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Bang&Olufsen Beoplay EQ レビュー/完璧!ついにANC対応した、非の打ちどころのない完全ワイヤレス!

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完全ワイヤレスイヤホンの頂点はどれだ……?

数々の完全ワイヤレスイヤホンを購入してレビューし、どの製品も素晴らしいパフォーマンスを発揮する一方、なんだかんだ稼働回数が多いのがAirPods Proだったりします。コンパクトさ・ワイヤレス充電・そこそこ良い音質・耳に負担の少ないアクティブノイズキャンセリング、など機能がバランスよく揃っており、安定感があるのがその理由です。

次期AirPods Proが出るまでこのポジションは揺るがなそう……と考えるようになってきたのですが……

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Bang&Olufsenから突然発表された新作の完全ワイヤレス

突然、という言葉で表してもいいのではないでしょうか。前情報もなく、Bang&Olufsenから新作の完全ワイヤレスイヤホン「Beoplay EQ」が発売されました。

大きな特徴として、Beoplay E8 3rdから約1年半、ついにアクティブノイズキャンセリング(ANC)を搭載してきたことが挙げられます。さらに、製品名はE8 4th Generationではなく新たに「EQ」となりました。

今回はブラックベースのBlack Anthraciteを購入してみました。(楽天市場にはバング&オルフセンの公式ストアがあります。ポイントが付くのでお得です)

ホワイトベースのSand Gold Toneは少し遅れて2021年8月19日に発売されました。さらに2022年1月22日、アジア限定カラーとして「Indigo Ultramarine(インディゴ ウルトラマリン)」が追加されました。

Bang&Olufsen Beoplay EQをレビュー

こちらが、Beoplay EQのパッケージ。E8 3rdのパッケージもこんなデザインだったなと思い出します。

パッケージ背面を見てみると、最新のワイヤレスオーディオコーデックのaptX Adaptiveの表記がありました。


iOS機器はaptX adaptiveに対応していませんが、最近のAndroidスマートフォンは対応している機器が多いので、利用できる方も多いのではないでしょうか。

パッケージのフタを開けると、充電ケースとBeoplay EQがお目見えです。充電ケースはE8から大きくデザインが変更されていました。

Beoplay EQイヤホンのロゴマーク周りに文字が見えますが、これらは保護シールの上に記載されたもの、剥がせば無くなります。

イヤホンを取り出してみると、ノズルやイヤーピースを保護するためにビニールが敷かれていました。手間のかかる包装ですが、製品の保護としては最適です。

こちらが、Beoplay EQの内容物一覧です。Beoplay EQイヤホン、充電ケース、イヤーピース各種、USBケーブル、クイックスタートガイド類となっています。一般的な構成です。

イヤーピースはシリコン製イヤーピース4サイズ(XS/S/M/L)のほか、コンプライの低反発イヤーピース(Mサイズ)も1組付属しています。

まずは充電ケースから見ていきましょう。

Beoplay EQの充電ケースはアルミニウム製

充電ケースは高さが抑えられ、フラットな印象を与えるスマートなデザインになっています。正面には充電状況を示すインジケーターがあります。

背面には、充電用のUSB-Cポートがあります。20分充電で2時間の再生ができるクイックエネルギーブーストに対応しています。

Beoplay EQの充電ケースは、アルマイト加工が施されたアルミニウム製のケースで、レザーが主体だったE8シリーズとは大きくデザインが異なります。これはこれで所有欲をそそります。いいですね……。

今回購入したのはBlack Anthraciteというブラック系のカラーバリエーション。聞き馴染みのないカラーネームですが、直訳すると「黒い無煙炭」。無煙炭とは、炭化度の進んだ石炭のこと。

本製品のカラーバリエーションとしてはブラックに相当しますが、実際の色みとしては灰赤色が近く、やや赤みがあります。完全ワイヤレスイヤホンとしては珍しいカラーリングです。

