MagSafe対応のiPhoneケースが充実してきた
iPhone 12シリーズで採用されたMagSafe機構。当初、MagSafeに対応したケースはApple純正の製品くらいしかありませんでしたが、採用から2年以上が経ち、各社のiPhoneケースも進化してきました。進化したのは、もちろん「薄さ」と「軽さ」。
今回紹介するCASEFINITEの「THE FROST AIR ULTRA (MAGNETIC)」はどんなケースに仕上がっているのか、レビューを通して見ていきましょう。
CASEFINITE THE FROST AIR ULTRA (MAGNETIC) をレビュー
こちらがCASEFINITE THE FROST AIR ULTRA (MAGNETIC)のパッケージ。これまでCASEFINITEのパッケージといえば、丈夫な紙箱でしたが、中身が見えるパッケージに変更されています。


こちらがTHE FROST AIR ULTRA (MAGNETIC)ケースです。今回購入したのはスモークブラック。MagSafe対応版なので、マグネットパターンが見えています。持った感じからして、十分に薄くて軽いですね。それでいてしっかりした素材のケースです。

CASEFINITEさんのケースはどれも美しい加工が特徴ですが、THE FROST AIR ULTRAは半透明ということもあり、その美しさに磨きがかかっています。




iPhoneに取り付ける前に、他社のケースとも比較してみましょう。
薄くて軽いMagSafe対応iPhoneケースはどれだ?
iPhone 6 Plusの登場以降、iPhoneは最も大きい画面のモデルを使用しています。現在はiPhone 14 Pro Maxを使っていますが、モデルチェンジのたびに重量が微増していくので、ケースは軽いものを探しています。
私の手元にある軽量タイプのMagSafe対応ケースと、THE FROST AIR ULTRA (MAGNETIC)を比較してみましょう。左からSwitchEasy Gravity M、THE FROST AIR ULTRA (MAGNETIC)、PITAKA MagEZ Case 3です。

SwitchEasy Gravity Mは、唯一の10g台で約18.3g、THE FROST AIR ULTRA (MAGNETIC)は約22.9g、PITAKA MagEZ Case 3は約20.5gです。拮抗していますが、THE FROST AIR ULTRA (MAGNETIC)は最軽量とはいきませんでした。



単純な軽さ勝負なら、THE FROST AIR ULTRA (MAGNETIC)は3番目でしたが、軽ければいいというわけでもありません。
例えば、SwitchEasy Gravity Mはマグネットの吸着力がやや弱く、充電なら問題ありませんが、MagSafe対応スタンドに吸着させると脱落の恐れがあります。

また、PITAKA MagEZ Case 3は軽量化のため、最低限の保護性能になっており、iPhoneの保護という観点ではTHE FROST AIR ULTRA (MAGNETIC)に軍配が上がります。




どのケースも一長一短あるので、単純に軽さや薄さに気を取られず、総合的に判断するようにしましょう。
THE FROST AIR ULTRA (MAGNETIC) をiPhoneに装着してみた
THE FROST AIR ULTRA (MAGNETIC)を、iPhone 14 Pro Maxに装着してみました。ケースの薄さが約1.2mmということもあって、幅が広くなった感覚も軽微で、それでいて握りやすく滑りにくい素材なので、グリップ感が増します。

装着したiPhone 14 Pro Maxのカラーはディープパープルです。THE FROST AIR ULTRA (MAGNETIC)はスモークブラックなので、見た目も合いました。

ケースのフレームは、リアカメラよりも高くなっていて、レンズ保護に一役買っています。

前述したように、ボタンやスイッチ周りの加工精度も高く、特に困ることはないでしょう。


MagSafeの吸着力も問題なく、ディスプレイアームに吊るした状態でも、全く揺らぎません。

iPhoneをディスプレイアームに吊るした方法は下記の記事からどうぞ。

ライバルは、THE INFINITE AIRでは……?
しばらくTHE FROST AIR ULTRA (MAGNETIC)を使ってみました。軽くて薄いのにiPhoneをしっかり保護できてるし、MagSafeは期待通りに使えるし、握りやすくて使い勝手もいいし、バランスのいいケースだと感じました。
そして、似た印象を持つケースの存在、つまりTHE FROST AIR ULTRA (MAGNETIC)のライバルとなる製品に気付きました。同社のTHE INFINITE AIR(写真左)です。

THE INFINITE AIRはMagSafe用のリングが露出しておらず、iPhoneをシンプルに包み込んでくれるケースです。

iPhone 14 Pro Maxを装着した際の重さを比べると、わずかに5.7gしか違いがありませんでした。


THE INFINITE AIRも使っていますが、使い勝手のいいケースです。MagSafeのリングを露出させたくない方はこちらも検討してみてください。

CASEFINITE THE FROST AIR ULTRA (MAGNETIC) のまとめ
何も犠牲にせず、高い加工精度で、薄くて軽いケースを実現しています。しかもMagSafeに対応。新たな定番ケースの予感がしています。オススメしたいです。
ところで、みなさんお気づきでしょうか……実はここまで見て分かるとおり、THE FROST AIR ULTRA (MAGNETIC)にはブランド名どころかワンポイントのロゴマークすらありません。シンプルを突き詰めてそこまでいくとは……徹底してますね。

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- 指紋がつきにくく、汚れが目立たない
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