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透明な完全ワイヤレスイヤホンに待望の(2)!Nothing Ear (2)は、ハイレゾワイヤレス対応・ANC強化の第2世代!

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Nothingの完全ワイヤレスに第2世代登場

2021年夏、Nothingの完全ワイヤレスイヤホンが初めて世に出たときは衝撃的でした。これまでに見たことのない透明感満載のケースとイヤホン、そしてその見た目に負けない性能を持っていました。レビュー記事を書いた当時も、かなり楽しんでいたのを思い出します。

唯一無二のデザインと、一つ一つの機能を堅実に実装したトータルバランスの良さで、Nothingとしてのファーストプロダクトにも関わらずあっという間にヒット商品となったNothing Ear (1)。時は流れ、日進月歩の完全ワイヤレス市場において、Nothing Ear (1)の性能は物足りなさを感じるものになってきました。

そう、Nothingの完全ワイヤレスイヤホンもついに第2世代の出番です。いったい、どんな製品に仕上がったのでしょうか。

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Nothing Ear (2)をレビュー

今回レビューするのは、Nothingの完全ワイヤレスイヤホン Nothing Ear (2)です。こちらがそのパッケージ。

本レビューにあたり、製品サンプルをご提供いただきました

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パッケージの開け方は、タテからヨコへ

パッケージは相変わらず小ぶりです。

前製品のNothing Ear (1)と同様に、赤いラインからパッケージを破いていきます。

パッケージを一周して、破って開けることができます。

この開け方は前製品のNothing Ear (1)(写真右)と同様ですが、開封後の状態が大きく異なり、Nothing Ear (2)では開封後もパッケージの体裁を保っています。

パッケージを捨ててしまう方には関係ない話ですが、パッケージを保管することを考えたら、Ear (2)の改善は納得です。

Nothing Ear (2)の付属品は、Ear (1)から変更なし

上フタを外すと、Nothing Xアプリのダウンロードを薦められます。丸型のQRコードですが、問題なく読み取れます。

付属品は小箱に分けられています。

付属品は、イヤーピース(S/L)、Nothing Ear (2)本体、USBケーブル、ユーザーガイドとなっています。

付属品は、Nothing Ear (1)と同じのようです。

Nothing Ear (2)とEar (1)とのケースは、見分けやすい

こちらがNothing Ear (2)。Ear (1)と変わらないように見えますが、手に取ってみると一回り小さくなっていることが分かります。

相変わらずの小型ケースです。

左がNothing Ear (2)、右がEar(1)です。Ear (2)のケースが小さくなっているのが分かるでしょうか。

Nothing Ear (2)は角が取れてフラットに、Ear (1)は丸みを帯びています。充電ポートやペアリングボタンは変わらず。

底面も変わっています。Ear (1)では底面までクリアパーツで覆われていましたが、Ear (2)は白いパーツ自体が底面になっています。

充電ケースとイヤホンの重量は、約7g程度軽くなりました。右がNothing Ear (2)、左がEar (1)です。

充電ケースは、Nothing Ear (1)から引き続きワイヤレス充電に対応しています。

見た目のデザインは同じでも、明らかに小さくなった充電ケースでした。次にEar (2)イヤホンを見ていきましょう。

Nothing Ear (2)とEar (1)のイヤホン部分は見分けにくい

こちらがNothing Ear (2)のイヤホン本体。

軽くて小さい!見た目にはEar (1)と変わらないように見えます。比べてみましょう。

遠目に見ると、どちらがEar (2)でどちらがEar (1)なのか変わらなくなります。細かく見ると、イヤホン内部には(1)か(2)かの印字があります。また、マイクの形状も違いますが、ほぼ同じフォームファクタです。

イヤホン自体も軽くなっています。 左のNothing Ear (2)は8.9g、Ear (1)は9.5gです。持ってみても気づかないほどの差ですが、確実に改善しています。

実際に装着してみます。ほぼ同じデザインなので、装着しやすく、付け心地も軽く、圧迫感も少なめです。

イヤホンには、長く伸びたステムがある分、装着時の安定感が増します。

イヤホンとしての見た目にはあまり変わらないNothing Ear (2)とEar (1)ですが、機能的に大きく変わった点があります。

タッチではなく、プレスコントロール!改善された操作感

完全ワイヤレスイヤホンの大多数は、イヤホンでの操作にタッチセンサーを採用しています。イヤホンの外側をタッチすることで、再生/停止や音量調整、音声アシスタントの呼び出しを行います。

しかし、このタッチセンサー、(製品によりますが)意外と誤操作しやすく、歩きながらでは操作しづらかったり、3回タッチしたのに1回しか認識されなかったり、スマホを取り出す方が確実なシーンが多いです。

Nothing Ear (2)では、ここを改善しました。タッチセンサーではなく、クリック感のあるプレスコントロールに切り替えたのです。写真の左側がEar (2)です。ステムの先にシルバーのパーツが見えています。

