ベッド周りの充電器をシンプルにしたい……
みなさん、iPhoneやワイヤレスイヤホン、Apple Watchの充電ってどこでやってますか?デスクでしょうか?リビングのコンセントの近くでしょうか?
わが家では主にベッド横のサイドテーブルに置いています。下記のサンワサプライのソファーサイドテーブルはUSB充電器を内蔵できるため、Ankerの「PowerPort I PD – 1 PD & 4 PowerIQ」を入れて使っています。
ただ、私と妻のデバイスだけで、iPhoneとApple Watchと完全ワイヤレスイヤホンが一台ずつあるので、合計6台。最近はポータブル扇風機やら、オーディオグラスやらも増え、テーブル上がケーブルとデバイスで溢れてしまっています。
BelkinのBOOST↑CHARGE PRO 3-in-1ワイヤレスチャージャーが来てからは少しマシになりましたが、それでもまだまだ乱雑だと感じています。
これをもう1台買えばいんですが、同じものを買うのも面白くないし、Amazonに溢れている激安なワイヤレスチャージャーのように、製品保証も怪しい製品を購入するのも嫌だったので、しばらくは待機状態でした。
そんな折、登場したのです。理想的な3-in-1ワイヤレスチャージャーが!
Twelve South HiRise 3をレビュー
Twelve Southは、MacやiPhone向けの周辺機器を作っている老舗のメーカーです。Apple Store内でも多数の同社製品を取り扱っていることから、その品質の高さも分かってもらえるのではないでしょうか。
そのTwelve Southから登場した3-in-1デスクトップチャージングスタンドが「HiRise 3 Wireless Charging Stand」です。箱はそこそこ大きい……。
HiRise 3 Wireless Charging Standは、ホワイトとブラックのカラーバリエーションがあります。今回はホワイトをレビューしていきます。
Twelve South製品の日本での代理店は、フォーカルポイントコンピュータ株式会社です。楽天市場やYahoo!ショッピングに同社の公式直販ストアがあるので、そちらで購入するのをオススメします。上記のリンクも同社の販売ページにリンクしています。
内容物は、オーナーズガイドに、HiRise3本体、USB-Cケーブルとなっています。充電器は付属しないので、別途用意する必要があります。
HiRise3は、ホワイトとグレーで構成されたシンプルかつ上品なデザインです。さすがTwelve South製品!
スタンドを支える1本の柱が金属製で、デバイスを置くスタンドにはシリコンの滑り止め加工が施されています。
スタンド上部の斜面はMagSafeで吸着できるようになっており、最大10Wでの給電が可能です。対応するiPhoneかMagSafe対応ケースを近づければピタッとくっつきます。(縦向きでも横向きでも可)
上部はリング状の盛り上がりがあります。
ここは、Apple Watch用のワイヤレス充電スタンド(3W)になっています。初代Apple WatchからSE、最新のSeries 7まで対応しています。
それからベース部分にはTwelve Southのロゴがあり、5Wのワイヤレス充電の目安位置になっています。
AirPods Proのような完全ワイヤレスイヤホンから、スマホまで充電できます。給電時にはLEDがブルーに点灯します。
底面には4箇所に滑り止め加工が施されています。保護シールが貼ってあるので、必ず剥がしておきましょう。私は剥がさないままテーブルに置いてしまい「やたらと滑って不安定だな……?」と感じてしまいました。
HiRise 3 Wireless Charging Standの電源はUSB PD 20Wでまかなえる!
今回、HiRise 3 Wireless Charging Standが魅力的だったのは、電源にUSB PDが使えることです。Belkinの3-in-1ワイヤレスチャージングスタンドは専用ACアダプターだったので、どうしても取り回しに制限がありました。
HiRise 3 Wireless Charging Standのベース部分の背面に、USB-Cポートがあります。
USB-Cケーブルは付属していますが、USB-ACアダプターは自前で準備する必要があります。私は、Ankerの超小型アダプターPowerPort III Nano 20Wを使ってみました。
Anker PowerPort III Nano 20Wのレビューはこちらから。
スティック型の20Wアダプターもオススメです。わが家でも重宝しています。
iPhone 13 Pro Max、Apple Watch、AirPods Proを同時に充電してみました。
HiRise 3 Wireless Charging Standは幅がスリムで、ケースを付けたiPhone 13 Pro Maxとほぼ同じでした。
Apple Watchはすっかり隠れてしまいます。ナイトスタンドモードを使っていた方には物足りないかもしれません。
Twelve South HiRise 3の競合は、やはりBelkin製品
HiRise 3 Wireless Charging Stand(写真中央)の直接の競合製品といえば、BelkinのBOOST↑CHARGE™ PRO MagSafe 3-in-1 Wireless Charger(写真右)でしょう。参考までに、AnkerのPowerWave 2-in-1 Magneticスタンド(写真左)も並べてみました。
BelkinのBOOST↑CHARGE™ PRO MagSafe 3-in-1 Wireless Chargerは、写真で見ても分かるとおり空間を贅沢に使った大きさがあります。
ただ、専用のACアダプターを使用していることもあって、iPhone 12以降をMagSafe充電(15W)で急速充電することができます。ここはHiRise 3 Wireless Charging Standと差異化されています。
急速充電のBelkinか、スリムなTwelve Southか、という比較になるでしょう。下の写真を見てもらうと分かるとおり、底面の小ささはHiRise 3 Wireless Charging Standが圧倒的に省スペースです。
AnkerのPowerWave 2-in-1 Magneticスタンドと比較してみても、HiRise 3 Wireless Charging Standの幅はスリムです。
Apple Watchの充電が不要なら、AnkerのPowerWave 2-in-1 Magneticスタンドはリーズナブルでオススメです。
Twelve South HiRise 3 Wireless Charging Standのまとめ
3-in-1ワイヤレス充電スタンド、便利なんですよね。ケーブルも充電器も一つで済むし、ここにまとめておけば、寝ている間にすべて充電が済んでいるので、朝は取り外して持ち出すだけ。
- 3つのデバイスを充電するのに省スペースで済む
- 汎用的なUSB PDが使える
- MagSafeでiPhoneを充電できる
- 充電スタンドとしてみると、高価
今回紹介したHiRise 3 Wireless Charging Standは、スリムでコンパクト、USB-ACアダプターが選べるので、設置の自由度も上がります。充電環境を一つにまとめたい!という方にはうってつけのオススメ製品です!