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Anker PowerConf レビュー/6つの全指向性マイクでオンライン会議を支えるBluetoothスピーカーフォン!

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オンライン会議に必要なもの、それは高品質なスピーカーフォン

折しも新型コロナウイルス対策で、企業における在宅勤務・テレワークが急激に推進されようとしています。

テレワークには主に2種類のコミュニケーションツールが必須です。1つは、Slackやチャットワークなどのチャットツール。もう1つは、SkypeやZoomなどのオンライン会議ツールです。

実際にノートPCを使ってオンライン会議を実施した方はご存知でしょうが、PCに内蔵されたマイクは脆弱です。特に人数が増えるほど声は聞こえづらくなり、途端にコミュニケーションに難が生じます。

では、それを解決するのに何を使えば良いでしょうか……。

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快適な会議のために必要なスピーカーフォンとは?

スピーカーフォンは、オンライン会議のためのマイクとスピーカーが一体化したデバイスで、主に有線(USBケーブル)または無線(Bluetooth)での接続が一般的です。同時使用する人数が増えると、モノによっては数万円、高品質なものは10万円を超えてきます。

日本では、YAMAHA、ロジクール、Jabra、eMeetなどのメーカーが大人数に対応できる製品をリリースしています。私の会社では、10人未満のオンライン会議が多いので、YAMAHAのYVC-330を使用しています。(ただ、それなりに大きいため、持ち運ぶには不便です)

据え置きでもそれなりに使えて、持ち運びも考慮されたものがあればいいのに……と常々考えていたのですが、新型コロナウイルスで全国的に在宅勤務が急増しているさなか、Ankerからまさかのスピーカーフォンが登場しました!

私自身も在宅勤務をすることになったので、この機会に購入してみることにしました。

より安定した通話の行える「USBドングル」が付属したAnker PowerConf+もあります。

また、デザインの変更されたPowerConf S3も登場しています。

これらのバリエーションの違いは、記事の後半で紹介しています。

Anker PowerConfをレビュー

Ankerのキーカラー・ブルーが印象的なパッケージ。キャッチコピーは「ULTRA CLEAR」です。PowerConfのConfはConference(会議)の略ですね。

パッケージを開くと、PCを前にオンライン会議を行うビジネスマンたちの姿。これがAnker PowerConfの目指す利用シーンですね。

パッケージ全体を占める大きなキャリングケースがお出ましです。

内容物は、ユーザーマニュアル類、USBケーブル、キャリングケース、PowerConf本体、となっています。

PowerConf本体は、キャリングケースの中に入っています。

中央に操作パネル、周囲に全方向スピーカー、という配置になっています。スピーカーフォンとしては一般的なスタイルです。前面の操作パネルには、保護シールが貼られているので、使用前に剥がしましょう。

プロダクトとしての完成度は高く、高級感すら漂わせます。Ankerの製品なので、当然といえば当然でしょうか。

6.5インチの画面を持つiPhone 11 Pro Max(写真右)と並べてみると、そのサイズ感がわかってもらえるでしょう。

PowerConfはそのコンパクトな見た目とは裏腹にずっしりとしています。それもそのはず、340.0gもの重量があります。

据え置きで使うことを考慮しているので、底面には滑り止めが貼られています。

前面には、(左から)電源LED、電源ボタン、Bluetoothボタン、Bluetooth LEDが並びます。

左の電源LEDですが、起動中は白く光り、充電中は赤く光ります。Bluetooth LEDは青く光ります。

後面には、端子類が並びます。USB-Aポート(出力)、AUXポート、USB-Cポート(入力)です。このUSBポートの使い方はちょっと注意が必要なので、後述します。

PowerConfの周囲にはぐるりとマイク穴が並びます。全方向に6つの全指向性マイクを備えていて、これで会議参加者の声を拾います。

天面の操作パネルには、ミュートボタンを中央に、通話ボタン(上)、多機能ボタン(下)、音量アップボタン(右)、音量ダウンボタン(左)が並びます。

PowerConfは、Bluetoothによる無線接続と、USBケーブルによる有線接続に対応しています。まずは、BluetoothでiPhoneと繋いでみましょう。

Anker PowerConfをiPhoneとBluetooth接続する

PowerConfの電源ボタンを2秒長押ししてオンにすると、Bluetoothがペアリング待機状態になっています。iPhoneのBluetooth設定画面から接続しましょう。

スピーカーフォンとはいえ、マイク付きのスピーカーという捉え方をすれば、音楽を聴くためのスピーカーとして使えます。PowerConfは6,700mAhものバッテリーを搭載していて、24時間の連続通話に対応します。

中央のミュートボタンを押すと、パネル周囲のLEDが赤く点灯します。マイクがミュートされていることがひと目で分かるようになっています。

iPhoneでFaceTimeに使ってみましたが、iPhoneから少し離れた状態で複数人が話しても、向こうには十分聞こえていたようで、何の問題もなさそうです。

なお、PowerConfは、1×1.75インチのフルレンジスピーカーを備えており、音楽用のスピーカーとしても十分な音質です。(ふつうに使えるな、と感じました)

また、6,700mAhの大容量バッテリーは、スマートフォンへの電力供給ができ、モバイルバッテリーとして使うことができます。しかも、PowerIQ技術を搭載しているので、普通にAnkerのモバイルバッテリーだと考えて差し支えないでしょう。

PowerConfはUSBケーブルの接続方法に注意が必要です

さて、iPhoneとPowerConfの場合はBluetoothで繋ぎましたが、仕事で使うオンライン会議にはUSBケーブルで有線接続するのが安定してオススメです(これはPowerConfに限った話ではありません)。

