2017年は左右独立型のイヤホンブームです。トゥルーワイヤレスの時代がやってきました。
運良く発売直後に買えたAirPods。さっそくレビューしてみたいと思います。
開封と外観
到着。Apple公式サイトで購入しました。「DO NOT BREAK SEAL」で封印されています。
Amazonばりにビニールで固定されています。
真っ白な化粧箱。Appleらしいシンプルさです。
裏面には、充電ケース付きでLightningコネクタで充電できることを示した図がありました。
箱を開けると、マニュアルと充電ケースに入ったAirPodsが登場。
AirPodsの台座の下に、Lightningケーブルが隠れています。
充電ケースの底面にはLightningポート。
背面にはペアリング用のボタンがありますが、最初に言っておくとAndroidとは接続できませんでした。そもそもBlutooth機器のリストに出てきません。(Xperia XZで確認)。
充電ケースの蓋は親指一本で軽く開きます。
AirPodsが入っていない状態で開くと、充電ケースの充電状態を示すLED表示になります。
AirPodsが入っていると、AirPodsの充電状態を示すそうで、よくできているなと思うわけです。
AirPods込みの充電ケースの重さはなんとわずかに46.0g。
AirPods片方だけだと、4.0gしかありません。軽すぎる。
他社製品との比較
先日購入してレビューした、同じくトゥルーワイヤレスタイプのイヤホンFreeStereo Twinsと比較してみましょう。こちらも充電ケースに入った状態です。大きさが全然違う……。
イヤホン本体も、洗練されたAirPodsと無骨なFreeStereo Twinsという感じです。同じ価格帯でも随分違います。
iPhoneとのペアリング
それでは、早速iPhone 7 Plusと接続してみましょう。といっても、ペアリングボタンを押すことも、設定画面から選択する必要もありません。充電ケースの蓋を開いて、iPhoneに近づけるだけです。
iPhone上にはこのダイアログが出るだけなので「接続」をタップするだけ。
これで完了です。なんの手間もいらない。
設定→BluetoothからAirPodsの細かい設定を行うことができます。
これ以降は、AirPodsの蓋を開くたび、iPhone上にはAirPodsの情報が表示され、即座に使用可能になります。いちいち電源をオンにしたりオフにしたりという動作は不要です。
驚異のiCloud連携
驚くのはさらにこれから。同じiCloudアカウントで繋がったデバイス同士なら、自動的にペアリングが終わっています。iPhone 7 Plusとペアリングした後に、MacのメニューバーからBluetoothメニューを開くと、AirPodsの表示がありました!(ちなみに、Mac上で調べたところAACで接続されていました)※なお、AirPodsが使えるMacは、macOS Sierra以上である必要があります。
Macのシステム環境設定→BluetoothからもAirPodsの設定が可能になっています。
音質と遅延
実際に様々な音楽を試してみました。低音は控えめながら、解像感が高く、音質は非常にクリア。ジャズは空気感を楽しめ、女声ボーカル楽曲は美しく、映画音楽は一つ一つの楽器の音を聴き分けたくなります。
また、Bluetooth機器にありがちな遅延もかなり抑えられており、AACで繋がっているわりには、動画と音楽の音ズレを気にすることは無かったです。「aptXで繋がってるから低遅延なんですよー」って言われても信じると思う。
最後に、AirPods発表直後によく言われていた「落ちそう」は全然そんなことなかった。耳にしっかり乗っているので、頭を相当振っても落ちるようなことは一切なかった。AirPods同士をつなぐケーブルを買うのはネタにしかなりませんよ。
まとめ
冒頭でも言いましたが、ついにトゥルーワイヤレスな時代が来たと感じます。これから各社はこぞって左右独立型のワイヤレスイヤホンをリリースしてくるでしょう。このジャンルの成功例になるであろうAirPodsは、接続機器をiOS及びMacに限定することで、その使い勝手を他社が容易に追随できないレベルに引き上げました。iPhoneユーザーなら間違いなく買いです。値段がちょっとネックですけど。