テレワークを実践していると、快適な作業環境を求めてキーボードやらモバイルディスプレイやらを拡充しています。

外部ディスプレイをメインの作業エリアにすると、画面が大きく快適になる反面、カメラがないのでウェブ会議がやりづらくなります。
Amazonに並ぶ格安ウェブカメラ、どれを選ぶべきか?
外部ディスプレイと組み合わせて使うためのウェブカメラを探すにあたって、あまりコストはかけたくありません。かと言って、安さを優先して買うと後悔しかねません。そんな折、AUKEYからウェブカメラが登場したので、購入してみました。
一時期のテレワーク需要は落ち着いたようで、本製品に限らず、ウェブカメラ自体が手に入りやすくなってきましたね。
AUKEY ウェブカメラ PC-LM1Eをレビュー
AUKEY製ウェブカメラ PC-LM1Eのパッケージは簡易なクラフト地のもの。

内容物はPC-LM1E本体とユーザーマニュアルです。

PC-LM1Eの作りは、中央にカメラ、左右にステレオマイクという一般的な構成。

PC-LM1Eの稼働部は3箇所あります。

伸ばしきると、これくらいの長さになります。

底面には三脚穴があります。

ミニ三脚に取り付けることで、デスク上でフリーアングルになるカメラを作ることができます。


三脚を使えばノートPCにビルトインされているウェブカメラでは不可能な、自由位置で使うことができます。

もちろん、ノートPCの上に設置することも可能です。背面ではPC-LM1Eの稼働部を「く」の字にして固定します。

USBポートに挿すと、PC-LM1EのLEDが点灯します。

PC-LM1Eは、130度の広角レンズを備えています。実際にどんな見え方になるのか比較してみます。
AUKEY PC-LM1Eで実際に撮影してみた
MacBook Airに内蔵されているのが、720p FaceTime HDカメラ。16:9の画角で1280×720ピクセルの解像度を持ちます。

そして、同じ位置に取り付けたPC-LM1Eで撮影した画像がこちら。同じく16:9の画角ですが、1920×1080のフルHD画質です。

FaceTime HDカメラは暖色に寄る傾向がありますが、PC-LM1Eは寒色に寄っていて、ややシャープな印象を受けます。肌色や陰影もくっきり出る傾向にあり、FaceTime HDカメラより明らかに画質が高い印象を受けます。
※モザイク以外は無加工です。
バーチャル背景の切り取りはどう?
さて、テレワークの流行に伴って、一般的になったのがバーチャル背景です。Zoomでの設定画面を見てみましょう。FaceTime HDカメラは問題なし。

PC-LM1Eも問題なく切り取られますが、広角レンズのため、自分の姿は小さめに映ります。

バーチャル背景が目立つ傾向にありますので、背景選択の際にはご注意ください。
モバイルディスプレイと組み合わせて使う
今回、PC-LM1Eを購入したのは、外部ディスプレイと目線の位置を合わせるため。実は、こちらの写真のような使い方をしています。

MacBook Airの上にモバイルディスプレイを持ってくることで、視線の位置を上げています。PC-LM1Eはさらにその上に設置しました。

ラッキーだったのは、モバイルディスプレイを固定しているタブレットスタンドに、伸縮用の紐があり、そこに引っ掛ければPC-LM1Eが安定したこと。

もともとiPad Proを固定するために購入したスタンドでしたが、モバイルディスプレイを固定することで、あたかも小型の据え置きディスプレイのように使えています。

まとめ
ウェブカメラとしての性能は一般的なものですが、それゆえに汎用性が高く、さまざまなシチュエーションで使えそうです。
PC-LM1Eを購入する前は、AUSDOMのウェブカメラを使っていたんですが、実に5年前の製品でした。

PC-LM1Eも長く使えそうな気がしています。