ところで、PowerConfに付属しているUSBケーブルはUSB-A to USB-Cケーブルです。

USB-Cポートしか持たないMacBook Airに繋ごうとしたら、USB-Aポートにケーブルを接続して、反対側のUSB-CをMacBook Airに繋げばいいと考えてしまいます。

しかし、PowerConf側にUSB-A、MacBook Air側にUSB-Cを使っても、Mac上でPowerConfは認識されません。これは、USB-Aが「出力ポート」のため。

このときPowerConfは「モバイルバッテリー」として動作していて、MacBook Airに電力を供給しています。(しかし、出力が弱く、MacBook Airに給電はできていません)

MacやPCでスピーカーフォンとして動作させるには、PowerConf本体のUSB-Cポートにケーブルを接続します。

なお、USB-Cしか持たないMacに接続する場合は、両端がUSB-Cになっているケーブルを使う必要があります。

私は、AnkerのPowerLine+ケーブルを何本か持っていて愛用しています。取り回しがよくてオススメです。

この接続であれば、Mac上のシステム環境設定のサウンドから「入力」「出力」でAnker PowerConfを選ぶことができます。

USB-Cポートを持つiPad Proにも、このUSB-C to USB-Cケーブルで接続して使うことができます。

なお、PowerConf本体を充電するときには、別途USB-ACアダプターが必要です(付属しません)。
充電の際には、PowerConf側はUSB-Cポートに挿し、ACアダプターはUSB-Aポートに挿しましょう。逆だと充電されません。

もちろん、両方ともUSB-Cポートでも構いません。

上の写真では、Anker PowerPort Atom III 2を使用しています。レビュー記事は下記から。

PowerConfとPowerConf+、どっちを選べばいい?


PowerConfには、ペアリング済みのUSBドングルの付属した「PowerConf+」というモデルが存在します。これは、USBによるワイヤレス接続が可能なモデルで、ペアリングの手間なく使うことができます。(従来のBluetoothや有線接続も可能です)

USBドングルを使用するメリットは3つあります。

  1. 繋げばワイヤレス接続できる簡単さ
  2. 高品質で安定した通話
  3. 会社やチームで使いまわせる汎用性

です。価格差は2,000円(発売時)なので、余裕があればこちらを選んでおくといいでしょう。

PowerConfとPowerConf S3、違いは?どっちを選べばいい?


PowerConfには、後継製品としてPowerConf S3が登場しています。といっても、変更点としてはスピーカー表面がファブリックになったこと、付属ポーチの素材が変更になったことくらい。実質的にはマイナーバージョンアップです。
価格差は1,000円程度なので、お好みで選んでみてください。

有線だけのAnker PowerConf S330も登場!

ワイヤレスにも懸念点はあります。バッテリーの持ちを気にしなければならない、トラブル時に原因の切り分けがしづらい、など。その点で安心なのが有線モデルです。何よりワイヤレスモデルに比べて安いというメリットがあります。そこで、Ankerから登場したのがPowerConf S330です。主要なサービスに対応、Zoom認証も取得しています。

充電スタンド付きのワイヤレスヘッドセットも良さそう……

自宅でテレワークするなら、スピーカーフォンではなくワイヤレスヘッドセットというのもアリです。ヘッドセットのブームマイクってかっこいいですよね(形から入るタイプ)。

PowerConf H700が登場する前に、同コンセプトのJabra製品を使っていたんですが、充電スタンドがあるとデスクの置き場所が決まって、サマになるんですよね。PowerConf H700の方が圧倒的に安いんですけどね……。

1人で使うなら……最終的にUSBコンデンサーマイク?

2021年にAnkerから登場したのは、1人用のUSBコンデンサーマイク「PowerCast M300」です。オンライン会議だけでなく、ゲーム実況等でも使うことが想定されています。ブラックとブルーの組み合わせは仕事にも遊びにも使えそうな、魅力的なデザインです。

PowerCast M300が登場する前に、私はSHUREのMV7というマイクを入手したんですが、USBコンデンサーマイクは声の拾い方がダントツで良いですね。

まとめ

Anker製品のバリエーションが増えてきたので、ついつい話が脱線してしまいましたが、PowerConfは良い製品です。

大人数では試せていませんが、3〜4人で話すのには申し分なくクリアな音声を、相手先に届けることができました。Ankerの説明では8人程度までの会議に適しているとのことなので、よほどの大会議でもない限り、これ1台でまかなえてしまうのではないでしょうか。

もちろん、会議用としてだけでなく、6,700mAhの容量を持つモバイルバッテリーとしての使い方や、音質の良いBluetoothスピーカー/USBスピーカーとしての使い方もできます。スピーカーフォンという名称に止まらない、幅広い使い方ができる製品です。オススメ!

同じAnker PowerConfシリーズのWebカメラ「PowerConf C300」も購入してみました。AIで自動フレーミングしてくれる4Kカメラです。アプローチとしては、iPad Proのセンターフレームと同じですね。

USBドングルによるワイヤレス接続が可能なスピーカーフォン「eMeet Luna」とも比較してみました。

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この記事を書いた人

Webマーケティングを生業にする、どこかの企業のマネージャー。あなたが使っているWebサイトの裏側で出会っているかもしれません。
このサイトは趣味で作っているものなので、仕事内容とは関係がありません。春と秋に山手線一周歩くイベント(ほぼ観光)を主催しているので、気になる方はイベントページを見てみてください。

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