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左右独立型フルワイヤレスにSONYの本気を見た!ノイキャン機能付きイヤホンWF-1000Xをレビュー!

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左右独立型フルワイヤレスの第二世代が登場

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AirPods一強だった2017年

2016年は、左右独立型フルワイヤレスイヤホンの黎明期だったと思うんです。海外のクラウドファンディングに登場した製品から火が付いて、ONKYOからも製品が出て、AppleがAirPodsを発売して、これからはフルワイヤレスイヤホンの時代だ、とそういう息吹を感じました。

しかしながら、蓋を開けてみればAppleのAirPodsが市場を独占。ペアリングの簡単さ、音の楽しさ、ケーブルがないことの自由さ、そして何より競合製品を圧倒的に引き離す低価格、と黎明期にしてAirPodsが左右独立型フルワイヤレスイヤホンの完成形を作ってしまったような状況でした。

私も実際に買ってレビューしましたが、正直、他のメーカーの製品に目移りすることはありませんでした。

他の選択肢も欲しいなと思っていましたが結局、2017年の夏まで競合らしい競合は出ませんでした。

主要メーカーから次々と登場する左右独立型

そんなAirPods一強時代に終わりを告げるべく、2017年秋には有名オーディオメーカーから次々と新製品が発表されました。いずれも10-12月に発売されるとあって、まさに怒涛の新製品ラッシュです。注目している新製品をピックアップしてみました。

SONY WF-1000X(シャンパンゴールド、ブラック)

やはりSONYに期待しないわけにはいきません。2万円台半ばと強気な価格設定ですが、なんとノイズキャンセリング機能を載せてきました。(さすがにLDAC搭載とはいかなかったようです)

JBL FREE(ブラック、ホワイト)

JBLは1万円台半ばの製品を出してきました。AirPodsと真っ向から戦う価格帯です。IPX5対応を謳っており、ランニングなどのスポーツ需要を見込んでいるようです。

Bose SoundSport Free wireless(トリプルブラック、ミッドナイトブルー/イエローシトロン)

そして、あのBOSEも左右独立型に参入してきました。ミッドナイトブルーとイエローシトロエンの組み合わせはいかにもスポーツ用といったカラーリングです。あのBOSEが作るわけですから、音質にも期待がかかります。価格は3万円近くとBOSEらしくなかなか高価な製品です。

B&O Beoplay E8

そして、日本での発表はまだ(2017年10月現在)ですが、Bang&OlufsenのファミリーブランドBeoplayからもE8が発表されました。299ユーロなので、日本円だと4万円程度でしょうか……

SONY WF-1000X シャンパンゴールドを購入!

そして10月、SONYのWF-1000Xが発売されたので購入してみました!もちろんiPhoneに接続して聴くのが目的です。

美しいパッケージをチェック

白を基調に、製品写真だけでまとめたシンプルなパッケージ。写真では伝わりませんが、パッケージにも上質な素材を使っています。期待が膨らみます。

外装を取ると、中にはクリアー素材で覆われたWF-1000Xが見えます。シャンパンゴールドにしてよかった、と思える高級感です。

クリアー素材のベールを開けると、WF-1000Xとご対面です。この整然と並んだパッケージ、かっこいいですね!

内容物は意外と多くて、WF-1000X(左/右)、充電ケース、充電用のMicroUSBケーブル、ハイブリッドイヤーピースロング(SS/S/M/L)、トリプルコンフォートイヤーピース(S/M/L)、フィッティングサポーター(M/L)、取扱説明書と使用上のご注意などのマニュアル類が付属しています。

先を急ぎます!

外観をチェック

こちらがWF-1000X本体(右)。見てください、この艶やかなゴールド。工芸品のような美しさを持っています。

左右独立型なのでもちろん、ケーブルはありません。手に乗せてもこのコンパクトさ、最高です。

左のイヤホンユニットには、電源ボタンがあります。耳にはめた際には、下向きのボタンになります。

右側にもボタンがあります。こちらも下向きのボタンです。

左右のイヤホンの内側には充電用の端子があります。クリア素材でできた半円のパーツには、ペアリングの状態を知らせるLEDが仕込まれています。

左右のイヤホンの外側には、ノイズキャンセリング用のマイク穴が開いています。

トリプルコンフォートイヤーピースは発泡シリコン製のイヤーピースで、高い遮音性と快適な装着性をもたらしてくれます。

イヤホンの質感としてはかなりの高級感があります。SONY開発陣の並並ならぬ気合いを感じます。

不評?充電用ケースをチェック

発売前の評判を読むに、どうも充電用のケースが「大きい」と不評なんですよね。あれですね、AirPodsがかなり小さいのでそれを望んでいるんですね。iPhone 8 Plusと比較してもそれなりの大きさがあるので、こういうのを気にしてるんでしょうね。杞憂ですよ。