充電ケースはアルミニウム製ですが、Beoplay E8 3rdと同様にQiワイヤレス充電が可能です。

底面を見てみると滑り止めを兼ねたシリコン素材になっており、これがワイヤレス充電を可能にしているようです。

ハイエンド製品だけでなく、ローエンドの完全ワイヤレスイヤホンでもワイヤレス充電がスタンダードになってきましたね。

ちなみに、上の写真で使用しているのは、急速充電も可能なB&O CHARGING PADです。レビューはこちらから。ワイヤレス充電パッドとして見ると高級品ですが、1つ持っておきたくなる製品です。

Beoplay EQとE8 3rd Generationを比べてみる

さて、先ほどデザインが似ていると言っていたE8 3rdのパッケージ(写真右)を引っ張り出してきました。大きさが全然違います。省パッケージ化の流れですね。

Beoplay E8 3rd Generationのレビューはこちらから。

充電ケースを比較してみます。EQはアルミニウム、E8 3rdはレザーで表面処理がそもそも異なります。そしてロゴの表記がEQは「BANG & OLUFSEN」、E8 3rdは「B&O」になっています。

メーカーが変わったのではないかと思うほど、大幅な変更です。

充電ケースを開けてみると、EQは高さを抑えるためにイヤホンが斜めに配置されていますが、E8 3rdは真っ直ぐ配置されています。取り出しやすさはE8 3rdの方が上ですね。

イヤホン+充電ケースの重量を測ってみましょう。E8 3rdのイヤホン+充電ケースの重量は68.5g。

一方、Beoplay EQは65.9g。アクティブ・ノイズキャンセリング機能が追加されたにも関わらず、EQは2.6gほど軽量化されていることがわかります。

イヤホンそのものも比較してみましょう。右がE8 3rd、左がEQです。E8 3rdはマットな質感に控えめなロゴですが、EQはオーディオのボリュームノブのように表面がスピン加工されており、ロゴも大きめで自己主張が強めのデザインに仕上がっています。

イヤホン単体の重量を見てみましょう。E8 3rdは11.3g。(イヤーピース除く)

Beoplay EQのイヤホン本体の重量は14.9g。(イヤーピース除く)

続いて、実際に装着してみましょう。ここでもE8 3rdと比較してみます。

Beoplay EQイヤホンの装着性は抜群!

まずは、E8 3rdを装着してみます。軽量で円筒型のE8 3rdの装着性は悪くありません。

続いて、Beoplay EQです。直径が大きくなったため、イヤホン全体を耳孔で受け止めるようになりました。E8 3rdよりも密着度が増して安定します。

次は、装着した際の見え方です。E8 3rdは、主張が控えめです。

一方で、Beoplay EQは金属面が多いので、光り輝いています。付けている本人からは見えないので、気にしない方はいいんですが、こう見えていますよ、という実例です。

それでは、Beoplay EQとiPhoneのペアリングに進みましょう。

Beoplay EQのペアリング操作はスムーズ

前置きが長くなりましたが、音質をチェックしていきましょう。まずはペアリングです。

最初に使う際は、一旦、イヤホンを充電ケースに収めます。

2秒待って取り出すと、ペアリング待ちの状態になっています。(再ペアリングの際には手順が異なります)

続けて、Bang&Olufsenのコンパニオンアプリを使ってペアリングします。

Beoplay EQをペアリング状態にして、アプリから見つけられるようにすると、そのままペアリングが進みます。

ペアリング完了後はチュートリアルが始まります。このチュートリアルは、後からアプリ内から見ることができます。早く使いたい気持ちがはやる方は飛ばしてもらって構いません。

Beoplay EQペアリング後のアプリ画面はこのようになります。初代Beoplay E8が登場したときからアップデートを繰り返し、かなり洗練された画面になりました。

完全ワイヤレスイヤホンのコンパニオンアプリは各社で力が入っていますが、Bang&Olufsenアプリはその中でも随一の洗練された美しさを感じます。……と、前置きが長くなってきましたが、実際に聴いてみましょう。

