テレワークにちょうどいいヘッドセットって何だろう……?
テレワーク生活も半年を越え、もう、毎日通勤する生活には戻れないなと思うようになりました。
初めのうちは探り探りだったオンライン会議も、初見のお客さんとも「Zoomにします?TeamsでもMeetでも大丈夫ですよ?」なんてハードルも下がってきています。
しかし、いまだに満足いかないのがオンライン会議時のヘッドセット。ワイヤレスだと、このEPOS|Sennheiser GSP370が音もマイクも最高なんですが、なにしろカメラに映ると目立つ……のです。
一方で、EPOS|Sennheiser ヘッドセット PC 8.2 USBは軽くて、見た目の圧迫感もないんですが、有線接続なのです……。
また、両耳タイプのヘッドセットって、自分の声がこもってしまうので、ついつい片側をずらして使ってしまいます。話すことがメインのオンライン会議では、片耳型のヘッドセットが使いやすいようです。
最終的に、私がたどり着いた理想形は「ワイヤレスで片耳のヘッドセット」となりました。
Jabra製の充電スタンド付きヘッドセット「Jabra Evolve2 65」
いろいろ探しているうちに、行き着いたのが「Jabra Evolve2 65」でした(写真)。なんと、充電スタンド付きのヘッドセットです。ヘッドセットはデスク上で置き場所に困るので、充電も兼ねたスタンドが付くのは願ってもない仕様です。
Jabra製品は、完全ワイヤレスイヤホンのElite 75tですっかり好きになってしまったので、このヘッドセットも期待大です。
Jabra Evolve2 65tのバリエーションは全32種類……
ただ、Jabra Evolve2 65tについてよくよく調べてみると、表のように細かく仕様を選べるようでした。その組み合わせ、なんと32通り……。
認定アプリケーション | MS(Microsoft Teams) / UC(Unified Communication) |
---|---|
ヘッドセットタイプ | 両耳 / 片耳 |
ドングル接続方式 | USB-A / USB-C |
充電スタンド | あり / なし |
カラー | ブラック / ベージュ |
片耳(モノラル)タイプにブラックカラーもあり、Teamsを中心に使うなら、MSモデル(Microsoft Teams認定)もあります。本記事の最後に、全種類のリンクを並べてみたので、気になるモデルがあれば探してみてください。
そして、今回購入したのは、USB-Cドングルを使える、片耳タイプの充電スタンド付き、Microsoft Teams認定モデル。カラーはブラックです。(下記リンクはUSB-Cではなく、USB-Aモデルです)
ベージュカラーは人気のようで、品切れが多いようです。お急ぎの方はブラックカラーを選びましょう。
ヘッドセットのまとめ記事を公開しました。こちらも参考にしてみてください。
Jabra Evolve2 65 USB-C Stand Black レビュー
パッケージはやや大きめ。落ち着いた色みのデザインです。ボックスカバーがへそ出しTシャツのようなルックスですが、脱ぎかけではありません。
製品写真からでは判別できませんが、パッケージの右上に接続コネクタの形式が明記されています。今回は「USB-C」モデルです。
側面には、Jabra Evolve2 65の特徴がアイコンで描かれています。40mmスピーカーや、37時間バッテリー、標準装備されたビジーライト(通話中であることを示すLED)など、盛りだくさんです。
内箱には「WELCOME TO PROFESSIONAL SOUND(プロフェッショナルサウンドへようこそ)」の文字。同社の完全ワイヤレスイヤホン Jabra Elite 75tのときは「WELCOME TO SUPERIOR SOUND(優れたサウンドへようこそ)」でした。
内箱を開けると、ソフトポーチとご対面です。
内箱のフタには簡易マニュアルが載っています。マイクブームの上げ下げでミュート/アンミュートが切り替えられるのは楽でいいですね。
ソフトポーチはその名の通り柔らかい素材でできており、持ち運び用というよりも収納用。ヘッドホンでよくあるキャリングケースとは印象が異なります。
付属品は、充電用のデスクスタンド、Jabra Evolve2 65ヘッドセット、Jabra Link 380 BT アダプター、USB-C to USB-A ケーブル(1.2 m)、保証規定、となっています。
BluetoothアダプターのJabra Link 380 BT アダプターは、非常に小さくできています。
指でつまむとこのくらい。USB-Cコネクター自体が小さいので、ドングルも小さく仕上がるようです。
こちらが充電用のデスクスタンド。スタンドの設置面が重くできており、デスク上でもズレにくくなっています。
半円型の溝には、充電用の端子があり、Jabra Evolve2 65を差し込めるようになっています。
こちらが、Jabra Evolve2 65本体です。片耳で使用するモノラルタイプを選びました。ヘッドバンドの反対側には、指でつまみやすい小さなタブが付いています。これが外しやすさに一役買っています。
そして、今回購入したのはMicrosoft Teamsに最適化されたモデルということで、専用のTeamsボタンがあります。Teamsに着信があった際にはこのボタンひとつで応答ができます(他にも機能割り当てあり)。
地味に便利だったのは、Microsoft Teamsを利用する場合にデフォルトでJabra Evolve2 65が選ばれること。いちいちデバイス設定画面を開く必要はありません。
ユニットの下部には、電源兼Bluetoothペアリングスイッチ、USB-Cポートがあります。
上部には、音量操作ボタンや再生/停止ボタンがあります。
Jabra Evolve2 65はオンイヤー型です。「R」表示があるように、右耳で使う想定ですが、私はたまに左耳で使ったりしてます……。(マイクブームは右耳・左耳どちらでも使えます)
Jabra Evolve2 65を、デスクスタンドに設置してみました。溝に差し込むことで、この状態で安定します。デスク上でも邪魔にならず、必要なときにサッと取り出せます。これ、すごくいいですよ?
さて、Jabra Evolve2 65はBluetoothで接続しますが、ペアリングして使うよりも付属のドングルを使う方が手軽で安定しているのでオススメです。なにしろ挿せば使えるシンプル設計ですし、挿した直後から使えるほど、ペアリングも高速です。
スタンドから持ち上げればすぐ使えますし、スピーカーから流れる音声はクリアで、マイクで拾う音も綺麗に聞こえているようです(オンラインの相手先曰く、Bluetoothにありがちな「こもった音ではない」そうです)。
また、マイクを上げると自動でミュートになるんですが、その際には「muted(ミューテッド)」と音声フィードバックがあり、下げれば「unmuted(アンミューテッド)」と音声が流れてマイクがONになります。こうした細かい使い勝手がJabra Evolve2 65の体験価値を上げてくれます。
まとめ
Jabra Evolve2 65、これまで出会ったヘッドセットの中で、ビジネス用途としては最高の製品だと感じました。充電用のデスクスタンド無しのモデルもありますが、ぜひこのスタンド込みで選んでください。
オンライン会議を多用するすべての方にオススメしたいヘッドセットなんですが……難点はちょっとお高いこと。経費で買える方はぜひ……(私は自腹です)。
納得いくモデル、見つかりました……?