Amazon スマイル SALE開催中! 4/22(月) 23:59まで

Beats Studio Buds レビュー/Apple Music が4ヶ月無料!Androidで空間オーディオならコレ!

  • URLをコピーしました!
※makkyon webはAmazonのアソシエイトとして適格販売により収入を得て、運営費に充てています。予めご了承ください

Beats by Dreから新たな完全ワイヤレスイヤホン登場!

2019年のPowerbeats Proから約2年、Beats by Dreから新たな完全ワイヤレスイヤホンが登場しました。

初代のPowerbeats Proは、AirPodsと同じApple H1チップを搭載しつつ、当時も今も珍しいイヤーフック型の完全ワイヤレスイヤホンでした。AirPodsとの差別化か、外れにくさや耐汗性能を重視したスポーツ向けの仕様になっていました。

2代目となる完全ワイヤレスイヤホン「Beats Studio Buds」は、スポーツ向けではなく、一般的なカナル型のイヤホンとして登場しました。さて、どんな製品に仕上がっているんでしょうか。

INDEX

Beats Studio Budsは、AirPodsシリーズとどう違うのか?

Beats by Dreはオーディオブランドとして確立していますが、企業としてはAppleの製品に当たります。そして、Appleの完全ワイヤレスイヤホンといえば、AirPodsやAirPods Proが市場を席巻しています。

そんな中、Beats Studio Budsの価格は1万7,800円。AirPodsの1万9,580円やAirPods Proの3万580円に比べるとリーズナブルな価格帯にあります。(※価格はいずれも税込、2021年8月現在のApple Store表示価格)

完全ワイヤレスイヤホンとしてはミドルレンジの価格帯にあり、Appleの完全ワイヤレスイヤホンとしては最も安い製品になります。

Beats Studio Budsがどんな立ち位置にある製品なのか、レビューを通して見ていきましょう。

Beats Studio Budsにはブラック、レッド、ホワイトのカラーバリエーションが存在します。今回はホワイトを購入してみました。

Beats Studio Budsをレビュー

こちらが、Beats Studio Budsのパッケージ。Powerbeats Proのときは立方体に近い大きめのパッケージでしたが、それに比べるとコンパクトにダウンサイジングされています。

パッケージ側面には、Google PlayとMFiのマークがありますが、MFiの中にApple TVのロゴも含まれていました。これは空間オーディオでの使用を想定したものでしょう。

パッケージの開封は、背面から。Appleの製品らしく開けやすいシールが貼ってあります。

矢印から、シールを切っていきます。

パッケージの中から取り出してみたところ、台紙が2層に分かれていました。

説明書・ケーブル・イヤーピースが一緒になった台紙と、イヤホン・充電ケースが巻かれた台紙の2つに分かれていました。すべて紙なのでプラスチックはゼロ。Apple製品らしいアプローチです。

先日発売されたSONYのWF-1000XM4が再生紙を使ったパッケージを採用していましたが、それも脱プラスチックの流れでした。

ケーブルとイヤーピースが束ねられている台紙の裏には、操作マニュアルが図示されていました。その上部には「Try it free」と書かれたタブが飛び出ています。これは何でしょうか……

引き出してみると、マニュアルと一緒にApple Musicのフリートライアルカードが出てきました。台紙の一部となるようにデザインされているあたり、Beats Studio BudsはApple Musicのために作られたといっても過言ではなさそうです。

ちなみに、↑このカードの裏面にはQRコードがあり、読み取るとApple Musicが4ヶ月無料になるコードがもらえます。カードには「3 month(=3ヶ月)」と書かれていましたが、1ヶ月無料トライアル+3ヶ月分=4ヶ月ということでしょう。

裏返して、ボックス上になっている包装を開けてみると、イヤーピース(S / L)が入っていました。Mサイズのイヤーピースはイヤホンに取り付けられています。ケーブル側に「FAST FUEL 5 MIN = UP TO 1 HR」と書かれているように、5分の充電で1時間使用ができるようです。