操作する際には、ここをつまんで押すだけ。

触感フィードバックで、凹んでないのに押しているようなクリック感があります。この感覚は知っています。そう、AirPods Proでも採用されている操作方法です。

Nothing Ear (2)のプレスコントロール
Nothing Ear (1)のタッチコントロール

凹んでる場所を押すだけで、まるでボタンのようなクリック感があります。

Nothing Ear (2)とiPhoneをペアリングして聞いてみる

まずはiPhoneとペアリングして聴いてみましょう。インストールしたNothing Xアプリからペアリングしていきします。(先にBluetooth設定からペアリングしても大丈夫です。)

ペアリングが完了すると、簡単な操作説明が始まります。

ここからは、Nothing X上で、Nothing Ear (2)とEar (1)を接続したときの違いを見ていきましょう。トップ画面はあまり変わらず。

Nothing Ear (2)になって、ノイズキャンセリングなどのコントロールは細かく調整できるようになりました。右のEar (1)の画面に比べると、調整項目が増えています。

Nothing Ear (1)のノイズコントロール画面に存在しないのが「パーソナライズされたノイズキャンセリング」の項目です。

これをオンにすると、ANCのテストが始まり、最適化されたANCプロイファイルが採用されます。言っている意味がよくわからないかもしれませんが、要は「いい感じのノイズキャンセリングに調整してくれる」というわけです。

イコライザ画面も同じように見えますが、左のEar (2)の画面にはイコライザの「カスタム」項目があります。

さらに、波打った小さいアイコンがあります。これはサウンドをパーソナライズしてくれる機能です。自分の聴力に合わせて、最適な音質にしてくれます。一度、設定しておきましょう。

Nothing Ear (2)の音質は?Ear (1)とも聴き比べてみる

iPhone 14 Pro Maxとペアリングした状態で、Apple Musicの音源を聴いてみましょう。

イコライザをいじらない状態での音質は、精細な音が鳴るバランス感覚重視の音。高音の抜けがよく、透明感があり、音のエッジが綺麗です。

せっかくNothing Ear (1)が手元にあるので、音質がどう変わったのか聴き比べてみます。どちらも11.6mmのドライバーを搭載していますが、果たして……。

Nothing Ear (1)も良い音質でしたが、Ear (2)と聴き比べてみると、Ear (2)のほうが解像感が上がり、音の一体感が増していることが分かります。一方、Ear (1)はイコライザをバランスにしていても、低音に寄りがちに聞こえます。

公式の製品ページを確認すると、Nothing Ear (2)とEar (1)ではチューニングが異なるようで、Ear (2)はチューニングをNothingが担当し、Ear (1)はteenage engineeringが担当しています。これも違いが出ている要因でしょう。

とはいえ、音の傾向は似ているので、iPhoneのAACコーデックではそこまで大きな差は無いように感じます。やはり、Nothing Ear (2)の大幅な進化を感じるには、アレを試す必要がありそうです。

Nothing Ear (2)は、ハイレゾワイヤレスに対応しているが……

Nothing Ear (2)は、従来のSBC/AACといったコーデックに加えて、ハイレゾワイヤレスのコーデックである「LHDC」に対応しました。(LDACではありません)

日本オーディオ協会による、ハイレゾワイヤレスの認定コーデックは次の通りです。

  • LDAC
  • LHDC
  • SCL6(MQair)
  • LC3plus(LC3の上位コーデック)

このハイレゾワイヤレスコーデックのLHDCですが、日本で発売されている機種の中で、採用されている機種は非常に少ないです。簡単に調べてみました。

LHDCを採用したスマートフォン・DAP

2023年3月現在、日本で正式に販売されているスマートフォン・DAPの中で、LHDCへの対応を明記しているものをまとめたのが次の表です。(※公式製品ページのスペック表にあるものだけ抜き出しています)

メーカー機種名採用しているオーディオコーデック(送信用)
OPPOFind X3 ProSBC/AAC/aptX HD/LDAC/aptX/aptX TWS+/LHDC
XiaomiXiaomi 12T ProSBC/AAC/LDAC/LHDC
FiiOM11SSBC/AAC/aptX/aptX HD/LDAC/LHDC
ShanlingM3 UltraSBC/aptX/aptX HD/LDAC/LHDC
ShanlingM6 UltraSBC/aptX/aptX HD/LDAC/LHDC
ShanlingM7SBC/aptX/aptX HD/LDAC/LHDC
ShanlingM3XSBC/aptX/aptX HD/LDAC/LHDC

LDACが、多くのAndroidスマートフォンに採用されていることを考えると、あまりに少ないと言えます。

Nothing Ear (2)の実力は、Nothing Phone (1)で発揮される

ところが、上記の表に載っていないスマートフォンで、LHDCに対応した製品があります。それは、他ならぬNothing Phone (1)です。Nothing Phone (1)の発売当初は対応していませんでしたが、2022年10月のNothing OSアップデート(Ver.1.1.4)にてLHDCを採用しています。

