純正のLightningアダプターってヤワじゃない……?
iPhoneユーザーが有線イヤホンを使うなら、Apple純正の「Lightning – 3.5 mmヘッドフォンジャックアダプタ」が第一候補ですよね。ただ……ケーブルが細くてヤワなんですよね。特にケーブルが絡みがちな外では、あまり使いたくないアダプターです。
ただ、このアダプター、Apple製にしては珍しく安めの製品で、Amazonだと1,000円切ってたりします。断線したら買い替えるくらいの気持ちでいいのかなとも思いますが……
他社製アダプターやケーブル一体型DACも、ケーブルやコネクタの強さは違いつつ、同じような構造なので、これは仕方ないのかな……と思っていたのですが……
ddHiFiのコンパクトすぎる変換アダプター
今回見つけたのは、ddHiFiのTC35iというLightning to 3.5mmアダプターです。商品画像を見てもらうと分かる通り、めちゃくちゃ小さいです。(商品画像はUSB-Cです)
なお、今回紹介する「TC35i」はミミソラオーディオの公式WEBショップ(Yahoo!ショッピング)のみの取り扱いです。USB-Cを採用した「TC35B」はeイヤホン等で取り扱いがあります。
ddHiFi TC35iをレビュー
変換アダプターだけあって、パッケージはシンプル&コンパクトです。
しかし、ddHiFiはアダプターだからといってパッケージにもちゃんと凝っているようで、エンボス加工でロゴを入れています。
今回購入したのは、Lightning to 3.5mmアダプターの「TC35i」で、型番を判別するためのシールを角に揃えるという凝り方です。(なお、USB-C版は「TC35B」という型番です)
内容物は、TC35iアダプターと保証カードです。TC35iの小ささ、すごいです。なんと6gしかありません。
Lightning – 3.5 mmヘッドフォンジャックアダプタ(写真左)と比較してもこのコンパクトさ、それでいて機能的には同じなんですよ!
詳しく見ていきましょう。TC35iはiPhone 11 Proシリーズと同じ素材(オーステナイト系316 ステンレス鋼)を使用しているそうです。つまり、iPhoneとの見た目の相性は抜群。
なお、TC35iの形状はちょっと変わっていて、Lightningコネクターの上に段差があります。
これ、実は3.5mmジャックを逃すための段差ですね。一直線に配置してしまうと、長くなり過ぎるのでしょう。
有線イヤホンをApple純正のLightning – 3.5 mmヘッドフォンジャックアダプタを介すると、このように細いケーブルが間に入りますが……
ddHiFiのTC35iであれば、中間のケーブルがなくなってスッキリします。折り曲げによるアダプターの断線を気にしなくてよくなります。
レビューで使用しているイヤホンはKinera Freyaです。
こちらは、iPhoneをケースなしでTC35iを挿した状態です。コネクタ部分が大きく見えますが……
Apple純正のシリコーンケースを装着していても、問題なく挿さりました。
使えるのはイヤホンだけではありません。テレワークのWeb会議やClubhouseやらTwitter Spaceなどで使う機会の多い、ヘッドセットも使えます。4極プラグでのマイクも問題なく使えました。
話がそれますが、上の写真で使っているヘッドセットは、アシダ音響のMT-669CTというヘッドセット。業務用をベースにしているだけであって、シンプルなデザインで確実な性能を発揮してくれます。
有線ヘッドセットを探している全ての方にオススメです。
MT-669CTのプラグは扱いやすい90度(L字)のもの。このタイプのものであれば、ケーブルが長くなりすぎず、使いやすく感じますね。
マイクだけでなく、イヤホンに付属しているリモコンも動作するようになっています。
まとめ
イヤホンジャックのないiPhoneで、有線イヤホンを使用可能にしてくれる超小型アダプターの紹介でした。小さく軽いだけでなく、ステンレス鋼を使った高級感のある贅沢な作りです。
ちょっと有線イヤホンで聴きたい時や、有線ヘッドセットを使いたい時に重宝する小ささ・頑丈さはとても貴重な存在で、常に手元に置いておきたい一品です。価格はそれなりですが、満足感の大きい製品と言えます。
↓こちらはUSB-C版です。
なお、ddHiFiの本家サイトを見てみると、TC25i(Lightning to 2.5mm)やTC25B(USB-C to 2.5mm)といったアイテムも並んでいたので、気になる方はチェックしてみてください。