というわけで、こちらがBeats Studio Budsの内容物一覧。Beats Studio Buds本体+充電ケース、マニュアル・ステッカー類、イヤーピース、USB-C to USB-Cケーブルです。

それでは、充電ケースから見ていきましょう。

充電ケースは磨かれた石のような滑らかさ

Beats Studio Budsの充電ケースは、マットな表面処理に、徹底的にカドが排除された、滑らかな楕円形です。清流で磨かれた石のような美しさがあります。

充電用の端子は、USB-Cとなっています。ただし、充電方法はUSBケーブルのみで,Qiワイヤレス充電には対応しません……。この価格でワイヤレス充電に対応しないのは明らかなマイナスポイントです。

充電ケースのフタを開くと、ケーブ内部とイヤホンがオフホワイトとライトグレーの2色で構成されていることが分かります。上質さを醸し出していますね。

充電ケースの内側には再ペアリング用のボタンがあります。

Beats Studio Budsイヤホン+充電ケースの重量は約58.3g。完全ワイヤレスイヤホンとしては標準的な重さです。

ケースを開けた状態で上から見たところ。イヤホンの外側プレートは斜めを向いていますが、Beats by Dreのロゴマークは真っ直ぐ向いています。こういったデザインの遊びがBeatsっぽいです。

続いて、Beats Studio Budsのイヤホン本体を見ていきましょう。

Beats Studio Budsイヤホンは、掴みやすいが滑りやすい

Beats Studio Budsイヤホンは、丸みを帯びた本体からツマミを捻り出したような、有機的な形状をしています。

なお、この外側のプレート、タッチセンサーではなく物理的なスイッチになっています。

物理ボタンを、いちいち耳に突っ込むような感触を覚えますが、Beats Studio Budsの物理ボタンは、ごくごく小さい力でクリック感のある操作ができます。この力加減の絶妙さはApple製品らしさがありますね。

イヤホンの内側には近接センサーらしきものがありますが、これは充電用の端子です。なんと、近接センサーはないようで、イヤホンを外して音楽停止・付けると音楽再生、……のような気の利いた機能はありませんでした。

イヤーピースを取り外してみると、ノズルはかなり浅めに作られていました。他社製イヤーピースを取り付けることはできそうですが、この浅さを考えると、使えるイヤーピースは限られそうです。

手持ちのイヤーピースを試してみたところ、SpinFitのCP1025が使えました。CP1025のLサイズでも充電ケースに問題なく収まります。

Beats Studio Budsのペアリング開始は、フタを開ければOK

Beats Studio BudsをiPhoneとペアリングする手段は、他社製品と比べると圧倒的に簡単です。AirPodsシリーズと同様に、iPhoneに近づけて充電ケースのフタを開けるだけ。そうすると、iPhoneのホーム画面下からペアリング用のカードが出現します。

ただ、このペアリング手法はiPhoneに限った話ではなく、Google Fast Pairサービス(GFPS)に対応したAndroidスマートフォンでも同様に簡単にペアリングすることが可能です。

ここから先は、XiaomiのエントリースマホRedmin Note 10 Proを使って進めていきます。

Google Fast Pairサービスのいいところは、ペアリング後にさらにコンパニオンアプリのインストールまで進めてくれることですね。Google Playでいちいち探してインストールするのは面倒なので、助かります。

アプリのインストールが完了すると、そのまま起動することができます。Google Fast Pairサービスのスムーズな進行は素晴らしいですね。

Beats Studio Budsイヤホンの登録のアプリ画面では、充電状況の確認とノイズキャンセリングの切り替えができます。

アプリでできることは少なく、ノイズキャンセリングの切り替え以外には、名前の変更、クイックツアー、ボタン長押し時の機能の入れ替えくらいです。

iPhoneとペアリングした場合は、コンパニオンアプリではなく、設定アプリを使います(Bluetooth→Beats Studio Buds)。デザインこそ違いますが、できることは同じのようです。