Beoplay EQの音質は……?

iPhone上のApple Musicでロスレスのダウンロード音源を聞いてみます。

そうだ、これがBang&Olufsenのシグネチャーサウンドだ、と思い起こさせてくれる、解像感の高い澄んだ音。どこまでもどこまでも深く音楽を探れるような研ぎ澄まされた音が鳴ります。

E8 3rdでも同じような印象を得ましたが、明らかに違うのは低音の厚みです。低音が細くて、楽曲によっては頼りなさのあったのに、Beoplay EQでは引き締まった低音が、確かな厚みを持って迫ってきます。

調べてみると、直径6.8mmのエレクトロダイナミックドライバーを搭載しているようです。E8 3rdは5.7mmでした。1mm変わるだけでこんなに厚みが出るか?と思わせるようなパワーアップです。

これまで、初代のE8や、1年前のE8 3rdでは同世代の完全ワイヤレスを圧倒する美しい音を出す一方で、どうしても低音の細さが気になっていました。それが、Beoplay EQでは解消されています。あえて言いましょう、「完璧」です。

Beoplay EQのノイズキャンセリングと透過性は……?

さて、完全ワイヤレスイヤホンにおいて、アクティブ・ノイズキャンセリングと同じくらい重要なのが、外音取り込みです。

一般的に「(電車のアナウンスなど)周りの音を聞く」という目的で搭載されることの多かった外音取り込み機能ですが、最近ではヒアラブルデバイスとしての振る舞いを求められることから、「付けたままでも会話ができる」ことが重要視されがちです。

その点でBeoplay EQの外音取り込み機能は非常に優秀で、AirPods Pro並みの透過性と、日常会話に支障のない自然な会話を提供してくれます。

Beoplay EQは2021年の完全ワイヤレスイヤホンの最高峰か?

2021年は、SONYのWF-1000XM4という最強の性能を持つ完全ワイヤレスイヤホンが登場しました。アクティブ・ノイズキャンセリングは標準付属のイヤーピースを併用することで無音の世界を作り出し、その中でワイヤレスらしからぬ迫力のある音を鳴らします。

そして、ハイレゾ・コーデックに対応し、トランスミッターにもなる充電ケースを備えたBowers & Wilkins PI7も2021年の発売。解像感が高く、透明感のある伸びやかな音を奏でます。

こういった2021年の新製品に加えて、BOSEのQuietComfort EarbudsやJabraのElite 85t、そして完全ワイヤレスイヤホン市場の覇者AirPods Proといった強者がひしめいています。

そんな中にあっても、Beoplay EQの完成度は高いレベルにありました。ノイズキャンセリングそのものはWF-1000XM4の方が上ですが、それはあくまで機能上の話。利用シーンの中ではBeoplay EQの性能でも十分ですし、会話可能な透過性はBeoplay EQの方が上です。

つまり、使い勝手の良さ、という点でAirPods Proに近い製品だと感じます。性能の一つ一つは、他社製品に上がいるものの、トータルバランスで見たときの使いやすさが抜群なのです。結果、Beoplay EQの最大のライバルはおそらく次期AirPods Proになるはずです。

まとめ

というわけで、ついに手に入れてしまったかもしれません。2021年の完全ワイヤレスイヤホンの完成形と言える製品です。音質、装着性、快適性、機能性、あらゆる点で非の打ちどころがありません。価格さえ許せば、万人にオススメしたい製品です。

過去、B&Oの完全ワイヤレスイヤホンは他社製品と比較しても、抜群の音質を誇っていました。それが結実したのが本製品と言えるでしょう。

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この記事を書いた人

Webマーケティングを生業にする、どこかの企業のマネージャー。あなたが使っているWebサイトの裏側で出会っているかもしれません。
このサイトは趣味で作っているものなので、仕事内容とは関係がありません。春と秋に山手線一周歩くイベント(ほぼ観光)を主催しているので、気になる方はイベントページを見てみてください。

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