テレビと一緒に使うワイヤレスヘッドホンを選ぶ
リビングに置いている65インチの大画面テレビ。映画やライブ映像を楽しむのに、とても役立っていますが、音量もそれなりに出してしまうので、深夜帯はヘッドホンを使いたい。そして、やはりワイヤレスで運用したいところ。ただ、使用頻度は高くないので、できるだけコストは抑えたい。
そう考えているところへ、ちょうどいいワイヤレスヘッドホンが登場しました。
ag初のワイヤレスヘッドホンWHP01K
今回紹介するのはagのワイヤレスヘッドホンWHP01Kです。流行りのノイズキャンセリングもあるし、低遅延コーデックのaptX Low Latencyにも対応するという、まさにテレビと組み合わせるのにピッタリの製品です。
カラーバリエーションは、クリームを購入してみました。
ag WHP01Kをレビュー
こちらがWHP01Kのパッケージ。スマートな印象を受けるデザインですが、ヘッドホンなので、大きさはそれなりにあります。
開けてみると、成形されたプラトレイに挟まれて、しっかり固定されています。
こちらが、WHP01K本体です。パーツの隅々までクリーム色に統一されています。
付属品は、白の専用ポーチに、USB充電ケーブル、3.5mmオーディオケーブル、取扱説明書となっています。
左右のユニットはすっきりとしたシンプルなデザインです。
実売で1万円を切るリーズナブルな価格ながら、ヘッドバンドはしっかり縫製されていて、頭にかけたときもソフトで好感触です。
イヤーパッドもソフトな感触で、長い時間付けていても不快感はありません。
ボタンはシリコン製で押し心地はソフト。言い方を変えると、ちょっと安っぽいとも。
USB-Cポートの横に並ぶのは、アクティブ・ノイズ・キャンセリング(ANC)の切り替えボタンです。
重量は実測で261g。ワイヤレスヘッドホンとしては比較的軽い部類に入るでしょう。
ag WHP01Kの装着感は……どう?
実際に装着してみるとクッション性が高く、ピタッと密着します。音楽に没頭するには良い装着感です。
ヘッドホンをしている際に気になるのが、メガネとの相性です。WHP01Kは、側圧がほどほどに保たれているので、長時間装着していても問題ありませんでした。
ちょっと気になったのは、パーツの接合部分がキシキシと音を立てることでしょうか。パーツの精度はそこまで高くないのかもしれません。店頭で試せる方は気にしてみてください。
WHP01KをBluetoothアダプターで汎用的に使ってみる
WHP01Kの魅力はデザイン性の高さやリーズナブルさだけではありません。aptX Low Latencyに対応して、低遅延を実現した「映像向け」のヘッドホンであることです。
まずは、iPhoneとBluetooth接続してみます。この場合のコーデックはAACになります。音楽を聴くのならこれが手軽でいいでしょう。
オーディオケーブルを使って、有線接続もできます。こちらの方が音質が良くなります。
Apple純正のイヤホン変換アダプターでも使えますが、上の写真では、よりコンパクトなアダプターとしてddHiFi TC35iを使っています。
次は、aptX Low Latencyでの接続です。送信側もaptX Low Latencyに対応している必要があるので、今回はBluetoothトランスミッターとして、BT-W3を使用します。
BT-W3はUSBオーディオで出力できれば大半の機器で使えます。ニンテンドースイッチやPS4/PS5でもOKなので、1つ持っておくと何かと便利です。
BT-W3のレビュー記事はこちらから。
後継機種として、aptX Adaptiveに対応したBT-W4も登場しています。
BT-W3とWHP01Kを両方ともペアリング待ちの状態にして近づけておけば、数秒〜数十秒で自動的にペアリングが完了します。
一度ペアリングしておけば、機器を差し替えても使えるのがこのアダプターのいいところです。MacBook Airから抜いて、USB-Cポートを持つiPad Proに差し替えてそのまま使えます。
aptX Low Latencyに対応していないAndroidスマートフォンでも使えます。
次は、テレビで使ってみましょう。
ag WHP01Kの本命はテレビか?ゲームか?
今回はテレビに接続するヘッドホン選びだったので、ゼンハイザー製のBluetoothトランスミッターBT T100とペアリングします。
BT T100はテレビと組み合わせるのにぴったりな据え置きタイプのトランスミッターです。
これで、深夜でも周りに気を遣わずに大音量で楽しめるようになりました。※最近のテレビはBluetooth搭載のものが増えてきたので、トランスミッターが不要な場合もあります。
ag WHP01Kのまとめ
WHP01Kは使いやすいし、軽いし、何にでも使えるし、有線でも無線でも使えるし、万能すぎるワイヤレスヘッドホンでした。
デザインの良さに比べると、剛性の弱さとか、ちょっとちゃっちな作りもありますが、日常的に手軽に使うならこれくらいのほうがいいかもしれません。