Beats Studio Budsのファームウェアのアップデートがある場合には、アプリ経由で実施します。アップデート時は、一度イヤホンを充電ケースに収めてから行います。

Beats Studio Budsイヤホンを充電ケースに収めて、フタを閉めればアップデートが始まります。これは楽でいいですね。

充電ケースに入れたままアップデートできる他社製品としてはJabra製品くらいしか知りません。このアップデート方法、本当に便利なのでもっと実装されてほしいです。

iPhoneからもAndroidからも「探せる」Beats Studio Budsイヤホン

AirTagの登場以来、macOS/iOSの「探す」機能が話題ですが、Androidにも「デバイスを探す」機能があります。Beats Studio BudsはGoogleアカウントと紐付けされ、最後に接続した場所が表示されます。(モザイク部分はGoogle Mapsです)

iPhoneとペアリングした場合は「探す」アプリの「デバイスを探す」に自動で追加されます。

Beats Studio Budsは「デバイスを探す」に登録されますが、AirTagやApple製品以外でも探せる「Apple Find My」に対応する製品は「持ち物を探す」に登録されます。Apple Find Myに対応する完全ワイヤレスイヤホンとしては、ベルキンのSOUNDFORM Freedomのような製品があります。

Beats Studio Budsの装着感はどう?

さて、Beats Studio Budsを装着してみました。イヤホンの大部分は耳の中に入るので、外に露出するのは特徴的なツマミ部分だけ。圧迫感も少なく、装着感はとても良いです。イヤホンというより耳栓のような感覚があります。

最近の完全ワイヤレスイヤホンは「耳に入れて、“ひねる”」ことで耳に固定するやり方が多いんですが、これがツマミの形状になることで、耳に挿したあと、ついついツマミを回してしまいます。「ヨシ!しっかり締めたぞ!」という気分になれます。

特徴的なデザインですが、意外と機能的に出来ているのかもしれません。

AirPods ProとBeats Studio Buds、どう違う?

さて、Beats Studio Budsの製品ブランドはBeats by Dreですが、Appleから登場した完全ワイヤレスイヤホンということで、AirPods Proとの比較は避けられません。価格的には倍近いので、それも酷な気がしますが。

まずは外観の比較です。Beats Studio Buds(写真右)はじゅうぶんコンパクトですが、AirPods Pro(写真左)はさらにコンパクトです。

また、カラーリングは同じホワイトであっても、AirPods Pro(写真左)は光沢のあるホワイト、Beats Studio Buds(写真右)はオフホワイトの落ち着いた色合いです。

AirPods Proの重量は約56.2g。Beats Studio Budsが約58.3gだったので、その差は約2g。ほぼ同じ重量です。

性能の比較をしてみましょう。一旦、Beats Studio BudsをiPhoneにペアリングし直して、AirPods Proと同じ環境で比較します。

まずはノイズキャンセリング。Beats Studio Budsのノイズキャンセリングは自然な形で雑音を消してくれますが、AirPods Proのように無音に近い形ではありません。十分に効いていると言ってもいいのですが、AirPods Proを知っていると少し物足りなさはあります。

次は外音取り込みです。Beats Studio Budsの外音取り込みは、ややマイクから拾ったようなこもりがあります。周囲の音を聞くには十分ですが、AirPods Proのようにイヤホンを透過するような驚異的な取り込みではありません。

最後に音質です。Beats Studio Budsの音は、クリアで伸びやか。バランスよく音が鳴っているようです。ただ、このあとにAirPods Proに替えて聴いてみると高音と低音が強化され、音楽全体のレベルが一段上がったように感じます。

見事に、AirPods Proが上位になるような設計です。よくいえばバランスの良い性能、悪くいえば値段なり、ということでしょうか。とはいえ、あくまでハイエンドのAirPods Proと比較した結果なので、この価格帯の製品としては十分な性能があると考えています。