というわけで、Nothing Phone (1)とNothing Ear (2)をペアリングしてみました。

Nothing Xアプリで設定が可能になります。

Nothing Xアプリの中を見ると「高音質オーディオ」としてLHDCがオンになっています。

OSの設定内でも「HDオーディオ:LHDC」が有効になっていました。

Nothing Phone (1)(写真左)とiPhone 14 Pro Max(写真右)で聴き比べてみましたが、さすがのハイレゾ。情報量が格段に上がるので、別物のイヤホンに生まれ変わります。音場が開放され、より広い音域で、より洗練された音質で、より深い解像感の音が鳴っています。ハイレゾワイヤレスは別格ですね。

ちなみに、Nothing Phone (1)といえば、バッテリーシェアをONにすることで、Nothing Phone (1)上でのワイヤレス充電(リバースチャージ)にも対応します。これ便利ですよね。

Nothing Ear (2)のノイズキャンセリング性能はどうなのか……?

新宿に出る機会があったので、Nothing Ear (2)のノイズキャンセリングを「アダプティブ」に設定して、新宿駅の東西自由通路を歩いてみました。

新宿駅の東西自由通路は、非常にガヤガヤしていて、ノイズキャンセリングなしには音楽を聴くのも厳しいですが、Nothing Ear (2)のノイズキャンセリングは効果的に聴いていて(ミュートとまではいかないものの)ほぼ気にならない程度までノイズを抑えてくれました。

他社のノイズキャンセリングイヤホンと比べても遜色ない性能と言えます。

Nothing Ear (2)は、マルチポイント接続にも対応

Ear (2)になって、2台のデバイスで同時待ち受けできる「マルチポイント接続」に対応しました。最近のワイヤレスイヤホン・ヘッドホンで採用が増えている機能なので、順当に対応したということですね。

ちなみに、マルチポイント接続を有効にした状態で、iPhone 14 Pro MaxとNothing Phone (1)とペアリングしてみましたが、LHDCは有効に機能していました。LHDCは排他利用ではないようです。

Nothing Ear (2)は高い?安い?

Nothing Ear (2)の価格は22,800円(発売時)です。完全ワイヤレスイヤホンとしてみると、やや高めの価格帯。この価格をどう見るべきなのでしょうか。

参考までに、Ear (2)とEar (1)とAirPods Pro 第2世代を比較した表を作ってみました。

スクロールできます
Nothing
Ear (2)
Nothing
Ear (1)
Apple
AirPods Pro
コーデックSBC / AAC / LHDCSBC / AAC SBC / AAC
Bluetoothバージョン5.35.25.3
マルチポイント接続2台不可不可
※iCloud連携あり
ワイヤレス充電
防水性能IP54
※充電ケースはIP55
IPX4IPX4
連続再生時間最大6時間最大5時間最大6時間
重量イヤホン(1個):4.5g
充電ケース:51.9g
イヤホン(1個):4.7g
充電ケース:57.4g
イヤホン(1個):5.3g
MagSafe充電ケース:50.8g
発売時期2023年3月2020年12月2022年10月
価格22,800円18,500円39,800円
購入する購入する購入する
各製品の比較

こうして表にしてみると、性能や操作感的にはほとんどAirPods Proのようなもの。それでいて、AirPods Proの販売価格39,800円の半値近く。ジェネリックAirPods Proとも言える価格です。そう考えると、かなりいい価格帯なのかもしれません。

Nothing Ear (2)に保護フィルムを貼ってみた

Nothing Ear (2)の美しいケースに傷がつくのを防ぎたいので、ミヤビックスの保護フィルムを貼ってみました。ケースのデザインを維持しつつ、滑って落とさないようマットなPaperタイプを選びました。

レビュー記事はこちらから。

最後に……

ところで話は変わりますが、Ear (1)同様にブラックモデルは出るのでしょうか?ちょっと期待していたりします。

Nothing Ear (2)のまとめ

前機種のEar (1)と同じフォームファクタを使うわけではなく、デザインはそのままに小型化するという、ある意味デザインを変えるよりも難しい、こだわりを突き通してきました。前機種のEar (1)の良さを引き継ぎながら、性能も順当に進化しており、隙のない完全ワイヤレスイヤホンと言えます。オススメです!

Nothing Ear (2)
総合評価
( 5 )
メリット
  • ハイレゾワイヤレスコーデックLHDCに対応
  • 11.6mmのダイナミックドライバー搭載で、精細で透明感のある音質
  • 最大36時間の再生時間
  • 充電ケースはワイヤレス充電に対応
  • 最大40dBのアクティブノイズキャンセリング (ANC) に対応
デメリット
  • LHDCを採用するデバイスが少ない

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この記事を書いた人

Webマーケティングを生業にする、どこかの企業のマネージャー。あなたが使っているWebサイトの裏側で出会っているかもしれません。
このサイトは趣味で作っているものなので、仕事内容とは関係がありません。春と秋に山手線一周歩くイベント(ほぼ観光)を主催しているので、気になる方はイベントページを見てみてください。

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