MAMORIOを、あきらめる……
落とし物防止デバイスとして「MAMORIO」を使っていたんですが、半年ほどで電池切れとなりました。
公式の交換サービスである「OTAKIAGE」を利用しようかと考えたんですが、お値段もそれなり。送料も考えると、新品が買えてしまうのでは?と思うような金額です。(もちろんOTAKIAGEの方が若干安いですが……)
Tileの新製品に乗り換えてみる
タイミングがいいというべきか、MAMORIOの競合である「Tile」に新製品が登場した(当時)ので、これに乗り換えてみることにしました。
今回購入したのは、Tile Mate(2020)とTile Slim(2020)です。
Tile Mate(2020)とTile Slim(2020)をレビュー
今回購入した2製品は、形状こそ違うもののパッケージは同一の大きさにまとめられています。ホワイトとエメラルドグリーンの爽やかなデザインです。
開封の際には、パッケージ裏面のジッパー加工された帯から開けていきます。
このジッパーを破った後から出てきたのがこの「THE SEARCH IS OVER.(探すのは終わり)」というメッセージ。MAMORIOは「なくすを、なくす」ですね。どちらも良いキャッチフレーズです。
Tile Mate(2020)とTile Slim(2020)を開けました。パッケージは共通で、中の台紙が異なるようです。
こちらが、Tile Mate(写真左)とTile Slim(写真右)。同封物はマニュアルのみです。
ここから個別に見ていきます。まずはTile Mateから。
Tile Mate(2020)を使ってみる
こちらがTile Mate(2020)。中央のTileロゴはボタンになっています。左上にはキーホルダーが通せる穴が開いています。
Tile Mate(2020)は電池の交換が可能なモデルのため、MAMORIOと比べるとやや厚みがあります。
重量はかなり軽くなっており、約7.5g。もはや何が入っているのかわからないレベルの軽さです。
MAMORIO(写真左)とサイズ感を比較してみましょう。Tile Mate(2020)も十分に小さいのですが、交換を前提としたMAMORIOの方が圧倒的に小さかったです。
ともあれ……小さければいいというものでもなく、鍵と一緒に持ち歩くので、Tile Mate(2020)のサイズでもOKです。
車のキーのような黒いデバイスは、家の鍵をオートロック化するQrioのBluetoothキーQ-K1です。便利ですよ。
Tile Mate(2020)の裏面には電池交換用のフタがあります。これを交換するのはいつになるでしょうか……。
Tile Mate(2020)とiPhoneをペアリングするのは、Tile Mate(2020)中央のTileロゴを押すだけ。
Tileはアプリと連携する必要があるので、Tileアプリをダウンロードして設定します。新しい端末を追加しようとすると、数々の端末が並んでいるのが分かります。BoseやHP、ゼンハイザーなど、Tileテクノロジーを採用した他社デバイスです
TileはBluetoothトラッカーなので、位置情報の許諾ダイアログが出ます。アプリ側から指示が細かく出るので、非常に分かりやすく設定を進めることができます。
Tile Mate(2020)が有効になりました。ここから先は特にすることはありません。あとはTileがトラッキングしてくれます。
Tileアプリ側から、お試しでTile Mate(2020)を探すチュートリアルが表示されます。Tile Mate(2020)の音はわりと大きめなので、夜に試すのはおすすめしません……。
次はクレジットカードサイズのTile Slim(2020)を見ていきましょう。
次はクレジットカードサイズのTile Slim(2020)を見ていきましょう。
Tile Slim(2020)を使ってみる
Tile Slim(2020)はクレジットカードサイズのBluetoothトラッカーです。オモテ面には、Tileロゴとアラーム用の穴しかありません。
クレジットカードと比較しても遜色ないコンパクトなサイズ感です。
クレジットカードサイズの名はダテではなく、薄すぎです。Tile Slim(2020)はTile Mate(2020)と異なり電池交換は不可ですが、この薄さを実現する上では仕方がないでしょう。
重量はわずかに15.0gしかありません。
Tile Slim(2020)も、Tile Mate(2020)同様に設定を進めていきます。
設定の進め方はTile Mate(2020)と同じ。こちらも有効になりました。
Tile Slim(2020)は、クレジットカードと一緒に財布に入れました。厚みはカード1.5枚分といったところ。Tile Slimを入れるぶん、他のカードを抜かなければなりませんが、財布もろとも無くすリスクを考えれば、大した問題ではありません。
ちなみに、この財布は「LIFE POCKET スマートウォレット」で、MAMORIO用のポケットがあります。今回のTile Slim採用でMAMORIOは抜いてしまいますが……。
Tileアプリ上では、カギ(Tile Mate)と財布(Tile Slim)が見えています。
Tileアプリ上では、各Tileデバイスの現在位置を表示することができます。
さらに過去30日間の履歴を表示するにはTile Premium(30日間の無料トライアルあり)のサブスクに加入する必要があります。
まとめ
カギにしても財布にしても、紛失してしまったときのダメージは(物理的にも精神的にも)しんどいものです。もし落としてしまったとしても、最後に見失った場所さえ分かれば、多少は解決に近づくはず。
Tileが活躍する機会がないことを祈りますが、万が一の事態には備えておきたいものです。
現在は、2022年版にリニューアルされています。