ニンテンドースイッチユーザーの2つの悩み??
2017年の登場以来、新しい遊び方を提案し続け、進化するゲーム機・ニンテンドースイッチ。そんなスイッチを使うにあたって、2つの悩みがあります。
一つはBluetoothオーディオ。スイッチにはBluetoothが搭載されているものの、ワイヤレスイヤホン・ヘッドホンが使えません。これを解決するアダプターが出回っています。私は、クラウドファンディングで入手したアダプターを入手しました。

もう一つは付属のドックが大きすぎること。プロジェクターのある場所に持っていこうとしたら、あの大きなドックとACアダプターも必要です。これを解決してくれるUSB-Cハブを手に入れましたが、USB-ACアダプターの問題が残っていました……。

クラウドファンディング発!ニンテンドースイッチ周辺機器
ニンテンドースイッチのBluetoothオーディオ問題を解決したGENKIが、今回は、独自の小型ドックの製品を発表しました。あの大きな純正ドックの機能を、およそ1/10サイズまで小さくするというのです。
日本ではクラウドファンディングサイト・Makuakeで製品化プロジェクトに成功しています。
今回、お声がけいただいて製品化前のサンプルをお借りすることができました。実際の製品と異なる部分もありますので、そこは説明文中で改めて記載します。
現在は一般販売が始まっています。

GENKI Covert Dockをレビュー
パッケージは、スイッチのブルーカラーを基調にしたもの。「COVERT DOCK」の製品写真が載っています。

正面から見るとコンパクトそうなパッケージですが、意外と立方体に近い奥行きがあります。

パッケージを開いていくと、メタルギアソリッドのようなイラストが……

こちらが内容物。GENKI Covert Dock本体に、USB-C to USB-Cケーブル、キャリングポーチ、ユーザーマニュアル、ステッカーとなっています。

USB-Cケーブルは、一方がL字コネクタになっています。操作の邪魔をしないL字コネクタってけっこう便利なんですよね。スマホでもL字コネクタって重宝してます。

こちらがGENKI Covert Dock本体。コンパクトすぎて、普通のUSB-ACアダプターにしか見えません。

ACプラグは収納式。壁のコンセントに差し込んでも安定する形状です。

収納時のプラグ周りには、適度なスペースが開いていて、指でプラグを引き出す際にも出しやすくなっています。

入出力ポートは、上からUSB-C、USB3.0、HDMIポートが並びます。GENKI Covert Dockの興味深いところは、電源として使えるのがUSB-Cだけ、というところ。そう、これはACアダプタのような形状でありながら、紛れもないドックなのです。

プラグ面からコネクタ面にかけて、少しすぼむような形状になっています。

付属のキャリングポーチは、丸く型がついていて、Covert Dockの出し入れがしやすくなっています。

GENKI Covert Dockを入れて、巾着を締めると、ぴったりのサイズ感であることが分かります。ほかのものが入るスペースはありませんでした。

GENKI Covert Dockのサイズ感を、手元にあった、USB PD対応のAUKEY PA-D2(写真右)と比べてみます。3ポートもあるのにGENKI Covert Dockの小ささ!ギュッと詰まってます。

GENKI Covert Dockはフットプリントも小さいです。

重量を測ってみましょう。AUKEY PA-D2は、114.4gです。

GENKI Covert Dockは101.6gでした。

GENKI Covert Dockは大きさのわりに、ちょっと重量感はあるかも、といった印象です。
AUKEY PA-D2のレビューは下記から。

GENKI Covert Dockにニンテンドースイッチを接続してみる
それでは、実際にニンテンドースイッチに接続してみましょう。GENKI Covert Dock(写真左)を電源に接続し、HDMIケーブルはテレビへ、USB-Cケーブルはスイッチに接続します。

この状態で、スイッチの画面がテレビに普通に出力されます。あっけないほどに……。簡単すぎる。もちろん充電もできています。純正ドックに接続したときと同様の状態です。ただ、この状態ではJoy-Conの操作ができません。

実際にプレイするときには、Joy-Conを外します。と言っても、これも純正ドックに接続したときと同様ですね。

なお、ディスプレイ出力する際には、必ず付属のUSB-Cケーブルを使ってください。汎用的なUSB-Cケーブルでは画面出力がされないことがあります。
USBポートも(1ポートだけ)使える!
そして、GENKI Covert Dockには1ポートだけUSBポートがあります。このポートも活用しましょう。試しに、8BitDoのワイヤレスBluetoothアダプターを挿してみます。

GENKI Covert DockのUSBポートにこのアダプターを挿すと、デュアルショック4をワイヤレスで使うことができました。純正ドックでの動作と同じです。
スイッチにはJoy-Conを付けたまま、コントローラーはデュアルショック4という運用が可能です。つまり、純正ドックと同様です。

8BitDoのワイヤレスBluetoothアダプターのレビューはこちらから。

まとめ
今回のレビューは困りました。なぜなら、あまりにも普通に、ドックとしての動作が実現できているから。「普通に使えます」「同様に使えます」以上の感想が出てこないという困った事態に。普通にすごいです。オススメです。
GENKI Covert Dock、これ、任天堂に買収してもらって純正品にしたほうがいいのでは?それくらいの完成度の高さでした。

モバイルプロジェクターに接続する際に使うことが多いです。どうぶつの森とか桃太郎電鉄を大画面でプレイするのが超楽しい……。
