箱に収まっていました。最近の流行なのでしょうか?

付属品はこちらの通り。マニュアル、HUD100本体、レザートラベルポーチ、USB-Cケーブル(1m)、USB-Cケーブル(10cm)となっています。

レザートラベルポーチは上が開いたタイプ。

HUD100をレザーケースに入れてみると、パッツパツになります。落ちたりすることは無いでしょう。
付属のUSB-Cケーブルは、10cm・1mケーブルともに片方がUSB Type-Aとなっています。

そして、こちらがHUD100本体。金属削り出しのフラットな美しいデザインです。目に見えるところに文字要素はほとんどありません。

背面には、EarStudioのロゴと、わずかに「HUD100」「Hi-Fi USB DAC」「Designed by RADSONE」の文字が並ぶのみ。

USB-Cポートのある面には、DFUボタンがあります。DFUは、Device Firmware Upgradeの略。RADSONEのサイトでアップデーターが配布されたら、このボタンでDFUモードに切り替え、アップデートを実施します。
HUD100の正面には左右にイヤホンジャックが2つ。片方は2.5mmバランス接続かな……?と思いきや、両方ともに3.5mm接続です。実は、右のジャックは「H・P」と書かれており、ハイインピーダンスのヘッドホン向けの高出力ジャックです。イヤホンで聴く人は左側のジャックを使用しましょう。

中央のスイッチでは3つのサウンド処理モードを切り替えることができます。

  • 左に合わせると「バイパスモード」。味付けなしのサウンドを出力します。
  • 中央に合わせると「DCTモード」。RADSONE独自の高度なディザリング処理を施したサウンドを出力します。
  • 右に合わせると「ダイナミックモード」。DCT処理に加えてRADSONEがチューニングしたサウンドを出力します。

……と、処理内容を書いてみたところで、聴いてみないと分からないんですよね。

実際に切り替えて聴いてみると、バイパスモードだけでも十分に迫力のあるサウンドを再生してくれるんですが、DCTモードに切り替えると、少しアナログっぽいザラっとした印象のサウンドになります。

デジタル音源ってすごく綺麗に聴こえるんですけど、つるっとした滑らかな音になりがちなんですよね。その点で、耳馴染みのいい落ち着いた雰囲気の音になりました。ダイナミックモードは、さらに低音の厚みが増したサウンドに変わります。

……というか、どれも特徴的ないい音が鳴ってくれるんですよね。好みのモードを探してみてください!

EarStudio ES100とHUD100を比較してみる

さて、せっかくなので、EarStudio ES100とHUD100を比較してみましょう。写真の左側がHUD100、右側がES100です。上から見た感じだと、サイズ感は変わらないように見えます。

2つを重ねてみると、厚みは大きく違います。HUD100(写真上)がフラットで、かなり薄いことがわかってもらえるでしょうか。

ES100の重さは20.8g。

HUD100の重さは21.7g。

HUD100の方が薄くてコンパクトなんですが、素材が金属のぶん、重く仕上がっているようです。とはいえ、どちらも20gちょっと。十分に軽すぎます。

それでは、いろいろなデバイスに接続してみましょう。

MacBook AirやiPad Pro、Androidに接続してみた。

まずは、USB-Cポートを持つMacBook Airに接続してみました。残念ながら、付属のUSBケーブルは片方がUSB-Aタイプなので、変換アダプター(もしくは他社製のUSB-Cケーブル)が必要です。

使用した変換アダプターはこちらです。

LEDランプが点灯し、特に設定なしで音楽が聴けるようになりました。

macOSのシステム環境設定からサウンドの項目を見ると「earstudio HUD100」がUSBオーディオで認識されていることが分かります。

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続いて、USB-Cポートを持つiPad Proにも接続してみます。こちらも問題なく聴くことができました。

次は、Android 9を搭載したスマートフォン、OPPO Reno Aに変換アダプター経由で接続してみました。

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MacBook AirやiPad Proに接続した際にはLEDはグリーンに点灯しましたが、OPPO Reno Aに接続するとブルーに点灯しました。これ、スマホから出力されるサンプルレートの違いで色が変わるのです。

ところで、USB-Cで繋がるのだからニンテンドースイッチでもいけるのでは?と考えたのですが、これはNG。LEDは点灯しましたが、音は流れてきませんでした。
OTGアダプターを中継すればいけるのかもしれませんが……(未検証)

サンプルレートごとのLEDカラーを確認する

HUD100のLEDは、端末側のサンプルレートの状態によって色が変わります。実際にサンプルレートを変えながら、LEDの変化を確認してみます。

サンプルレートを変化させるためのアプリケーションは、macOSに標準で含まれている「Audio MIDI設定」です。

Audio MIDI設定では、入出力装置ごとのフォーマットを変更することができます。MacBook Airに接続した状態では「44.1kHz」でした。LEDはグリーンに点灯しています。

これをAudio MIDI設定から48kHzに変更してみると、LEDはブルーに点灯しました。

さらに96kHzに変更すると、LEDはライトブルーに変わりました。

もっと上げて192kHzにすると、LEDはレッドに変わりました。
そして、384kHzまで上げるとイエローに変化しました。(見た目にはグリーンに見えますが、44.1kHzのグリーンとは違うのでわかります)。

384kHzまで上げた状態で、Amazon Musicアプリケーションで音質を表示してみると、その通りの性能が表示されました(オーバースペックになっていますが)。

実際に、44.1kHzで聴いて「いい音だな」と思って、384kHzに切り替えてみると、音質の差は歴然。384kHzで聴いた後に44.1kHzに戻るとずいぶんボンヤリした音になります。人間の耳ってけっこういい加減にできているものだと、変に感心してしまいました。

まとめ

コンパクトなUSB DACは、比較的シンプルな仕様のものが多く、高価なモデルでも「挿してそのまま使う」というものが多かったのですが、EarStudio HUD100はRADSONEとしてのマニアックなこだわりを詰め込んできました。

使う人を選ぶマニアックなUSB DACですが、そこはソフトウェアで進化するRADSONE製品です。ES100がBluetoothレシーバーの新たな可能性を切り開いたように、HUD100も、ポータブルUSB DACのあり方を変えてしまうのかもしれません。

今回のレビューまとめ
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都内で働いている会社員です。仕事では、スマホと映画のことだけ気にしています。 半年に一回、趣味で山手線一周しています。一緒に歩いてくれる人募集中!
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