天面には、エンボス加工された「SONY」のロゴ。印刷じゃないです。コストかけてます。

背面には充電用のMicroUSBポートがあります。

蓋を開くと、イヤホン充電用の端子が現れます。蓋は90度と140度くらいで固定できます。140度開くと後ろに倒れやすくなります。

底面にはNFCがあるので、NFC対応のスマホなら一発でペアリング可能です。

カチッというまで押し込むと、充電が始まります。

充電ケースが大きいという理由でやや不評を買っていますが、角が取れて、細長い形状をしていることもあり、ポケットやカバンの中に入れておいてもかさばらないサイズかと思います。これを不評とするにはちょっとかわいそうです。

ペアリング手順をチェック

初回のペアリングは非常に簡単です。まず、左(L)のイヤホンだけ取り外します。

先端の半円がチカチカしていたらペアリングモードです。もししていなかったらボタンを数秒押して点滅させましょう。

iPhoneのBluetoothメニューから「WF-1000X」を選びます。(撮影のために近づけてますが、実際はこんなに近づけなくていいです)

ペアリングが完了すると、アプリがインストールされていないダイアログが出ますが、後からでもインストール可能なので、これは無視してもAppStoreに行ってもどちらでも大丈夫です。

ペアリングが完了したら、右(R)のイヤホンを取り外しましょう。これで両方のイヤホンが使えるようになりました。

左右のイヤホンをAirPodsのようなNFMI(近距離磁界誘導)ではなく、Bluetoothで繋いでいるということだったので、ペアリングでコケたら嫌だなあと思っていたんですが、思い過ごしのようでした。

アプリが大活躍

先ほど、初回のペアリング直後にダイアログが出ましたが、本製品には公式のアプリが存在します。SONYのHeadphones Connectです。ここではiOS版を紹介していますが、Android版も存在します。このアプリを使うことで、WF-1000Xの機能を最大限引き出すことができるので、購入したら必ず入れておきましょう。

ノイズキャンセリングではなく、外音取り込みに切り替えることもできるので、それぞれ試してみることをオススメします。また、音質モードの切り替えができます。記述からするに、音質優先モードはAAC、接続優先モードはSBCということ。音切れがなければ音質優先モードのままで構わないでしょう。

面白そうだと思ったのは、アダプティブサウンドコントロール。これをONにすると、位置情報利用の許可ダイアログが表示されます。どうやら行動を感知して音を調整してくれるようなのですが、これはしばらく使ってみたいと思います。

WF-1000Xとアプリの連携が感が抜かれている感じがして、非常に心踊る出来栄えです。

AirPodsと比較

何かと比較されがちなAppleのAirPods。両方持っている私ももちろん比較します。AirPodsの購入当時のレビューはこちらから。

充電ケースの大きさが3倍くらい違いますね。

ただ、重さでいうと2倍もいきません。WF-1000Xの充電ケースは見た目ほど重くはなかったです。

次に左右のイヤホンを単体で測ったときの重さ。WF-1000Xの方がやや重いかなというところ。両方ともそもそも軽いという話ではありますが。

AirPodsとWF-1000Xを比較してみたところ、カジュアルなAirPods、プレミアムなWF-1000Xという印象です。

音質面で見ても、高音域が綺麗で弾むような音を出すAirPods、解像感が細かく広がりのある音を出すWF-1000X、とその性格は全く違います。

AirPodsと全く競合しないWF-1000X

価格面で見ても、1万円台半ばのAirPodsと、2万円台半ばのWF-1000Xではそもそもの購買層が違うように思えます。フルワイヤレスイヤホンの市場自体に製品が少ないため、ついつい(メーカー的にも)比較対象にしてしまいましたが、この2製品は全く競合していません。

音質をチェック

ペアリングしてみて、AppleMusicの音楽を鳴らしてみてびっくり。あれ?これBluetoothだっけ?と一瞬迷ってしまうようなキメ細かく伸びやかな音質。高音から低音までバランスよく鳴ってくれます。AirPodsでかなり不満だった低音も、これなら十分満足のいく音質になっています。

そして何より解像感の細かさからくる音離れのよさ。空間が一気に広がります。左右独立型フルワイヤレスでこれだけ鳴らしてしまうのは、さすがSONYというところでしょうか。これでLDACとか対応したらどうなっちゃうんだろう……。

まとめ

文章の端々に感じていただけていると思いますが、久々の当たりデバイスですよ。モノとしての所有欲も満たしてくれる上、AACでこれだけの音を鳴らすとは、さすがSONYです。レビューも興奮冷めやらず、かなり勢いで書ききった感じがします。オススメです!

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この記事を書いた人

Webマーケティングを生業にする、どこかの企業のマネージャー。あなたが使っているWebサイトの裏側で出会っているかもしれません。
このサイトは趣味で作っているものなので、仕事内容とは関係がありません。春と秋に山手線一周歩くイベント(ほぼ観光)を主催しているので、気になる方はイベントページを見てみてください。

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