SATOLEXのMMCX対応イヤホン?
以前、SATOLEX製の低価格ハイレゾ対応イヤホン「Tsubomi DH298-A1」をレビューしました。その価格からは想像もつかないイイ音が鳴るイヤホンで気に入って使っていたんですよね。
ただ、皮肉なことにTsubomiをきっかけに高品質なイヤホンを探し始め、MMCX対応イヤホンがメインになり、Tsubomiの出番は激減していったのです。SATOLEXからMMCX対応のイヤホンが出ればよかったんだけどなあ……(当時の話)。
MMCXに対応したSATOLEX製イヤホン
今年に入って、MMCX対応イヤホンの解説記事(下記)を書くにあたって、そこで各メーカーのMMCX対応製品を細かく調べてたんですね。
すると、SATOLEXからもMMCX対応イヤホンがリリースされていました(気づかなかった……)。
SATOLEX Tumuri DH303-A1のレビュー
というわけで、さっそく購入してみました。SATOLEXのMMCX対応ハイレゾイヤホン Tumuri DH303-A1です。全面ブルーのパッケージで、Tsubomiとはまた違った印象を受けます。
正面右上には「Hi-Res AUDIO」と「MADE IN JAPAN」の表示。Tsubomiと同様です。
パッケージを開けてみました。内箱に左右のハウジングが固定されています。
樹脂製ハウジングの外側には「SATOLEX」ロゴのシールが貼ってあります。
内容物は、取扱説明書/保証書、イヤホン本体、イヤーピース(XS/S/M/L)になります。
付属のケーブルにはワイヤーが入っているので、シュアがけのために折り曲げることができます。
「L」「R」表示はハウジングの内側に表示されています。黒に白文字なので、分かりやすいですね。
そして、ケーブルのMMCXコネクタ側には「L」「R」がエンボス加工してあるので、触っても分かるようになっています。
SHUREのMMCX – Bluetoothケーブル「RMCE-BT1」に換装してみました。何の問題もありません。黒で揃っているので、見た目の違和感もありません。
※2018年7月30日には、SATOLEXからもMMCX – Bluetoothケーブルが発売されました。実売6,000円台のリーズナブルなケーブルです。対応コーデックはSBCのみですが、音質はコーデックだけでは測れません。
その他のメーカーのMMCX – Bluetoothケーブルについては下記記事にまとめていますので、ご覧ください。
使ってみた感想
いいところ
これぞダイナミック型!という全音域をカバーする元気のいい音を奏でてくれます。いいイヤホンで音楽を聴くと、気分が上がりますね。Tsubomi(DH298-A1)を初めて使ったときの感覚を思い出しました。
惜しいところ
ちょっと低音に物足りなさを感じますが、コンプライのT-200を付けてみたところ、低音が底上げされました(漏れが少なくなっただけとも言えますが)。
ひさしぶりにコンプライのイヤーチップを買ったんですが、パッケージが変わってました。T-x00シリーズは安めなので、はじめてのコンプライならT-200がオススメです!(Tumuriの場合)
あとは些細なことなんですが、ハウジングの外側にSATOLEXのロゴがシールで貼ってあって、指で押してみたところ、ちょっとズレたので、いつか剥がれるかも、と一抹の不安を感じました。
まとめ
下記記事でもまとめていますが、MMCX対応イヤホンの主戦場は1〜2万円台です。
SATOLEXという音質に定評のあるメーカー製で、ダイナミック型で分かりやすい音を出してくれる「素直ないい子」のイヤホンがMMCXに対応して、5,000円台というリーズナブルな価格帯にあるのです。
イヤホンを買うならMMCXで、と考えているのであればオススメします!