Beats Studio Budsで聴く空間オーディオが最高に気持ちいい

Android向けのApple Musicアプリは、2021年7月26日のアップデートでロスレスとともに、Dolby Atmosにも対応、つまり空間オーディオにも対応しています。そこで、Redmi Note 10 ProのApple Musicアプリを最新版にし、Androidでの空間オーディオを聴いてみます。(コーデックはAACを選択しています)

先ほど、AirPods Proとの比較では音質面の物足りなさがありましたが、空間オーディオ対応の楽曲を聴いてみると、目が覚めるほどの音質の向上がありました。元々Beats Studio Budsが持っていたクリアな音が、空間オーディオによって作り出された広大な空間の中で音楽を奏でるのです。

正直、イヤホンそのものが変わったのではないかと思えるほど、音質の評価が逆転します。もちろん空間オーディオあっての話なので万能ではありませんが、Beats Studio Budsは豹変します。(同じ楽曲をAmazon Music HDで聴いてみると、音質はよくても、どこか平面的な音に聴こえてしまいます。)

Apple Musicにはジャンル別の空間オーディオ(Spatial Audio)プレイリストが用意されていますが、Beats Studio Budsで聴くのにオススメなのが「ジャズ」と「クラシック」。そう、ホールやスタジオで生録りされているようなライブ感のあるものは、Beats Studio Budsに向いています。

Apple Musicで公開されている空間オーディオのプレイリストは下記の通り(2021年8月現在)

ちなみに、上記プレイリストに含まれる楽曲のほとんどは洋楽ですが、邦楽でも「うっせえわ」(Ado)とか「アポトーシス」(Official髭男dism)が空間オーディオ対応楽曲としてプレイリストに入っています。全然少ないので、もっともっと爆増して欲しいです。そう願うほど、Beats Studio Buds+空間オーディオの組み合わせはすごいです。(もちろん、AirPods Proはその上を行くわけですが……)

で、Beats Studio Budsはどういった人にオススメ?

前述したように、Beats Studio Budsの性能が最も活きるのは「空間オーディオ」です。抜群の性能を発揮します。

こういった経緯から、Beats Studio Budsは下記に当てはまる方が買うべきです。

  • AndroidスマートフォンでApple Musicを使っている
  • 空間オーディオを聴いてみたい
  • AirPods Proは高いので、安くて似たような製品を探している
  • Beats by Dreの完全ワイヤレスイヤホンが欲しい
  • 高機能なものより、いいデザインの完全ワイヤレスイヤホンが欲しい

初代のPowerbeats Proが値下がりして安くなっているので、そちらを狙うのもアリですが……

逆に、Apple Musicを使っていないAndroidスマホユーザーや、空間オーディオに興味のない人、Beats by Dreブランド製品に興味がない人は、本製品を購入しても微妙な気持ちになるでしょう。そういう方には、安くて高性能で機能満載のAnkerのSoundcore Liberty Air 2 Proをオススメしておきます。

まとめ

Qiワイヤレス充電に対応していないこと以外は、特に不満のない完全ワイヤレスイヤホンです。ただし、Apple Music+空間オーディオを組み合わせた際には、抜群のパフォーマンスを発揮してくれるでしょう。前述の条件に当てはまる方には強くオススメです!

Androidユーザー推しになってしまいましたが、もちろん、AirPods Pro同様にiPhoneで使うのにもオススメです。

この記事が気に入ったら
フォローしてね!

役に立ったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

Webマーケティングを生業にする、どこかの企業のマネージャー。あなたが使っているWebサイトの裏側で出会っているかもしれません。
このサイトは趣味で作っているものなので、仕事内容とは関係がありません。春と秋に山手線一周歩くイベント(ほぼ観光)を主催しているので、気になる方はイベントページを見てみてください。

INDEX